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素人が「より歌が上手く」「より歌を楽しめる」人になるための「歌畑」のお手入れ法

まだまだ「歌畑」が充分に豊かでない素人の私が日頃「歌畑」のお手入れでやっていることなど

(全て読むのに長くても20分前後です)


まえがき

音楽や歌を街の中で聞かない時はなく、世の中は素晴らしい音楽や歌でいっぱいです。

それらの沢山の歌の中でも多くの人を感動させる歌を歌っている人に対して、「あの人の歌は歌心が感じられる」と言ったりしますが、私がタイトルで言っている「歌畑」はそういった「歌心」を育てる「畑」だと考えてください。

「歌心」を感じるにも表現するにも、その基礎としての豊かな「歌畑」が必要だと思うのです。

ちなみに、私のような「歌畑」が充分豊かでない者は「歌心」を表現したり感じたりするための「歌畑」を豊かなものにすることさえ努力が必要なのです。

この歳になってここ数年で急速に「歌畑」が豊かになってきたということだけは私は感じています。

ただ、基本的に私はバカな人なので備忘録代わりにこういうことをまとめて書いておかないとすぐに忘れてしまいます。
せっかくなのでみなさんと共有したいと思います。

音楽のセンスがあって、すぐに素晴らしいクオリティで歌えるような人というのは、上で述べた「歌畑」が非常に豊かな人なんだと思います。

例えば、親兄弟の影響で小さな頃から音楽を浴びるように生活してたり、小学生の頃から合唱団に入っていたり、なんらかの楽器ができたり、部活で吹奏楽やコーラスや軽音の経験がある等々、人生の中で音楽と触れ合う機会が多かった方々なのだと思います。

最初に言っておきます。このnoteはそれらの方々が読むnoteではありません。
その人たちにとっては結構当たり前のような内容しか書かれていません。

このnoteは

・自分で一生懸命歌ってきたけど、壁のようなものがあって一歩乗り越えられない
・音程は取れるようになったけど、どこか雰囲気よく歌えない
・自分なりに歌詞の意味も把握して伝えようとして歌っているけど、何故か伝わらない
・真似してそれっぽく歌えるけど、自分のものとして歌えていないような気がする

そんな方々のためのnoteです。

ゆっくりとあなたのペースで「歌畑」を豊かにしていきましょう。
そのための道標になれると幸いです。

さまざまな音を聴いて耳を鍛える

まずは良い音で聴ける環境を用意する

いきなりの機器購入のオススメなので「なんだこれは?」って思うかもしれないですが、原音により近い状態で聴こえる機器を持っていたほうが細かな違いがわかりやすくなります。

現代はスマホやPC、ゲーム機などで音楽を聴いている方が多いと思います。
その際に直接耳に当てて使う機器としてはイヤホンやヘッドフォンが挙げられると思います。

実は私はモニターヘッドフォンを手に入れてから格段に音の違いがわかるようになりました。

有名なモニターヘッドフォンでも2万円以内であらゆる店で購入できると思います。
高いと思うかもしれませんが、モニターヘッドフォンはスタジオでのヘビーな使用状況でも長い間使用できるようにイヤーパッドだけ部品交換したり、ケーブル交換(リケーブル)をしてくれたりするショップも沢山あります。
部品交換などをしてそこそこ長い間使用できます。

何よりスタジオでプロが違いを把握するためにミキシングやマスタリングなどに使用している機器です。
とても信頼のおけるものだと思います。

これから音楽と長い間付き合っていく際に、基準となるヘッドフォンは必ず必要だと自分は思います。
モニターヘッドフォンは1つは持っていてほしいと思います。

またスマホのイヤフォンもiPhoneに付属してきたiPhone純正のイヤフォンマイクの音が意外に良く、スマホで聴く際の大きな戦力になりました。
イヤホンに対してもそれほど詳しくないですが、iPhoneユーザーならApple純正イヤホンは強力な味方です。

細かな音の違いがわかって、変に高音や低音が強調されていない、原音がしっかり聴けるヘッドフォンやイヤホンを、あなたの音楽の基準として持っていてほしいと思います。

聴いて違いがわからなければ違いを表現できない

ボーカルの「声質」を「○○のようだ」と言ってみたり、ボーカルの歌唱技術をミドルボイスとかファルセットだとか把握するにも、まずは聴いて違いがわからなければどうしようもありません。

