メイドさんから逃げ出して、金沢カレーを食べ損ねたお話
金沢カレー・・・今では方々で見かける様になってきた一大カレー勢力です。
でも10年そこそこ前だとそう簡単に食べる機会には恵まれない地方のB級グルメ枠だった記憶ですね。
これは私が東京に住んでいた頃の話ですが、とあるメイド喫茶で金沢カレーを提供しているとの記事を目にすることができました。
しかも場所は私が愛する秋葉原・・・これは行くしかねぇ！(ﾟ∀ﾟ)ノシ
早速休日に勢いでアキバに辿り着いたものの私メイド喫茶は初めてです。何か界隈の特有の「おいっすー！(ｵｰｯｽ)」みたいな作法とかあるのでしょうか？ それとも「メイドの種類を10種類以上答えよ。」とかの御主人様検定があるとか！？
まぁメイド喫茶と言っても喫茶というからには喫茶店です。未就学児童の頃からゲーム喫茶に出入りしていた私で越えられない壁の筈はありません。加えて森薫さんの「シャーリー」と「エマ」は読了済なのでバフもついてます！(ﾟ∀ﾟ) ｲｹﾙ!
未知に怯える自分を鼓舞して店舗が入居するビルのエレベーターに乗り込みます。覚悟は店舗のドアを開く時迄に決めればよい！そしてエレベーターの扉が開くと・・・
「いらっしゃいませ御主人様 (*'ω' *)」
どうやらエレベーター直の店舗だった様です。たくさんのメイドさんがにこやかに出迎えてくれます。
「チーン！」
お互い膠着したままタイムアップしてしまいエレベーターの扉が閉まります。
私はそっと1Fのボタンを押して逃げ去るのでした(TдT)
帰路は自分のチキンさ加減を呪う言葉を呟きつつトボトボ歩いて帰りました。数日後に後輩ちゃん(♀)がメイド文化について熱く語っていたのを聞いてあそこで抵抗判定にファンブルで失敗しなければ楽しい時間が過ごせたのかなぁと食べそこねた金沢カレー諸々の後悔の日を振り返るのでした。
チキンはカレーだけで間に合ってます(0点)
<前のお話>
<前のお話>
<某月某日の嵐>
主にオチがつく感じの思い出話を語ってます。
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