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九星気学とは? ~能動的に運命を創る東洋的テクニック~

「九星気学」とは東洋思想をもとにした、自分が望む方向へと運命を作っていく東洋思想的テクニックのこと。

なかなかに胡散臭い話ですが、こう言えば興味を持ちやすくなるかもしれませんね。

徳川家康が天下人になって、江戸幕府が300年以上も続いたのは九星気学を実践したから。
松下幸之助さんや中曽根元首相が歴史に残す偉業を成し遂げたのも九星気学を生活の中に取り入れていたからです。

少なくとも徳川家康は気学を戦国乱世で生き残るための術として活用し、気学の秘術を使って300年もの安泰の世の基礎を築き上げました。
それは後の歴史が証明しています。

(ちなみに中曽根元首相の動きや自宅への引越しなどからも中曽根元首相が気学を実戦していたことが伺えます)

「占いじゃないの?」
「吉方位に行って運気を上げる方法でしょ」
「風水みたいに家相がわかる方法だよね!」

と思われる方も多いでしょう。
それらはあくまで九星気学を応用した"テクニックの1つ"です。

九星気学とは、それらをすべて統合し。今生での願望成就を果たすための自分が望む運命を自らの行動で創っていくための東洋思想的技術体系の総称のことであり、占いではなく「東洋思想的な生き方」の指針そのものです。

厳密には気学を学び実践する人――は占い師ではなく、気学家(きがくか)と呼ぶべきモノなのです。

九星気学とはそもそも何?

(クラブハウスにて不定期で朝8:30から九星気学講座を行っております!)

九星気学とは上記の太極図を理想とし。「陰」と「陽」と「土」「火」「木」「金」「水」のバランスが取れた"自然との調和"がとれた存在を目指す生き方のことです。

九星気学の考え方のベースに「東洋思想」があり、その東洋思想の理想の実現のために私たちの世界に満ちている「気(エネルギー)」を食事(薬膳・東洋医学)や移動(吉方位)、考え方(仁・義・礼・智・忠・信)から取り入れて、調和の取れた人になる――仏教的に言えば"悟り"を開いた状態にすることこそが九星気学の最終目的です。

その最終目的の道中に、金運アップや恋愛運アップ、心身ともに健康になるなどの作用があり、今生での願望成就に気学を役立てることが出来るのです。

そのための方法論をわかりやすく理解するためにすべての物事を「陰」と「陽」とに分け、さらに細かく分類し、運用をしていくのが九星気学です。

それでは東洋思想と根本を同じくする「陰」と「陽」と「木」「火」「土」「金」「水」について解説して参りましょう。

「陰」と「陽」とは?

こちらの記事でもかんたんに取り上げていますが、東洋思想ではすべての物事を陰と陽の2種類にざっくりと分類します。

まず「陽」とは……

太陽、天、昼、明るい、陽気、満、男、強、動、奇数など

上記なような分類上の意味となります。

もっと厳密に言えば「天(太陽)がもたらす気の働き」を帯びているもの。あるいは「天(太陽)がもたらす気の働き」に属するエネルギーが強いもののことの総称です。

次に「陰」とは

地、月、夜、女、暗い、欠、静、偶数

上記なような分類上の意味となります。

もっと厳密に言えば「地(月)がもたらす気の働き」を帯びているもの。あるいは「地(月)がもたらす気の働き」に属するエネルギーが強いもののことの総称です。

なお、陰も陽もどちらが良い悪いはありません。

だから「陰キャ」「陽キャ」で陰キャが悪いという風潮も「陰気」「根暗」だとかいう分類で人を評価することも決して良い風潮ではありません。

また太極図のように陰の中にも陽があり、陽の中にも陰があり。さらに陰が極まると陽になり、陽が極まると陰になるのです。

この太極図は陰が巡る「陰遁(いんとん)」。陽が巡る「陽遁(ようとん)」。それぞれの巡りのバランスの取れた一瞬の刹那を表しており、陰気も陽気も常に一定にはなく「生旺墓(せいおうぼ)」のリズムでそれぞれが生まれ、強まり、死に。さらに生まれ、強まり、死に――を繰り返しています。

厳密には、さらに「三才(天人地)」「中庸・過・不及(ちゅうよう・か・ふきゅう)」のリズムがあるのですが、とにかく全ては陰・陽に分類され、陰陽は常に一定ではなく、陰の中に陽があり。陽の中に陰がある。
巡り巡りて陰から陽が生まれ、陽からまた陰が生まれ循環しているという事を覚えていてくださればOKです。

五行とは?「木」「火」「土」「金」「水」のリズム

陰陽五行の五行とは、5つの気が行(めぐる)ということ。
この中で、実は唯一イレギュラー的な存在なのが「土」であるため、土気を除いた「火」「木」「金」「水」について先に語ることとします。

さて「火」「木」「金」「水」は実は四季を表す符号だということをご存知だったでしょうか?