歌唱技術や声の出し方などについては音源付き教則本やボイストレーナーの方のYouTubeなどで把握すると良いと思うのですが、まずは聴いて違いがわからないと話になりません。

自分の声でそれらの歌唱技術や声質を表現するにも、まずは聴いてイメージができないと声を作り出せません。
なので違いがわかることはとても大切です。

そのためにも、先に書いたモニターヘッドフォンなどでじっくり聴いてみる必要があると思うのです。

何度も何度もしっかり聴いてみてください。

目指す歌手の歌や、歌うまさんの歌をとことん聴く


目指す歌手の歌はおそらくあなたはその歌も好きなはずなのでそれこそ何度も何度も聴くと思います。

そこから一歩踏み出して、分析するように聴いてみてください。

・どういう声質/声色で表現しているか?
・音程の細かなとり方はどう歌っているか?
・歌唱技術はどんなものをどのタイミングでどれくらい使っているか?

思いつく限りのものを注意深く何度も聴いてみてください。

本を読む読み方に「精読」というものがありますが、いうなれば「精聴」とでも言うのでしょうか?細かく注意深く聴いてみてください。

ただ、一般的なアーティストの販売されているような音源は、加工が判別できないようなところでも細かな加工(マスタリング)がされています。
そのせいか、歌を聴いても、どう喉を使っているかイマイチイメージしづらい場合も多々あります。(自分はそう感じました)

そのため、比較的加工が少ない、いわゆる歌うまさんの「カラオケ音源」や「ネット配信」などをしっかりと聴いてみることもオススメします。

生配信だとそこまで細かくは聴けないかもしれませんが、配信の録画・録音などがある場合にはそちらをとことん細かく聴いてみてください。
それこそ、喉の動きが鮮明にイメージできる場合などもあります。

楽器の音もとことん聴いてみる

ほとんどの楽曲には伴奏として楽器の音が入っています。
ピアノの旋律やベースラインなどは、自分で主旋律の歌にハモりたい場合などに大いに参考になる音階で奏でられています。
楽器の音もとことん聴いてください。

中には「泣きのギター」や「印象的なキーボードやストリングス」、「お腹に響くリズム体」など素敵なものがあります。
そのような演奏はあなたの歌にいい影響を与えるものが必ずあります。

是非楽器の音も楽しみつつ、時には分析するように聴いてみてください。

サブスクで浴びるようにいろんな曲を聴く

スマホで楽曲を聴く場合には最近は、SpotifyやApple Music、Youtube Musicなどのサブスクリプションサービス(いわゆるサブスク)で聴いている方がほとんどだと思います。

私は、国内でのサブスクリプションサービスを最初に始めたAWAで今もプレイリストを作ったりしながら楽しんでいますが、2015年の国内サービス開始当初から利用していたことは、その後の活動に大きなプラスになりました。

まだまだ配信されていない曲もたくさんあったとはいえ、毎月定額でさまざまな音楽を浴びるように聴ける環境はとても貴重でした。

新曲が素早く聴けて、歌うまさんがカラオケで歌ってる曲の原曲もすぐに聴ける、カラオケで早く歌いたいというモチベーションがかなり高まりました。

時には、誰かが作ったプレイリストの雰囲気がよくて、その中に入っている海外の曲を有名か無名かも知らずただただ音を楽しんでみたりもしました。
とても貴重な体験でした。

SpotifyやYoutube Musicは「オススメ(リコメンド)」がものすごく優秀なので、いままで聴いてきた音楽の傾向や流行の動向などを考慮して、聴いたこともないような新しいそれでいてすごく気に入ってしまうような楽曲を素早くオススメしてくれます。

サブスクで古い曲を改めて聴いてみたりもしました。

とにかくサブスクを上手に使うことは音楽を楽しむ上でも、「歌畑」を豊かにする上でも大きな役割を担っていると思います。

歌詞を見ながら細かく聴いてみる

歌詞を見ながら、「アーティストや歌うまさんがどのように歌詞を歌っているか?」をホントに細かく聴いてみてください。

私は良い歌は「歌詞とメロディの幸福な結婚」(ちょっと誰の言葉だったか忘れました)だと思っていて、歌詞だけよくてもメロディだけよくてもそこそこ良い歌ですが、本当の良い歌とは、歌詞もメロディも融合しあって素晴らしいものとしてそこにあるものだと思っています。

