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腸活食習慣化プロジェクトvol.1☆秋の味覚とチーズで腸活はじめませんか?[管理栄養士監修]

実りの秋は食欲の秋。夏に落ちていた食欲がUPし、旬の食材も多く美味しい食材が手軽に手に入りやすい季節です。肌寒くなってきたこの時期、秋ならではの腸に効く食材を食べて、美味しい腸活食生活を送りませんか?

◆ 今月の腸活おすすめ食材【キノコ】

キノコ_トリミングver

キノコ水溶性食物繊維が豊富な食材で、腸の活動を活発にし、腸内細菌のエサになるプレバイオティクス (※1) を作る効果があります。

腸を刺激して便秘を予防できる食物繊維βグルカンが多く含まれており、 βグルカン特有のナチュラルキラー細胞を活性化するなどの効果は、免疫力を高める効果も期待できます。そのためキノコは栄養価が高くてかつ、腸活も生活習慣病予防も期待できる一石二鳥の食材なのです。

また乾燥のキノコの場合は、さらにビタミンDも豊富です。ビタミンDはカルシウムの多い食材と一緒にとることでカルシウムの吸収率をあげてくれますから、相乗効果で骨も強くしてくれます。

※1:プレバイオティクスとは…「大腸内の特定の細菌の増殖および活性を選択的に変化させることより、宿主に有利な影響を与え、宿主の健康を改善する難消化性食品成分」(腸内細菌学会用語集より)と定義されています。難消化性食品成分とはオリゴ糖の一部などのことで、消化の良くないものを指します。一部のオリゴ糖や食物繊維について、摂取すると、大腸でビフィズス菌などの増殖を促進し、腸内フローラを改善することがわかっています。

◆ 腸活おすすめ食材と相性抜群!【チーズ】

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チーズは、乳酸菌を含むプロバイオティクス (※2) 食材です。前述のキノコと一緒に食べると相性抜群です。

プレバイオティクスとプロバイオティクスを組み合わせて、シンバイオティクスと呼ばれており、一緒に摂取することで双方の機能がより効果的にはたらくと考えられています。そのため、きのことチーズを一緒に食べるとより高い効果が期待できます。

また、チーズは良質なタンパク質とカルシウムが豊富。チーズに含まれるタンパク質には、身体に必要なアミノ酸がバランス良く含まれています。生乳の水分を絞って作られるチーズは、栄養素がギュッと凝縮されているのも特徴です。キノコとチーズを一緒に食べることによって、キノコに豊富なビタミンDの働きでカルシウムの吸収効率を高めることができます。

ただし、チーズはカロリーも高いので食べすぎに注意しましょう。

※2:プロバイオティクスとは…「腸内フローラのバランスを改善することによって宿主の健康に好影響を与える生きた微生物」(腸内細菌学会用語集より)と定義されています。乳酸菌やビフィズス菌が有名で、これらの菌を摂取すると、腸内環境が改善され、免疫機能などを高める効果もあると考えられています。


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