表にすると次のようになります。

このように四季の働きをわかりやすく分類したものが「火」「木」「金」「水」です。

加熱性とは春の寒さの中にある暖かさ。最熱性とは、夏のもっとも火気が強い状態のこと。
伸長性とは草木が成長して伸びていく状態であり、春と夏には植物が生い茂る状態を「伸長性」と呼びます。

加冷性とは秋の中にある寒さと暖かさ。寒冷性とは冬のもっとも寒い、強い状態のこと。
収斂(しゅうれん)性とは、植物がそのエネルギーを種子に溜め込んでいく作用であり。外収斂内燃性とは外気から得たエネルギーを発芽のために溜め込んでいく作用のこと。

上記のように木火土水とは「四季の気温」と「植物の成長の過程」にそれぞれ「火」「木」「金」「水」の記号を当てはめています。

それでは「土」とは何かというと「場(フィールド)」のこと。

例えば地球以外の場所では、四季は存在しえない。或いは、私たちの想像とはまったく違う形で存在することになるでしょう。

しかし、地球でなければ今のような四季は存在し得ない。すなわち四季とは「地球(土)」の上で太陽と「熱」と宇宙からの「冷却」によって生まれるつなぎのようなモノであり、天の気と地の気が交わって土気となります。

この土気が強くなる時期を「土用の日」と呼び、気学では温泉には入らない方が良いとされています。

閑話休題、話がずれてしまいましたが……。

つまり「木」「火」「土」「金」「水」とは"母なる大地"の上で成り立つ四季を図解にしたものなのです。

図にするとこんな感じです。

すなわち陰陽五行とは、太陽によって温められ、宇宙の冷却作用によって寒冷される地球の上で成り立つ四季をわかりやすく記号化し。
その陰陽、木火土金水を「性質」や「用途」によって分類することによって活用し、運用する方法論の総称なのです。

木火土金水にはそれぞれ相性がありますが、これはポケモンの相性と同じで下記の表を元に「●●の方角に行きなさい」と行ったり「火気が多い(火気旺盛)から、水を多く飲んでください」とアドバイスができるようになります。



また、これを身体に当てはめ身体の中の陰陽五行のバランスを整えるために針を刺したり、薬効のある食べ物や鉱物などを煎じて飲んだりして、身体を健康な状態に整える医術のことを「東洋医学」と呼び。

木火土金水のそれぞれ性格や象徴となる臓器や属性的な出来事(象意)を使って性格や相性を分析すると今度はこれが「易経」となります。

吉方位採りとは?

なんとなく東洋思想とはどんなものかをご理解して頂けたかと思います。

「さっさと吉方位採りの方法を教えろよ!」と思われた方も多いかもしれませんが、せめて五行ぐらいわかっていないと正しく吉方位を出すことは出来ません。

念の為ここでお伝えしておきますが……

人それぞれ吉方位は異なりますし。年だけでなく、月、日ともっと言うと時間によって行ける方角は異なります。

さて、吉方位採りとは自分が生まれた生年月日から九気を割り出し。その割り出した九気の属性「木火土金水」に即した自分と相性が良い気を採ることで運気を上げることが出来る九星気学のテクニックです。

九星気学の効果としては……

金運、恋愛運、仕事運、恋愛運など全体的に運気が上がりやすくなります。
もっと胡散臭い言い方をすると、自然と調和が取れた人に知らぬまになっていきます。

なぜなら、吉方位とは自分にとって相性が良い五行の方角に行くことだから。
自分の中に内在している悪い気を良い気を採ることによってデトックスし、悪い気を出し尽くすことで人間性――ひいては霊格すらも上がっていくと考えられているからです。

そのための方法論の1つとして吉方位採りはあります。

「祐気」と「剋気」重なり折り合う良い気と悪い気

九星気学では自分にとって良い気を「祐気(ゆうき)」と呼び、逆に悪い気を「剋気(こっき)」と呼びます。

祐気……自分にとって良い気、助ける気、内在する良い気の総称

剋気……自分にとって悪い気、剋する気、内在する悪い気の総称

吉方位先で行ける「祐気」「剋気」には個人差があります。
それは正しく理解して気学を運用しないと、まったく逆の効果になってしまうということを意味します。

人は生まれ持って「本命」「月命」「宮命」ごとにそれぞれに「祐気」と「剋気」をそれぞれ内在しており、その内在する祐気量と剋気量は人によって異なります。

そのため同じ生年月日でも個性が異なるのは、個々人の祐気量と剋気量が異なるからです。

ただし、大きな括(くく)りでみた際の「本命」「月命」「宮命」は共通しているので"採れる気""今生の課題"は共通しています。
(九気の大まかな祐気・剋気のこと)

九星気学で語られる「吉方位採り」とは、自分にとって良い「祐気」が回っている方角に行き、良い気を摂取し。自分の運命を切り開いていく「開運行動」のことなのです!