その意味からも、歌詞を見ながら曲を細かく聴いてほしいと思っています。

私はどちらかというとメロディ優先で歌が好きになる人なのですが、歌詞にハマる場合も最近多くて、ホントに歌詞というかコトバの力を感じない日は無いです。

歌詞をどう伝えてどう歌っているか?そこに注目して歌を聴いてみてください。

日本でサービスされているサブスクのほとんどは歌詞が見られるようになっています。
せっかくなのでサブスクの歌詞も積極的に利用しましょう。

ただ、サブスクの歌詞は、歌詞を提供する会社の歌詞を利用している場合があって、CDの歌詞カードのような正式なものではない場合があるので間違ってないか注意が必要です。

歌詞の中のわからない単語や外国語は積極的に辞書をひきましょう。
わかっていると思える語句でも重要な場面で使われている語句は辞書で再確認したほうがいいように思える場合もあります。
できればインターネットの語句検索ではなく、カシオのExWordとかの電子辞書で百科事典なども含めて網羅的に検索したほうがいいかもしれません。(私はこのために電子辞書を買う予定です。。)

「ココロの耳」を鍛える

あなたは、「音楽を聴いて鳥肌が立った」という経験はあるでしょうか?
理屈など関係なく、ただただ聴いているだけで全身の感覚がザワザワして皮膚に鳥肌が立つ。

こんな経験があるヒトは、多分これから音楽をやっていく上でアドバンテージが非常に高いと私は考えています。
余計な事を考えずにただただその「鳥肌が立った」感覚を追い求めると思うので。

私の「初鳥肌」(笑)はいつだったでしょうか?
もう覚えていませんが、比較的最近(数年以内?)だったような気がします。
楽曲をいろんなシチュエーションで沢山聴いてみて初めてそれが起こった気がしています。

是非、その「初鳥肌」目指していろんな楽曲をいろんなシチュエーションで聴いてみてください。

「歌を聴いて泣いてしまった」という経験はあるでしょうか?
歳をとって涙もろくなったのか私は最近しょっちゅう泣いています。。

こういった経験のある人も、多分これから音楽をやっていく上でアドバンテージが高いと思います。


いろんな声を出してみる


声まねをしてみる

歌に限ったことではないですが、「声まね」をしてみることは、自分の発声の幅を広げる上で非常に大切なことだと私は思っています。
耳で聞いた声にできるだけ似せようと工夫することや、そこそこ似た声を出せるようになった場合はその出し方の感覚を覚えておくことが重要です。
できれば録音したほうがいいと思いますが、いろいろと試してみることが最も重要(通常でない喉の動かし方をさせることが重要)なので、知り合いや家族に聞いてもらうとかでもいいと思います。

声まねは、ヒトの声に限らず、動物などの声やモノの音などもとても練習になると思います。

ヒトの声にしても動物などでもそんなに真剣に「真似しなければ!」って感覚ではなくて、遊び感覚で「声まね」が「できたらいいや」くらいの気分で楽しんでみてください。


いろんな声色や歌い方で歌ってみる

声の出し方にはいろいろな名前がついていると思いますが、一旦それらの名前は置いておいて、とにかくいろんな声色で同じ曲をいろんな感じに歌ってみるのも良い経験だと思います。
好き勝手にいろんな「声色」で歌ってみてください。
ただし、必ず「録音」して歌ってみてください。

もしくは、アーティストの発声や歌唱技術をめっちゃ細かいところまで完璧に真似て歌ってみる。
発声のしかたの名前や歌唱技術の名前はこの場合はどうでもいいです。
とにかく実直に聴いた声を素直に真似る。
多分こちらのほうが実用的だと思います。
必ず「録音」してください。

スマホの録音機能や、nanaやPOKEKARAやKarastaなどで歌って録音を非公開にするのが手軽だと思いますが、カラオケ店に行ってDAM★ともやうたスキで録音や録画をするのも一つの方法だと思います。
スマホで録った場合とカラオケ店で録音した場合の録音を聞いてみると結構違いがあったりします。
いろんなシチュエーションで録音してみてください。

