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創作(小説)に役立つ記事

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noteで出会った、ためになる面白い記事を集めました。
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#創作論

Webtoonとマンガ、企画の考え方はどう異なるのか?(後編)

はい、というわけで前回に引き続き「Webtoonとマンガ、企画の考え方はどう異なるのか?」について考えていきたいと思います。 ザックリ前回のおさらいをしますと、Webtoonの企画を考えるためにはまず「土地勘」を持つ必要がありますよね、ということで「Webtoonとマンガの状況の違い」について解説しました。 まとめると、Webtoonはマンガに比べると未成熟なジャンルで ・市場規模が(まだ)小さい ・配信先が(まだ)少ない ・認知度が(まだ)低い ・ウケるジャンルの幅が(

ログラインの作り方①・物語や小説の書き方を上達させたいなら多分これが一番速いと思います

このコラムでは、物語およびログラインの定義と、作者オススメのログラインの作り方2種について解説しています。 物語や小説の上達のためには、ログラインを作り、それを基に短編小説を書くのが一番速いです。そこで、ログラインの作り方だけでなく、実は小説に欠かせない「お楽しみシーン」や、短編小説の文字数の目安についても説明しています。さらに、その先の長編小説の書き方についても少し触れています。 ログラインとはログラインとは「物語を一文で説明したもの」を指します。プレミスとも呼ばれます

「他者ウケ」よりも「自分ウケ」

とは言うけれど、全然人の目は気にしちゃうし、SNS時代を生きる私は簡単に人の近況を知ることができる。十年以上会っていない人にも、簡単に連絡が取れる時代に「自分ウケ」を突き詰めることはできるのでしょうか。 そう思ったキッカケ小説を書いている身でして。 まだまだ箸棒(箸にも棒にも引っかからないの略)なので、「小説家です!」と胸を張って言えないのですが、それでも物語を考える過程は面白いし、文章で組み立てるのも楽しいです。 小説を書き始めたのは中学生くらいから。最初は二次創作やらの

小説にしかできないことってあるのだろうか?

これだけエンタメコンテンツがあふれている時代において、小説にしかできないことってあるのだろうか?  あります。いえ、あると信じたい。 今回は、物書きなら誰しも一度は考えたことがあるテーマ、小説の唯一無二性について作家の視点から話そうと思います。 1 まず小説の特徴を考えてみる そもそも小説ってなんでしょうか。映像、音楽、そしてドラマ。この3つを使って目と耳と心に訴える映画と比べて、小説は文章しかない。ぼーっとしていても勝手に流れてくる映像系のコンテンツと違って、小説は

小説のお悩みに本気で、全力で回答してみた

こういうツイートをしたところ、ありがたいことにたくさんの回答をいただけたので、お悩みについて私なりに回答をしてみました。 1.本気で、全力で答える 2.できるだけ悩みに沿って答える を目的にしていますが、人によっては響かないこともあるでしょう。 ただ私は本気でこう思ってますよ、とだけは伝わってほしいです。 過去の自分の作品を超えられるイメージが湧かないのですがどーすれば?  これは質問の意図が、自分の評価なのか、世間的な評価なのかに分かれますよね。自分の評価ならば、そこ