やってはいけない閉運行動。凶方位採りにご注意を!

なお1度の吉方位採りで全てが良くなるワケではありません。
毎月足繁く、吉方位先に通い良い気(祐気)を採り続けることで運気は上がります。

凶方位とは、その逆で自分と相性が悪い気が回っている方角のこと。

五行には、先にも触れましたがそれぞれ相性があり、自分にとって相性が悪い方角に行くと剋気を採ることになり、最悪の場合死に至ります。
(信じる信じないは人それぞれですが)

自分の気と相性が良い五行の気を「相生(そうしょう)」と呼び。相性が悪い五行の気を「相剋(そうこく)」と呼びます。

※上記は九紫(火気)を中心に見た際の相生・相克の図です。

さらに剋気には自分にとって相性の悪い気だけでなく、特定の条件下で発生する6つの大きな剋気があります。

まず硫黄のように殺滅作用が強い五黄が回っている方角を「五黄殺(ごおうさつ)」と呼びます。
この「五黄殺」の気を採ってしまうと自滅・破滅を呼ぶことになるとされています。

また五黄殺の反対側を対中(たいちゅう)と呼ぶのですが、五黄の対中を「暗剣殺(あんけんさつ)」と呼び、同じく剋気として恐れられています。

暗剣殺は、他者や外側から厄介な出来事が降ってきやすく、自分の内在する悪い気によって他者に殺される――ようなことが起きると言われています。

個人的には内在する剋気のデトックスと捉えて頂きたいですね!

次に中国では古くから「人が犯してはならない方角」がこの世にはあるとされ、そこには「歳破神(さいはしん)」がいると伝えられています。
気学では一般的に「破れ」と呼ばれ、その歳破神が鎮座する「歳破」の方角は毎年変わります。

私の流派では通常の1000倍の剋気にあたると考えられています。

歳破とあるように、これも年月日時間によって場所がコロコロと変わり、それぞれを「歳破(さいは)」「月破(げっぱ)」「日破(にっぱ)」「時破(じは)」と呼び、吉方位採りの際には避けるようにしています。

そして、最後に「本命殺」「本命的殺」をご紹介しましょう。

自分の個性が強まりすぎてしまうと、周りの人からやっかまれることがありますよね?
そんな風に「自分の悪い個性が強くなる」、自分の本命(生まれ年の気)の方角のことを「本命殺(ほんめいさつ)」

その本命の反対側の対中の方角を「本命的殺(ほんめいてきさつ)」と呼びます。

つまるところ、九星気学の禁忌とは

・歳破(月破、日破、時破)
・五黄殺
・暗剣殺
・本命殺
・本命的殺
・剋気(自分と相性の悪い属性の気)
・正位置対中※

※ややこしいのでまた別の機会にご紹介します。

上記の六大凶殺(ろくだいきょうさつ)へと赴くことなのです。

ちなみに儒教(じゅきょう)で言うところの五徳(仁・義・礼・智・忠・信)を犯すことも同じく「剋気」を自分に生むことになり、凶方位に行くのと同じぐらい心身共に悪く、運気を下げることになりますよ。

気学盤で何がわかるの? 起こることを予測する気学の妙味

最後に九星気学で吉方位先を算出したり、明日何が起きるのかを予測するために使う「ツール」を気学盤と呼びます。

気学盤とは下のような八卦図のこと。

※気学では北と南が逆になっています。

これは「後天盤(こうてんばん)」と呼ばれ、どの方角に、どの気が鎮座しているのかを示します。
(対となる「先天盤(せんてんばん)」もありますが、ややこしくなるのでここでは割愛させて頂きます)

この後天盤の上に、鎮座する気は年・月・日・時間でぐるぐると変わっていきます。
九気の動きには規則性がありますが、その動きは電子の動きのようにジグザグとした動きをしており、その動きの理由は謎に包まれています。

(個人的にはミクロ的な動きとマクロ的な動きには共通点があり、電子という極小の動きは「物質界」全体で見たときに同様の動きをするのでは――と推測をしています)


