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サービス創りを振り返って出てきた7つの反省点(前編)

私は社会に出てこれまで8つのサービスを創ってきました。
カテゴリーに分類してみると
・メディア:1つ
・人材:2つ
・fintech:3つ
・EC(越境):1つ
って感じです。
現在は上記のうち、fintechとEC(越境)を動かしています。おかげさまでどちらも順調に伸びてます!

さて、いろいろとサービスを創ってきたわけですがその都度反省点も出ています。そこで、2回に分けて私がしてきた後悔をしくじり先生的にまとめてみようと思います。
今回は前編ということで今の会社に入って新規事業の責任者としてサービスを創るまで、独立起業していた社会人2年目〜3年目の反省点4つをまとめてみようと思います。
お恥ずかしいお話ばかりなのですが特に若手の起業家・起業家予備軍の皆様の参考になればと思っています。

サービス創りの基本を知らなさすぎた

■反省点
「なんとなくうまくいく」という根拠のない自信だけでサービス創りをスタートした

■今はこうしてます
・定期的にサービスの成功確度を高める方法や起業をする際の注意点に関する記事を読み直す
サービスの創り方についても自分の中で仮説検証を繰り返す

既にサービスの成功確度を高める方法や起業をする際の注意点はある程度体系化されていると感じています。
アンテナを張りネットの記事やスライドシェア、本を数冊読めば、多くの人が同じようなことを言っているとわかるはずです。
基本をインプットした上で「こういう創り方をしたらうまくいくのでは?」といった仮説を立ててからサービス創りをスタートすることが重要だと考えています。
(サービスを創る前に読むべきおすすめ記事はこちら

自己満しすぎた

■反省点
サービスが誰のためにあるのか、どんな人が使うのか、その人たちにどんな価値を提供できるかに向き合いもせず、ただただユーザー数が増えることやプレスリリースが取り上げられること、SNSでサービスが拡散されることに喜びを感じていた。

■今はこうしてます
・「誰の」「どんな課題を」「どのように解決するか」をトコトン考え、ヒアリングを繰り返してターゲットユーザーの専門家になる

もちろん会員数もプレスリリースのかもSNSの拡散も重要ですがこれはグロースフェーズでの指標です。
サービス初期の段階ではターゲットとするユーザーに価値を感じてもらえるか否かがそれ以上にポイントとなってきます。
とにかくユーザーと向き合って誰よりもユーザーに詳しくなることが重要です。

マネタイズを考慮しなかったので戦略もなかった

■反省点
人がある程度集まれば売上がついてくるだろうと思っていた

■今はこうしてます
・ユーザーのニーズ検証と平行してビジネスモデルの仮説立て・検証を行う
・マネタイズをゴールにした戦略作りを行う

やっぱりビジネスとしてサービスを運営する以上、利益を上げることです。
もちろんマネタイズというゴールもないので、そこにどのように到達するかという戦略も存在するはずもありませんでした。
結局ゴールがはっきりしないとKPIも施策もブレてしまいます。
何事もしっかりとゴールを設定することが重要です。

数字の追い方がちんぷんかんぷんだった

■反省点
たくさんの指標をKPIとしていた
・ただただKPIをデイリーで眺めているだけだった

■今はこうしてます
KPIは各フェーズで多くても3つまでとする
KPIをその他の指標を組み合わせて見ることでKPIに影響を与える「先行指標」を見つけ出すし、検証する。

サービスを急激に成長させるために数値を丁寧にウォッチしていくことはサービス初期段階でも重要です。
施策やユーザーに提供する価値がぶれないようKPIを多く設定しないこと、
KPIとその他の数値を一緒にウォッチしてKPIに影響を与える「先行指標」を探し出し検証を繰り返すことがポイントになってくると思っています。

以上が前半の4つでした。
なにか皆さんの参考になれば嬉しい限りです。
後半の3つはより具体的な話になってきます。来週また書こうと思うのでもしよろしければ読んでみてください。

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