録音を聴くと、さまざまなことを感じたり気づいたりすることがあると思います。
その「感じたこと」や「気づいたこと」が大切だと思います。

何度も何度もいろんな曲を歌ってどんどん録音して、録音を細かく聴いてください。
後でそれを、ボイストレーニング教本やYouTubeなどで、どんな発声なのかどんな歌唱技術なのかを確認しておくのもいいと思います。
確認しておくとトレーナーの方などに簡単に話が通じるようになると思います。


男性の方は女性のようにいろいろな声色や声まねなどを多用して会話してみる

私は、「女性は歌が上手い人である確率がホントに高い」と思っています。

これは女性は日常会話の中で、嬉しそうだったり楽しそうだったり悲しそうだったり面白そうだったり、それこそさまざまなトーンの声で華やかに話をしているからだと思っています。
時には「声真似」や「叫び声」なども交えながら多彩な声をあやつって会話を楽しんでいます。

そのさまざまな声での会話がものすごく歌での発声の練習になっていると思うのです。
男性は人にもよると思いますが、女性ほどまでには多彩な声を出して会話していないと思います。
一歩殻を破って、さまざまな声で会話してみるといいかもしれません。

女性はホントに会話というか歌というか「話しコトバ」でのコミュニケーションが上手いですね。
女性は空気を読むのも上手いと思いますし、言語外コミュニケーションの能力も高くて、ホントに歌うために生まれたヒトだと思ったりすることもあります。

自分のどんな声が「勝負声」か把握する


自分でいろんな声で歌ってみた録音を聞いていると、自分の中で「これいいんじゃない?」って声に出会う時があります。
これはこれで大切にしてください。

ただ、「他人からの評価」も大切です。
どのような声があなたの「いい声」なのか、信頼できる方々に訊ねまくってください。
人間関係を壊さない程度に。。。

他人の評価と自分の評価が同じ人は幸せですね。
そのまま頑張ってください。

もし仮に他人の評価が自分の評価と違ったら。。
私は、自分の評価を信じる人を応援したいです。
いつか、あなたにみんなが振り向くと思うのです。研ぎ澄ましてください。

さまざまな楽曲で歌うための体力を鍛える


リズムについていけてないのは脳にリズムに対するイメージができていてないから


ここからは「歌うための体力」の一つである「脳」を鍛える話です。
難しいリズムの曲で、何度も何度もつまずく人(私など)は、脳がリズムに対応できてない状態にあります。
いきなり難しいリズムの歌を歌おうとしても私などは特に無理です。
私の場合は、そのリズムを鼻歌で再現できるまで、とにかく楽曲を聴きまくります。
楽曲を聴きながら体をリズムにのせてユサユサと揺すったりします(見た目怪しいですが。。)
リズムにのせて手を叩いたり、指をトントンするのも人によっては効果的だと思います。

とにかく、頭の中(脳)で、リズムを再現できる状態にするのがまず第一段階として必要です。
脳で再現(イメージ)できないものには脳は間違った指示しか出せません。
まずは脳をリズムに慣らして、自分でリズムを再現できるようにします。
真新しいリズムの曲などはココが一番苦労します。。。

どうしてもイメージができない場合は、一度メトロノームアプリなどに合わせてリズムのイメージを基本から練習し直すのもいいかもしれません。
歌にはメロディという音程の時間的変化の流れがあるのでもちろんリズムをきちんととる必要があります。
モノによってはグルーブ感を出したりもしたい時があったりもします。
そんな場合にも基礎的なリズムをとる能力はきちんと鍛えておく必要があります。
脳が正確にリズムを刻めるようにきちんとトレーニングしてあげる必要があります。


口が回らなかったり喉をコントロールできなければ難しいリズムを歌えない

次に「歌うための体力」その2「表情筋などの口の周りの筋肉や、喉を動かす筋肉を鍛える」です。
私は「滑舌」が悪いので「早口」の曲などは、だいたいがしどろもどろになります。
とにかく、「その曲を歌うための口が回ればなんとかなる」と思って、何度も何度も歌います。
音程の急激な変化や、表声から裏声にスイッチを繰り返すような楽曲では最適なタイミングで喉をコントロールすることも必要です。
もうこういったことは「トレーニング」なので、裏技とか通じないので、愚直に何度も歌って繰り返すしか私は方法を知りません。