こうして巡る九気が「どこに」「どの場所に」「対になる気は何か」によって、どのようなことが起きるのかを予測することが出来ます。

中宮・同会・被同会で予測する気の巡り

先に軽く九星気学には「年盤」「月盤」「日盤」「時盤」の4つがあり、それそれが巡航しあっています。

それはまるで星の巡りのように、ぐるぐると周り、折り重なっているのですが、その際に「地球全体に大きな影響を与える」のが中宮に位置する気です。

画像にあるように中宮に位置する気が年盤であれば「その1年」。月盤であれば「その1月」、日盤であれば「その1日」。
時盤であれば「その時間(2時間)」に1番強い影響を与える気が中宮に位置します。

九星気学を未来予測として活用する場合は、中宮になんの気が位置するかで、その日何が起きるのかをある程度まで大雑把に予期することが出来るのです。

例えば、過去の占いで私はいろんな社会的な出来事を的中させていますが

それはすべて中宮に何の気が来ているのか。
日破はどこにかかっていて、暗剣殺・五黄殺がどこにあるのか――を計算し、そこから算出して翌日の予測を立てているから当たるのです。

同会・非同会で見る個人レベルの運勢

年盤・月盤・日盤・時盤が重なり、特定の九気の上にある九気が下になることを「同会(どうかい)」。
特定の九気の上に特定の九気が上になることを「被同会(ひどうかい)」と呼びます。

上記の北東(八白正位置)に、年盤では「八白」があり、この年の八白さんは「自分の個性が強くなる」ということが言えます。

その上にある月盤は北東の位置に「四緑」があります。

この場合は

・年盤の八白の上に月盤の四緑が被同会している
・月盤の四緑の下に八白が同会している

ということが言えるのです。

この場合、八白さんには四緑的なことがその月に起きやすく。
四緑さんの場合は、前々からあった(内在していた)八白的なことが起きる――ということが伺えます。

※四緑的なこと八白的なことは後術します。

最後に月盤と日盤の重なりを見ると……

・月盤の四緑の上に日盤の暗剣殺がかかった二黒が被同会している
・日盤の二黒の下に四緑が同会している

ということがわかります。

この場合は、この盤の重なりの日は……

この場合、四緑さんには二黒的な悪いことがその日に起きやすく(暗剣殺の二黒のため)。
二黒さんの場合は、前々からあった(内在していた)八白的なことが起きる――ということが伺えます。

ちなみに月盤の四緑を中心にその月に起きること、その日に起きることを大雑把にですが予測することが出来ます。

・四緑さんはその月は前々からあった八白的なことが起きる
・四緑さんは、その日、二黒的な悪いことが起きやすい

ここから先の「四緑的なことはなんなのか?」「前々から内在していた二黒的とはなんなのか?」という"大雑把な事柄"から「何が起きるのか?」を予測するのが"九星気学的な占い"ですが、その占いをするためには九気のそれぞれの持つ作用・意味を知っておく必要があります。

次の章で、簡単にですがそれぞれの九気の持つ作用・意味を紐解いて参りましょう。

九気の象意から予測する未来の出来事

九星気学の名の通り、私たちを取り巻く

・方角、季節、時間帯
・自然現象、環境、状態
・心の動き、身体の動き
・臓器、病気、症状
・動物、生き物、昆虫
・家屋、建物、土地
・食べ物、飲み物
・社会的な動き など

これらは、すべて「九気」で分類することが出来ます。

実際に気学盤を用いて、九気の「位置」と同会、非同会を算出していくと

オランダの首都アムステルダムから"南西"に位置する場所は、日盤では三碧、月盤では六白が回っている場所であり。この気学盤の配置で「2020年11月3日は南西に3と6の象意が現れる」ということを予測できる。
つまり「電子系統のトラブルで南西に突発的な車両事故が起きる」ということを予測できるのだ。
もちろん、この対中はそれぞれに影響しあっているので、当日の東南には六白的なことと九紫的な事が起こっただろう。

と上記のように「何が原因で、何が起きるのか(起きたのか)」までを予測、推測することが可能です。

さて、この章のテーマである「象意(しょうい)」に関して「何を基準に分類し、設定しているの?」という方もいらっしゃるかもしれませんが、紙数がいくらあっても足りないので簡単に言いきってしまうと「その気の作用によって起きること」をベースに、さまざまな出来事をそれぞれの九気に当てはめています。
(数百年前から決まっており、小生が決めているワケではありません)

それでは簡単に、九気にはどんな象意があるのかを列挙することとしましょう。

一白水星の象意と人となり

◆一白の象意
北、水、雨、雪、水気、優しさ、孤独、交流、終始、夜、暗黒、闇、内部、血流、流れるもの、交合、親愛、胎、色情、売春、裏切り、命、孤独、睡眠、安らぎ、永続、延長、引力、慈愛、密通、忍耐、中年男性、僧侶、仲介者、貧困者、盲人、部下、病人、逃亡者



