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【移住検討者必見】鎌倉に移住して1年|住んでみてわかった魅力とギャップを一挙紹介!

私は2021年1月に東京杉並区から神奈川県鎌倉市にプチ移住しました。きっかけはコロナ禍によるリモートワークの普及で、出社もしないのに都内の高い家賃を支払っている合理性が無くなり、(テラスハウスなどの影響で)いつかは住んでみたいという憧れを実現させるために鎌倉駅周辺に引越しました。

現在は暮らして1年以上経過しましたが、プチ移住してみて本当に良かったと感じており、もう2度と都内の生活に戻ることはないと思います。そう考えるに至った理由を移住を検討されている方向けに、良かったこと、悪かったこと、想像していなかったことなどご紹介していき、ぜひご参照いただけたらと思いこのnoteを執筆しております。

このnoteは
誰向けに:移住などを検討されている方
わかること:鎌倉に住むメリット・デメリット・予想外のこと
などがわかります。

自分の感想です

良かった:物価が高いはほぼウソ!生活費は安くなった鎌倉

よく鎌倉に住んでいると「物価高いんじゃない?」と聞かれることはあります。たしかに生活をしていく上では大変重要な要素で、気にかかることであり、一般的に鎌倉は高いという印象があります。(私もそう思っていました。)しかし、住んでみてびっくりしたのは生活費は杉並区時代よりもだいぶ安くなりました。
恐らく多くの人が鎌倉は高いと思われている原因は観光地価格に起因していると思います。鎌倉の観光客向けのランチのお店は基本1,500円〜といった観光客が落としてくれることを想定していると思いますが、地元の人が利用するお店はもっと庶民的です。特に地元の格安スーパーでは、大根1本19円、キャベツ1玉29円、カツオの柵300円台と東京では見たことない安価で提供されています。
また、住宅価格(賃貸)も人気は出てきているもののまだ東京都比較して低く設定されており、ほぼ東京時代と同じ間取り・広さですが家賃は格段に下がりました。
また私は外食・外飲みが多い方だったのですが、鎌倉は店が閉まる時間がかなり早く、外でわざわざ飲みに行くのが億劫になり、家飲みが増えたのも生活費が安くなった要因になっています。

良かった:住んでいてとにかく気分がいい

プチ移住してとにかく良かったと思う理由の多くがこちらの言葉に集約されます。私は月のほとんどをリモートワークで行っており、都内のオフィスに行くことは月に2〜3回くらいです。つまり家で多くの時間仕事をしているのですが、やはり自宅だと息が詰まることもあります。そんなときにリフレッシュのための空間が多いというのも鎌倉のおすすめポイントだと思います。私は海の近くに住んでいるので、少し休憩をとって海岸を散歩してリフレッシュしています。また海岸が遠くてもちょっとした山や森林・寺院などが至るところにあるので、どこに住んでみてもその人にとってのリフレッシュできるポイントはできると思います。
またどこに住んでいるかと聞かれ、鎌倉ですと答えるとほぼ100%「いいところですね〜」と返されます。これは妻も毎回言われると言っていたので、鎌倉の人あるあるだと思うのですが、こう言わるとなんとなく承認されているような気分になり、少し嬉しくなります。さらに鎌倉に行ってみたいと思う方も多く、友人などはこちらから行かなくても遊びに来てくれるので楽なところはあります。

紫陽花がきれいな明月院

良かった:冬でも暖かい

鎌倉の冬は天気予報の気温以上に温暖だと感じます。恐らく南から吹いてくる海風や、高い建物が少なく日光が当たりやすいということが影響していると思うのですが、服装的にもそこまで着込まなくても冬が過ごせます。
この冬、妻とよく話していたのですが鎌倉で過ごしている服装で東京行ったら、めちゃくちゃ寒かったと、何度も会話したので体感値としてかなり温度差があると思います。

ちょっと・・:やっぱ遠い

都内まではやはり遠いです。私はオフィスに行く際は新宿までなのですが、湘南新宿ライン(乗り換えなし/30分に1本程度)でも1時間位は乗車しています。同じく鎌倉駅に乗り入れている横須賀線だと乗り換えは必須になるのでもう少し時間がかかります。
また終電時間がやたらと早くなりました。10時台には東京を後にしないと、終電を逃し大船から3,000円くらいのタクシー代を支払うリスクが高まります。※これはコロナ禍でかなり2次会に行く機会が減ったのでそこまで苦にはなっていないです。