ボイストレーニングは私は行ったことがないのですが、「この曲が歌いたいから、このリズムや喉や口の動きをトレーニングしてほしい」って要求に真摯に応えてくれる場所なのならとても行ってみたいです。

歌の体力がついてきたら一旦振り返ってイメージの再構築


こういった歌の練習を繰り返しているうちに「あれ?なんかできてる?」といった感じで急に全部が上手くいったように思える時が来ます。
そうなってきたら一旦録音します。

原曲とその時点での自分の録音を交互に何度も聴くと不思議なことに、今まで頭の中でイメージしてた楽曲のイメージに対して更に細かいところまで考えが及ぶようになって新しいイメージができます。

新しくできた楽曲のイメージに対して、さらに歌ってトレーニングを繰り返して録音して、また繰り返してといった感じでひたすらイメージしてトレーニングしてを繰り返していきます。

特に難しいリズムの曲は私はこうやって何度も何度も練習を繰り返しています。
難しくないリズムの曲でも、どう抑揚をつけるか?どう歌唱技術を盛り込むか?どうロングトーンを活かすか?などなど、結局録音して聞き返して原曲聴いてを繰り返すことになります。

このように録音して自分で聴いて原曲を聴き直してということを何度も何度も繰り返すようになってくると、次に新しい曲を覚える時にそんなに苦労せずに覚えることができるようになっている自分に気づくと思います。
よく「私は歌を覚えるのが早い」と言う人がいますが、才能も多少は影響するとは思いますが、みんなこのような努力を積み重ねた過去があるので、結果として「歌を覚えるのが早く」なるのです。

まあ、私は今でも歌を覚えるのが遅いほうだと思うのですが。。。


物理的な体力(肺活量や筋力)も必要

歌を歌う上で、本当に多彩な表現をするためには、脳や口の周りの筋肉喉の周りの筋肉などを鍛えるだけでなく、肺活量を上げたり体幹を鍛えたりすることも最終的には必要になります。
まだ歌を始めたばかりの方はまだまだ十分に間に合います。
今からでも、ランニングや腹筋や体幹を鍛えるようにしましょう。
これは私自身にもいましめながら言ってます。
私は全然ダメなオヤジなので、ここから一気に鍛えても間に合わないかもしれませんが、努力してみようと思います。


謙虚に作者やアーティストをリスペクトする

ー音ー音一言一句きっちり真似る

私は素人なので、まずは作者の一音一音一言一句きっちりおさえて歌うようにしています。
間違いがあるのは仕方ないですし滑舌が悪くて歌詞が伝わりづらいのはありますが、できるだけ間違いをなくして滑舌も良くしてまずは真似をしっかりしています。
声質はどうにもならないですが、せめて歌全体の雰囲気でも真似るようにしています。
まずは徹底的に聴き込んで徹底的に真似て歌うようにしています。

「その歌が好き」ということを全身で伝えるために徹底的に真似ましょう。

一音一音間違わない為に、カラオケの採点を利用するのも一つの方法です。
ただし、原曲を聴いたらわかると思うのですが、原曲のアーティストが採点の音程バーのように真っ直ぐに音程に対して声を出している歌は少ないと思います。
あまりのめり込みすぎないように、参考程度にどうぞ。

一言一句きっちり真似るということは、ある程度は滑舌良く日本語でハキハキと発声することが正解の場合もあります。
ただし、外国語の歌詞などでもよくあるのですが、音のつながりを省略して発声したりと、必ずしも歌詞どおりが正解であるとは私は思いません。

一音一音も一言一句も原曲でアーティストが歌っているものが全てです。


リスペクトした上で自分を表現する

私は原曲を自分なりに充分に「再現」できる状態になってはじめて次の段階の「自分を表現」できる状態になると思っています。
私はまだまだです。
でも自分を表現することも大切です。

その曲であなたは
何を伝えたいのか?誰に伝えたいのか?いつ伝えたいのか?どこで伝えたいのか?どう伝えたいのか?