◆一白の性質
・隠れた優しさがあり、人に寄り添うことが出来る人
・悩みやすく、一人で抱え込む傾向がある
・孤独になりやすく、孤独を抱えやすい
・祖父母的な人との関係が悪いor希薄

◆一白の作用(祐気の場合)
・物事が終わり、新しく始まりやすくする
・人や物事を引き寄せ、交わりやすくする
・ぐっすり眠りやすくする

◆一白の作用(剋気の場合)
・孤独になりやすく、孤独を抱えやすい
・祖父母的な人との関係が悪いor希薄
・考え事が停滞しやすく、身動き取れなくなる

二黒土星の象意と人となり

◆二黒の象意
南西、晩夏から初秋、曇り、霧、黒・濃紺、大地、平地、地球、従順、勤労、地役、生産、勤勉、慈愛、寛容、母性愛、地味、無欲、怠惰、愚鈍、遅滞、無知、母・老婦人・妻、補佐、脇役、大衆、農夫、労働者、無能力者、農業、畜産業、古物商、不動産業、助産婦、胃、腸、足底、牌臓、穀物類、芋類、粉類

◆二黒の性質
・母性的で人に優しく、思いやりがある
・1つのことを根気強く続ける(≠コツコツ頑張る)
・自分を忘れて人に尽くすところがある
・人に甘えたい、頼りたい、従いたい弱さがある

◆二黒の作用(祐気の場合)
・良いものが安く買える
・素直に人の言うことを受け入れやすくなる
・家庭的になり、母性が強まり優しくなる

◆二黒の作用(剋気の場合)
・家事が下手になり、家や部屋が汚くなる
・何をするにもグズグズするようになり、怠惰になる
・細かいことにケチをつけて、小言・不満を言うようになる

三碧木星の象意と人となり

◆三碧の象意
東、早朝、雷、春、晴れ、雷鳴、稲妻、地震、噴火、長男、青年、祭主、創始、発見、発明、革新、発育、顕現、露見、新説、鋭敏、果敢、率直、迅速、雄弁短気、病癖、偏屈、詐欺、驚愕、爆発、騒動、音、声、楽器、電気、火事、成長、伸びる、進む、独立、向上心、伝言、嘘、喧嘩、銃声

◆三碧の性質
・子供っぽい頑固なところが強い
・「長男」を意識し、長男として振る舞う
・感情豊かで他動的、じっとしているのが苦手
・早熟型で若い頃の結果がその後の人生を左右する

◆三碧の作用(祐気の場合)
・アイディアが降ってくるアイディアマンになる
・仕事や肉体的にも瞬発力がつく
・発表、発信したことが広く一瞬で広まる

◆三碧の作用(剋気の場合)
・子供のように好き嫌いが激しくなる
・スピード狂になったり、早いけど雑な仕事をしやすくなる
・イライラしやすく、騒がしい人になる

四緑木星の象意と人となり

◆四緑の象意
東南、風、晩春、緑、青、白、呼吸、長いもの、遠方、往来、通知、広告、宣伝、評判、縁、迷い、景気、活動、盛況、長女、尼僧、旅人、仲介人、案内人、外交員、訪問者、貿易、運輸、宣伝、広告、皮膚小腸、大腸、神経、気管、動脈、気管支炎、流行性感冒、伝染病、肺炎、そば屋、麺類、扇風機、送風機、糸、紐、帯、ロープ等長い物一切、手紙、飛行機など

◆四緑の性質
・少女性が強く、人当たりが良く。また人に好かれやすい
・人に優しく接し、細かな部分に気がつきやすい
・優柔不断で迷いやすく、物事を決めるのが苦手
・人に、特に異性に流されやすく、惚れっぽいところがある

◆四緑の作用(祐気の場合)
・思わぬ出会い、懐かしい出会いに恵まれる
・来客、連絡が増えるようになる
・反復してお金や仕事が入ってくるようになる

◆四緑の作用(剋気の場合)
・道に迷ったり、自分の行動に迷うようになる
・ヒステリックになりやすく、人の言うことを聞けなくなる
・疑り深くなり、人の言葉を信用できなくなる


