NAN_6970のコピー

料理人の想い

最高の料理を提供するためには一方通行ではなく、お客さんと一緒にその日の料理をつくりあげる…
実は、第8話は「カンテサンス」の信念にインスパイアされた回でした。
今回は、その「カンテサンス」岸田シェフのお話をこちらで紹介させていただきます。

岸田シェフ
8話の潮さんのようなケースだけではなく、妊婦さんの食材制限やアレルギー、お客様の好き嫌い、または車の運転が控えていたり、未成年という理由でアルコールを召し上がれない方もいらっしゃいます。
当日、その場で出来る限り臨機応変に対応するのは当然の事ですが、ありあわせの食材で作る料理はどうしてもクオリティが下がりますし、どうしても対応する事ができないという事だってあります。
お客様が折角楽しみにしてきて頂いたのだから自分達に出来る最高の料理を提供したいのですが、その為には当日では無く事前にお客様の食べられないものを出来るだけ詳細に知りたいのです。
そうすればお客様ごとに食べられないものを配慮したメニューを考えてしっかり用意してお迎えする事が出来るのです。
その為カンテサンスでは予約の際にお客様と同行者様を含めた全員の食べられない物を伺っています。
つまり予約時に当日の注文を伺っている状態になるのですが、この予約の仕方であれば、食べられないというアクシデントも減り、"フードロス"も解決出来て、食材のロスがなくなる分、食材もより良い物で皆さまにご提供できるようになります。
スタッフ全員でお客様に最高の食事をして頂く為の努力をしておりますが、予約者の方にお越し頂く皆さんの食べられない物を聞いて頂くという協力をしていただく事で我々は最高の仕事をする事が出来るようになるのです

今回、京野さんが気づいたように、あらかじめお客様に好き嫌いや体の具合のコミュニケーションをとることで、お客様一人ひとりに最高の状態でお料理を提供できる、という岸田シェフが行き着いたサービスのかたちなのです。

今回の第8話では今後の「グランメゾン東京」の核となっていく想いを、食とともに監修してくださいました。

明日放送の第9話は…
食中毒発生!?過去の因縁を消し去る最上の前菜が登場。
再燃する3年前の事件。犯人に迫る執念の怒り……
「グランメゾン東京」にも「gaku」にも運命の選択が迫る…!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?