こうなってくると私なんかの文章を読むよりプロの方々の話を聞いたり読んだりしたほうがよりタメになると思います。
どんどん深めていってくださいね。

歌詞やタイトルなどの意味を考える


歌詞は作詞家の思い

韻をふんだり多少の調整はありますが、歌詞は作詞家の思いです。
できるだけ正確に意味を受け取りましょう。

私はメロディ優先で楽曲を選ぶ癖が強い人なので、最近までココが弱くて(恥ずかしながら今も弱いです)はっきり言ってバカでした。
意味のわからないコトバは、最初はインターネット語句検索でもいいので意味を調べましょう(私はExWordを買う予定です)
ココに関して私は全然レベルが低いのでみなさんのほうが数段優れていると思います。
とにかく私は辞書をひきたいです。

語句の意味がわかったら次は曲全体として何を言っているかを把握してください。
ずっと別れを連想させる歌詞を歌っていながら最後に「会いたい」とか歌ではよくあると思います。
私のような浅はかな者が例を挙げて伝えようとすると雰囲気丸つぶれになると思うので、とにかく歌詞に歌われている人やモノや気持ちが結局何を伝えているかをあなたなりの解釈でいいので考えてください。
私はホントにココも弱いです。
頑張ってます。


タイトルの意味を考える

歌詞の思いにピタッとハマるタイトルの曲は安心できますよね。
一方、歌詞の内容とタイトルの意味に微妙な違いがあったり、時には正反対の意味の曲もあります。
これが結構あって私は悩んだりしてます。
いろんな意図があるのだと思います。
意外に単純なことなのかもしれません。
愚直に悩みます。


タイアップ曲やアニソンは、ドラマやアニメもきちんと観る

いやこれめっちゃ大事だと思います。
これなしで歌うのと観て歌うのとは雲泥の差があると自分は思っています。


アーティストや作詞・作曲者の記事をよく読む

その曲への想いなどが書いてあることがあります。
好きなので自然と目に入ってくるという方々のほうが多いとは思いますが、作者や歌手の方々のコトバも重要です。


知り合いが歌っている時は何故その人がその歌を歌ったのか考える

配信者さんが自由に曲を選んで歌ってる時の曲は宝物

ネット配信などでカラオケ配信などで歌ってくれている方の歌を聴く機会も最近は多いと思います。
配信者さんが歌ってくれる曲は宝物です。
何か気づくものがあると思います。
大切にしましょう。

もちろん配信録音を公開してくれてたりしたら録音も大切に聴きます。
配信では聞き逃していたり見逃していた配信者さんの思いを拾えたりします。


オフ会などで歌われる曲も宝物

カラオケのオフ会などで参加者の方々が歌ってくれる曲も名曲揃いだと思いませんか?
その人の選曲に感謝です。
公の場でもオススメできるくらいその人が好きな曲を教えてくれるってステキなことです。
何故その人がその曲を好きなのかを少し考えてみるといいのかもしれません。


周りの人はあなたの歌の先生

歌だけにとどまらず、周りの人のあなたに対する付き合い方・あなたに対する態度は全てあなたが歌う上でとても大切な教材になります。
関わりの中であなたが思うこともさまざまなものがあると思います。

別に歌で表現する必要もない場合もあるとは思いますが、そのような場面の気持ちにぴったりな歌はおそらく既に世の中にあります。
その歌を探す行為もきっと楽しいと思いますよ。

カラオケ会社さんのサイトも充実していて、歌詞の一部からでも楽曲が検索できたり、もちろん一般的な検索エンジンでも、歌いたい気持ちを表す語句を入れると、曲を検索することもできます。
ステキな時代になりましたね。


何のために歌うのか意識して歌う


歌いたいことを意識して歌う

いろんな思い(単純に楽しいとかその曲が好きなども含めて)があって歌を歌うものだと思います。

自分がその歌で何を伝えたいか?
歌いたいことはなんなのかをはっきり意識して歌ってみてください。
多分伝わると思います。
意識しないで歌うのと意識して歌うのでは全く伝わり方が違います。

自分の場合はそう思って録った動画は再生数が比較的多くなる傾向があります。
再生数が大切なわけではないですが、「多分伝わってくれたかな?」ってほのかに思えるのが幸せです。