五黄土星の象意と人となり

◆五黄の象意
皇帝、中央、地震、暴風雨、台風、洪水、津波、冷害、荒天、山崩れ、病虫害、権力、腐敗、荒廃、崩壊、破産、火災、高熱、爆発、戦争、反乱、殺害、醜聞、葬式、自殺、支配者、総理大臣、中心人物、親分、盗人、犯人、狂人、暴力団、ヤクザ、浮浪者、汚物処理、廃品、高利貸、葬儀屋、屠殺業、家畜業、清掃業、癌、潰瘍、未開地、不毛地帯、火葬場、墓地、戦場、便所、汚物処理場、屠殺場、廃屋、廃寺、旧家、遺書、不用品、売れ残り物、粗悪物、酒粕、納豆、味噌、甘味類、残飯、腐敗

◆五黄の性質
・頼り甲斐があり、人を強引にでも導く力がある
・競争心が強く、よくも悪くも強い攻撃性を発揮する
・我慢強く、忍耐強いため、我慢すぎてしまう嫌いがある
・強引に自分の意見を通そうとする傲慢さがある

◆五黄の作用(祐気の場合)



※五黄に祐気はないため

◆五黄の作用(剋気の場合)
・傲慢になり人の話を聞くことができなくなる
・乱暴になり、暴力沙汰を起こしやすくなる(ヤクザになる)
・破滅願望が強まる、或いは破滅・自滅的な出来事が起きる、起こす(自殺も含む)


六白金星の象意と人となり

◆六白の象意
天、西北、晴天、晩秋、乾、父、完成、重心、円、大志となる、慣性、施し、後援、権力、闘争、威厳、支配、守護、鍵、堅固、収穫、拡張、円運動、天皇、首相、大臣、指導者、聖人、主人、軍人、資本家、官吏、神官、銀行、会計、交通運輸関係、自動車関連業、機械関係業、投機業、集合場所、公園、国道、兵営、市場、宮殿、寺院、神社、国会議事堂、学校、高層ビル、貴金属宝石一切、時計、指輪、干した物

◆六白の性質
・別け隔てなく人にやさしく、ボランティア精神に富んでいる
・年下を可愛がって、良い方向へと導く力がある
・新しく物事を創り出し、生み出す力がある
・信心深く、神仏を敬う気持ちが強い


◆六白の作用(祐気の場合)
・目上の人に可愛がられてやすい
・リーダーシップを発揮して、社会で活躍する
・自然災害などの不運から守られやすい

◆六白の作用(剋気の場合)
・交通事故にあいやすくなる、起こしやすくなる
・自分勝手な完璧主義になって、周囲を振り回す
・頑固になりやすく、自分勝手に物事を決める


七赤金星の象意と人となり

◆七赤の象意
沢、秋、天侯の変わり目、雨、暴風雨、日没、涼気、悦ぶ、金銭、酒、歯、右肺、愛、色情、祝賀、結婚式、口論、雄弁、ストレス、不足、不充分、借金、趣味、娯楽、御馳走、浪費、過去、接吻、浄土、食事、恋愛、少女、芸人、芸者、噺家、ホステス、不良少女、飲食業者、通訳者、仲介者、歯医者

◆七赤の性質
・納得しないままに動くことを嫌う、頑固さがる
・多趣味なところがあり、いろんなものを楽しめる
・目上の人や年老いた人を尊敬する面を持っている
・不平不満の心が強く、愚痴っぽいところがある


◆七赤の作用(祐気の場合)
・余暇、余裕を持っていろんな事を楽しみやすくなる
・思わぬ副収入を得やすく、金運が上がりやすくなる
・異性との出会いに恵まれ、モテやすくなる

◆七赤の作用(剋気の場合)
・ストレスが溜まりやすく、イライラしやすくなる
・余裕がなくなり、ダラダラと過ごし、遅刻しやすくなる
・老化を促進させやすくし、心身共に老化作用が強まる

八白土星の象意と人となり

◆八白の象意
山、変化、停止、立春、気節の変り目、曇天、天候の変化、親戚、継目、相続、親子、兄弟、姉妹、改革、交代、変化、断絶、曲り角、終点、閉店、廃業、再起、復活、集団、組織、組合、交代、組み立て、貯蓄、連絡、取り次ぎ、進級、中退、連鎖反応、接続、連繋、伝統、神社

◆八白の性質
・実績をコツコツと積み上げるのが好き
・忍耐力があり「自分の意思で我慢する」という剛気な部分がある
・大きな変化は苦手だが、小さな刺激、変化を求める傾向がある
・やや頑固で「自分ルール」で納得しない事はやりたくない

