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「L’AMBROISIE」オーナーシェフ ベルナール・パコー氏 インタビュー

日曜劇場『グランメゾン東京』のパリロケでの素敵な出会い。
そして、尾花が倫子と出会い、かつて京野も丹後も祥平も尾花と一緒に修行していたレストラン「L’AMBROISIE(ランブロワジー)」

世界最高峰の味を誇り、パリで最も予約が取れないことでも有名で、
最高峰のレストランが軒を連ねる激戦区・パリの中でも、ミシュランに三つ星の評価を受ける店はわずか9店舗。中でもこの「ランブロワジー」は、その三つ星をなんと、20年以上獲得し続けている世界でも希少なレストラン!!

日曜劇場『グランメゾン東京』では、光栄にもその「L’AMBROISIE(ランブロワジー)」を撮影でお借りして、オーナーシェフである、ベルナール・パコー氏(お写真左側)にインタビューをさせていただきました。
『グランメゾン東京』note公式アカウントでは、このインタビューをノーカットでお届けいたします。

ー自己紹介をお願いします

レストラン「ランブロワジー」のシェフをしています。もう三つ星になって、それが20年以上続いています。

ー今まで撮影に店を貸したことは?

1回だけお貸ししたことがありましたが、その時はあまり良い印象がありませんでした。でも今回は喜んで!見てください。うちには日本の優秀な料理人(吉冨力良さん:お写真中央)がいるんですよ!
東京・三田にあるレストラン「コート・ドール」に斉須政雄さんという、シェフがいらっしゃるんですけど、彼は私と苦楽を共にした人です。
彼がこのコメントを見てくれることを願っています。
20年一緒に仕事をしていて、本当に自分の兄弟のような存在です。
最近電話がないけど…これを見たら、まだやってるって分かるかな(笑)。

ー撮影を受け入れてくれた理由

前回は、初めての経験だったのでバタバタしましたが、今回はどういう風になっていくのか、もう分かっていましたし、打ち合わせをしているうちに、こちらのドラマのスタッフは信用できて、ちゃんとやってくれると分かったからです。

ー料理人にとってのミシュランの星

料理人にとって聖杯みたいなものです。
30年間続いていますが、ストレスもあるし、緊張もします。毎日毎日、最善を全員で与えていかなければならない、それはもう大変なことです。
全力を続けていくには、来てくれたお客さんの喜びや、一緒に修行している皆とのやる気、喜びの分かち合いが活力になっています。そして力良さんのような若い世代に、伝えていくことも私の一つの喜びです。

ーどんなドラマになってほしい?

観る方たちに、料理人たちの世界を知ってもらう機会になればいいなと思っています。大変な努力をしている中で、お客さんとの交流から得る喜び…そういったものが伝わって、次の若い世代たちがこういう料理界に入りたいと思ってもらう、それが私の使命です。
(ドラマの倫子さんが女性シェフということで…)
私自身は14歳で「ラ・メール・ブラジエ」というリヨンの当時三つ星だったレストランで修行を始めました。だいぶ昔の話になってしまいますが、当時のシェフ、ユージェニー・ブラジエさんは、女性で初めて三つ星とった方。そのレストランに受け入れてもらったとき、自分自身の家族とうまくいっていない時期だったので、私はそこで育てられたと思っています。
自分が今続けているのも、ラ・メール・ブラジエさんへのオマージュ(敬意)でもあります。


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