伝えたい人を思い浮かべてその人に向けて歌う

多分これが一番大切なのだと思います。
「あの人に伝えたい」
歌を歌う上だけじゃなくて人の営みの上で最も強力な力の源だと思います。

結局歌は楽しむものです


いろいろ考えて悩んで聴いたり歌ったりもしますが、結局歌は音楽なので楽しむものだと思います。
みなさんのペースで、ゆっくりだったりいそいでいたり深かったり浅かったり優しかったり厳しかったり大人っぽかったり子どもっぽかったり笑っていたり悲しんでいたり怒っていたりいたずらっぽかったりいろんな方法で歌を楽しんでください。

あなたの色で歌うことが大切です。
あなたの歌いたいように歌うことが大切です。
みんなと同じようである必要はないです。
同じような場合は無理に変える必要もないです。
装飾や重厚な表現が好きならそう歌うのがあなたの色です。
装飾のない簡素な表現が好きならそう歌うのがあなたの色です。
作者に感謝してあなた自身の思いを伝えるように歌ってください。
ひょっとしたらあなたが作者になってあなた自身が歌うかもしれません。
もっともっとあなたらしく歌ってください。
好きなものは好きでいいと思います。

そんなあなたの歌が誰かのココロに届くかもしれないし、あなたの歌に救われるヒトもいるかもしれないし、ひょっとしたら世界を変えるかもしれないです。

歌はそんな可能性のある楽しいものだと私は思っています。

まとめ


今までの内容からだと「何だ単なる歌の練習法じゃない?」って思うかたもいると思います。

私は練習のためではなく、「歌自体をもっと楽しみたい」という気持ちでこういったことをしています。

歌を楽しみたいからこういうふうに聴いて
歌を楽しみたいからこういうふうに声出して
歌を楽しみたいからこういうふうに鍛えて
歌を楽しみたいから作者をリスペクトして
歌を楽しみたいから意味を考えて
歌を楽しみたいから歌ってくれた人に感謝して
歌を楽しみたいから伝えたいことを意識して

結局「歌を楽しみたい」ヒトなのです。

みなさんも思うように歌を楽しんでくれると私も嬉しかったりします。


あとがき


世の中が世知辛くなって、カラオケで好きなように歌うだけでもいろいろと言ってくる人もいると思います。
私などは基本的にバカなので、よく考えないで火の粉を払いたくて言ったコトバで結構矢面に立たされる場面も多かったりします。
結局、自分や自分の歌に好意を持たれるのも悪意を持たれるのも自分ではどうしようもない面もあるのだと思います。

歌を作ってくれた人への感謝を忘れずに楽しんで歌っていきましょう。

自分は男なのですが、実はカラオケ人口は男性のほうが圧倒的に多いのです。
女性は上手い人が多いので、意外なことと思われるかもしれません。
確かに学生の頃は女性の方がカラオケ人口は多いのです。
理由はわかりませんが、女性の方々も一生涯通じて歌と付き合っていられる時代が来るといいなと思っています。
一方、男性である私ですが、どっか単純で勘違いしてるんじゃないかな?って部類の大バカでした。
多分今もかなりバカです。
いろんなことがきっかけで「大バカ」から「かなりバカ」くらいにはなったので、せっかくなので歌心を育てる「歌畑」を豊かにするために、真剣に取り組んできた方法を書き連ねてみました。

私が小さい頃大好きだった歌は「みんなの歌」で流れてた「オランガタン」という歌です。
懐かしいようなクセになるような不思議なメロディにのせて「誰もが他の色を認めない」から「不思議な色の幸せの世界」になる歌です。
今でも大好きで、先日サブスクで発見して狂喜乱舞しました。

歌に対して「こうじゃなきゃいけない」なんて正解もないと思うので、私のような素人の語ることなんて適当に参考にして適当に無視してどんどん楽しく歌ってくださいませ(^^)

このnoteで書いていることは頭でっかちに分析してるみたいに思えるかもしれません。
私の考えが浅くて全然足りないように思えるかもしれません。

その人の歌に対する姿勢も千差万別だと思います。
いろんな人の歌に対する姿勢がもっともっと公開されると嬉しいなと少し思ったりしています。

「歌はいいねぇ〜 そう感じないかい?」

2021年1月吉日

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