◆八白の作用(祐気の場合)
・人から信用、信頼が得やすくなる
・止まっていたことが再起、復活する
・貯金が貯まりやすくなる

◆八白の作用(剋気の場合)
・お金、仕事が止まり、収入が望めなくなる
・頑固になり、人から信頼、信用されにくくなる
・親しかった人から謝絶される

九紫火星の象意と人となり

◆九紫の象意
火、夏、太陽、暑熱、火災、熱、光、明、政治、学問、知識、教育、名誉、分離、分裂、破壊、対立、生別、死別、権利、出現、発覚、辞退、焦燥、高悼、紛争、批評、華美、奉祝、椅麗、写真、鑑定、測量、勝負事、賭事、放火、お祭り、結婚式、栄転、昇格、神霊、離婚、中年の女性、美女、高位、選挙、学者、聖人、時の人、試験官、裁判官、新聞記者、書家、役者、化粧品、心臓、眼、視力、頭、頭脳、血球、頭髪、乳房、額、灯台、高層ビル、劇場、デパート、博物館、繁華街、学校、図書館、教会、競技場、カメラ

◆九紫の性質
・見た目が良く人から好かれやすく、人気者的な気質がある
・頭脳明晰で、直感に優れている洞察力がある
・用心深いところがあり、人と打ち解けるのが苦手
・綺羅びやかで気品がある、上品さがある

◆九紫の作用(祐気の場合)
・学習意欲が高まり、頭脳明晰になる
・霊格が強まり、直感が冴えるようになる
・デトックス効果で肌がキレイになる(美容運が高まる)

◆九紫の作用(剋気の場合)
・怒りっぽくなり、争いを起こしやすくなる
・賭け事を好み、ギャンブルにお金を使いやすくなる
・除名され、排斥される

気の連続性から知る予測・対策


さて、多くの書籍では九気を解説し。対人関係における人となりや吉方位などを算出して行きますが、ここではあえて一歩踏み込んだ「気学の運用」という点をお話したいと思います。

胡散臭いことを(今更?)言って申し訳ないのですが顕現する気には連続性があり、その連続性から個人レベルで「何に気をつけなければいけないのか?」「どんな事が起きるのか?」を予測する事が可能です。

例えば……

上記の記事とTwitterの引用のように、特定の気を意識して採りに吉方位先へと行くと体内にその気を吸収することになりますが……

この場合は八白・六白の祐気を採っているため、その後私に顕現しやすい事柄は「八白的」「六白的」な事柄となり、それが引用したTwitterの画像からも伺い知ることが出来るのです。

なぜなら「山」は八白の象意であり、天から降り注ぐ光は「六白」、さらに厳密に言えば「海(4枚目は海上)」で写真を撮っているので「九紫」の象意が出ており、ここから逆算して「8・6・9」の良い気を採っていることが気学を学んでいると推測することが出来るのです。

このように「吉方位先で採った気の出来事」が、そのまま特定のリズムで自分の生活の中で"何食わぬ顔"でしれっと顕現します。

そして、後術しますが写真などを撮った際に目に見えてわかる「顕現してきた九気」から、自分の今後の行く末やどんなことに気をつけなければならないのかを把握し、対策を立てる、というのが気学の運用です。

この顕現する象意は「八白→六白→九紫」というように、連続性を持って顕現し、それが継続してきます。
(どんな風に連続するかは個人差がある)

このインスタの中で画像と共に解説していますが……

自宅から東北の方角に吉方位採り中。本日、東北には
・後天磐 八白
・年盤 九紫
・月、日盤 六白
・中宮 三碧

が回っています。

そして

・バス:六白
・停車場:八白
・山:八白
・後ろにある鉄道博物館:六白、九紫


とトップの写真から上記の象意が出ている事がうかがい知れます。

最後に時系列順に

キリスト教:六白、九紫
パン屋さん:八白
パン屋天秤座という名前:八白、六白
本屋カフェ:九紫、七赤という順に六白・八白・九紫が濃く表に出てきています。
(ちなみに3人家族なので、数象3で中宮の三碧の象意も出ています)

上記のように採った気の出来事が強く顕現されていることを計り知ることが出来ます。

このように象意を読むことに慣れてくると、どの順番で気が顕現しているのかをより厳密に知ることが出来るようになり、予測と対策とを立てやすくなるのです。

象意から予測を立て行動の指針とする



例えば、吉方位先に行って狙った気を採ることで、先の章から説明していたように「どんなことが起きるのかな?」ということをある程度まで予測することが出来ます。

この場合は「八白・六白・九紫的なことが連続して起きるだろう」ということが予測出来るので、この気の連続の作用を活用するならば

1.八白の効果で信用、信頼が高まり、変化・停滞が起きやすくなるため対人関係をいつも以上に丁寧に行う

2.六白の効果で目上の人に可愛がられやすく、物事が円満に進みやすくなるため年上の人と関わる。またアグレッシブに行動した方が良い。

3.九紫の効果で霊感や直感力が優れやすく、さらに学業が捗りやすいから、ギャンブルが当たりやすく、勉強もした方が良い

というようなことを気の顕現の予測を利用し、自分の行動にフィードバックしていくのです。

なぜなら、気は特定のタイミングで何かしらの形で必ず顕現するからです。
気の顕現すること、気の作用を「運動後すぐにプロテインを摂取して筋肉を作る」というように活用するのが、気学の活用・運用術です。

