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それってホントにホント!?<常識を疑う力について>

世の中には定説というものが多く存在します。例えば、“テストマーケティングをするなら静岡県がいい”、“A型は几帳面、O型はおおらか”、“ランニングは健康にいい”、“炭水化物を摂らないでいると痩せられる”etc。数え上げたらキリがないというか、どれだけあるのか計り知れないです。

そうした定説は誰かが唱ったことでそれが世の中の常識にとなり、ほぼ盲目的に多くの人々が検証することなく信じられています。

でもそれってホント?

私が従事するブライダル業界でもそうした定説があります。

“ 5月・8月・1月が商戦期 ”

これは誰が唱えたかは知りませんが、結婚式を本格的に考えるのはGW・お盆・正月などに実家で帰省した際に、両親から「あんた結婚式はどうなってるの?」と問いつめられることから大型連休後はブライダル市場が活気立つという定説です。

それに合わせてブライダル各社はテレビCMや大型のキャンペーン、新商品の展開などを通して集客を図ります。たしかに今年のお正月には「スマ婚」「ゼクシィ」「すぐ婚navi」などのCMを多く見かけましたね。

僕はブライダル業界に足を踏み入れてまだ2ヶ月ですが、その定説を聞いた時に「あ〜、なるほどな。」と思いました。すごくスッときたというか、すぐに納得できました。周りの社員も次の商戦期(5月)に向けて必死に脳に汗かきながら、どうしたら多くのお客様に来ていただけるかを必死に試行錯誤しています。僕は広報・広告・制作を統括する立場から、そうした活動をサポートしていきます。

ただ僕の中でその定説が怪しくなってきている

それはとあるMTGの時でした。競合会社がとあるメディアに出稿していた時の実績を見た時です。全く同様の広告を毎月定期的に打っているのに、特別5月・8月・1月の数値が良い訳ではない。ブライダルにおける閑散期と言われるシーズンでも十分お客様を獲得できている。

もしかしたら時代と志向の変化に定説が着いてきていないかも。

当社はご多分に漏れず、商戦期の5月・8月・1月に大量にテレビCMを打ってきた企業でした。集客にはベストなタイミングと信じ、集客戦略を行ってきました。その成果もあり8月と1月には多くのお客様にお越しいただいております。

でも待てよ!5月は?

5月はというと大量のテレビCMを打っているにもかかわらず、ここ1・2年は例月並みの数値です。むしろ宣伝に費やした事を鑑みるとマイナスじゃん。

こうした結果から私の中で仮説が生まれました。“もしかしたらテレビCMを大量に打ってたから、いっぱいお客様が来ていただけかもしれない”

僕はマーケティングの統括という立場から、リソースの最適化のためにこの仮説を検証していかなければなりません。恐らく、検証にはかなりの時間を有すると思います。非常に憂鬱ですが、これは会社が成長していくために大変重要なことなので頑張ります。

ここで言いたかったのはそんなことじゃない!

僕がこの記事を通して伝えたかったのは、常識を常識と捉えるなということです。常識とされることもホントかどうか分からない。闇雲に信じるのはなく、しっかりと自分で考えることが重要です。

だって、“二酸化炭素で地球温暖化が起きている“、“乳酸は疲労物質”、“マイナスイオンは効果あり”etc、これらの定説ってここ数年の研究結果で覆された定説ですからね。

ウチの会社は非常に“素直で”“まじめで”“思いやりのある”社員が多いです。そこはどの企業にも負けていないと自信を持って言えますし、一番の強みだと思っています。でもでもいい人の反面、上から言われたことをそのまま鵜呑みにしてしまうことも多いのが少し気になるところです。

すごく良い人材(ポテンシャル)が揃っているのに、これから社会人として成長していくにあたって僕が長々と書きなぐったことも重要なのかなと思います。常識を疑って、自分なりの解を導き出すことでもっともっとウチの社員は成長できます。自身を持ってください。そして急激に成長してください。そんな突き上げを広報と広告と制作を統括しているおじさんは期待してます。

ウチの会社のポンテシャルに期待してます。

ぐろP





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