ちょっと・・:湿気がやばい

事前に塩害(潮風で金属がやられる)ことは理解していましたし、実際に走っている自転車がほとんど錆びているのでそのことは覚悟していました。(私の外置き自転車は3ヶ月ほどで錆び始めています)
それ以上に厳しいのが湿気です。もちろん家にもよると思いますが、私の場合はこれが一番大敵でした。この記事を書いている4月でも2LDKのマンションで2台の除湿機がフル稼働です。むしろこれがないとあらゆるものがダメになります。実際、昨年の梅雨から夏に向けて無対策で過ごしていたら、クローゼットの中のものや部屋の中のあらゆるものにカビが発生しました。人生で見たことのないほどのカビの量と発生ペースでした。
それから除湿機をフル稼働させて(夏には毎日1回以上)除湿機のタンクを空にするのが日課になりました。現在の春では数日に一回くらいですが、湿度管理には敏感になっています。

ちょっと・・:チェーン店/コンビニが少ない

鎌倉でよく言われるのがコンビニが少ないです。確かに少し大通りから離れたところになるとコンビニまで10分以上とかというところもあるので、その辺りは都内と比べると不便さを感じる部分かもしれません。
また幸いにもコンビニ近くに住めた私にとって一番苦悩しているのが、チェーン店が少ないということです。牛丼を食べたければ大船か江ノ島まで行くしかありません。その他、どこの街にもありそうな一般的なチェーン店が極端に少ないのが鎌倉の特徴なのでその点は理解しておく必要があります。よく言えば、地元のお店が多いということなのですが、一定の割合選択肢としてチェーン店もあって欲しいかなと感じます。
※2021年冬に電気店のコジマ・ニトリのデコホームが駅前にできて若干改善されました。妻は「あとはユニクロさえあれば」と言っています。

意外だった:若い人は少ない

鎌倉に住んでいると若い人を見ることの割合が少ないです。最初に行った美容院でも「鎌倉は若い人めっちゃ少ないですよ」と言われました。それは寺院巡りをしている方が、比較的高齢ということだけではなく実際に住まわれている方の年齢層も高めです。私の印象ではテラスハウスの印象や湘南・由比ヶ浜のパヤパヤした感じ方も多いのかなと思っていましたが、めっちゃ少ないです。恐らくバブル期を謳歌していた方々が移り住んできたのが多いのではないかと勝手に推測しています。ただ、昨今のリモートワークの普及の後押しでそのバランスは徐々に変わっていくのではないかと思います。

意外:めっちゃサーフィン誘われる

由比ヶ浜のビーチ

鎌倉に住んだと周囲に伝えると「あ、サーフィンするんですか?」「波乗り一緒に行きましょうよ!」とめちゃくちゃ言われます。
もともとサーフィンをやっていることを公言していた人からは確実に誘いを受けますし、公言していない隠れサーファーからもお誘いを受けるようになります。またサーフィンに全く関係ない東京に住んでいる人からも「サーフィンするんでしたっけ?」と聞かれます。その同調圧力はかなり強力です。
私自体、元々サーフィンは全くやったことがなく、やる気もありませんでした。また寒さに弱いので、1月の寒い気温時に海に入っているサーファーを見て「この時期に海に入る心境、意味分かんない」と思っていました。
結局、私はその同調圧力に負けてサーフィンをはじめました。いまではその魅力にどっぷりハマって、数本のサーフボードを保有し、毎日サーフィンのレッスン動画を見て、タイミングが合えば海に入る生活になっています。今年の正月から喜んで海に入る人種に変わりました。これは自分の人生を楽しむ上で非常に良かったイベントと今ではなっています。鎌倉に住んだら確実にサーフィンをするかしないか判断を迫られる事になりますので、イメージしておきましょう。

以上、簡単ですが鎌倉に移住する際の参考にしていただきたいポイントを紹介いたしました。ここでは書ききれなかったポイントもあるので、気が向いたら加筆していこうとも思います。
また、私は都内に住んで無駄な通勤時間を減らすため「会社の近くに住むのが正義」、そのための高い家賃は「必要投資」と考えていました。そうした考えを鎌倉移住を機に一切捨てて、自分の人生の幸福度を最優先の選択肢に据えることができました。そうすることですごく心理的にもゆとりのある時間を作ることができましたので、鎌倉への移住を検討されている方の参考になればと思っております。

guro


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