この中で1番わかりやすい気の顕現が「九紫」のため、Twitterの内容をアップしますが、吉方位先で10年振りのパチンコと3回連続で100円が当たり、始めて買った競馬で大当たりするのは果たしてどこまでが偶然でしょうか?

気の効果や連続性を用いて、自分の行動の指針を創ることが出来ることが、これでなんとなくお分かり頂けたかと思います。

それでは次は「対策」とは、何を意味するのかというと……。

吉方位先で悪いことが遭ったら、その悪いことに対策を!


最近の私は、そんなに悪い気を採っていないので悪いことがほとんど無いので実例が難しいのですが……。
例えば、九紫が回っている方角で「カメラを2回盗まれた」ということがあったとします。

「カメラ」「2」はそれぞれ九紫の象意です。
盗まれるは一白ですが、この場合は自分にとって悪いことなので「剋気」と見ます。

となると、次に考えるべきは「九紫の悪い気が出尽くした」と見るか。
或いは「これから先、大きな九紫的な悪いことが起きるのか」の2つです。

九紫の悪い気が出尽くしたのであれば問題はありません。

しかし「これから先、大きな九紫的な悪いことが起きる」という可能性が高いのでれば、次からの吉方位先を変更したり、災から自分を守るための方角に引っ越ししたり、木火土金水の相生・相克のリズムにあった吉方位先に大きく移動したりして自分の身を守る対策を立てる――という活用が可能なのです。

もちろん、何もしないよりも気の連続性をもとに「自己防衛的な吉方位採り」をするのですから、被害を大幅に抑えることが出来ます。

これは戦国武将などが身を隠す際に「●●の方角に逃げよう」と決める際などに役立てたとされています。
(例のごとく信じる信じないはあなた次第です)

このように良いことにせよ、悪いことにせよ九気の象意を把握し。気の連続性を理解しておくと予測も、対策も、それぞれの活用も出来るのです。

これこそが"気学の妙味"とも言うべき、未来への予知・予測とそれに沿った対策を立てることが出来る自然の法則の最大活用なのです。

だからこそ気学は占いではなく、生き方の問題なのですよ!

吉方位先の算出方法

ここから先の吉方位採りの方角を算出する方法は有料noteでご紹介させて頂きますが、有料にするには3つの理由があります。

1.おいそれとタダで教えられる方法ではないから
2.誤った運用をすると自分にとって最悪の結果となるから
3.気学を本気で運用しようと考えて欲しいから

「どうせ占いでしょ?」「本当に運が良くなるの~?」という方は、試しに吉方位採りをされてから、改めて吉方位の算出方法をお調べになられることをおすすめします。

例えば、どんなに美味しいりんごがあったとしても、それを口で説明するのには限界があります。
本当に美味しいりんごを味わいたいのであれば、自分で一口でも良いから噛んで咀嚼し、味わい飲み込むしかないのです。

そして、本noteで何度も口を酸っぱくして述べていますが「九星気学は占いではなく、生き方の問題」です。

当たる、当たらない。運がよくなる、良くならない――ではなく、吉方位を採れば実際に運は良くなるのです。

ただし、その際に自分の中にある「内在した剋気」がデトックスの要領で外に出ていくため続けなければ意味がないし、中途半端に終わると逆効果のまま終わることもあります。

もちろん、先にご紹介した「六大凶殺」の方角へ行けば、最悪の場合「死に至る」のも事実です。
しかも、それは単純な自滅や破滅ではなく、周囲を巻き込む「剋気の大爆発」です。

だからこそ、ここから先は有料ですし、安くない金額をご提示しています。

それはそれだけ真剣に九星気学と向き合って欲しいからであり。引いてはそれがアナタの"運命を創る"ということに大きく寄与すると断言できるから。

吉方位を採ることにより運は開けます。人生を好転させることが出来るようになります。

しかし、誤った運用方法では破滅・自滅を自ら引き寄せてしまいます。

東洋思想、東洋哲学は単なる考え方ではなく。それそのものが1つの生き方の指針なのです。

さぁ、ここから先は有料noteです。
ここまでの内容をしっかりと反芻し、未来を創る方法を学び。掴んでください。

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