体感人生消費量

新年あけましておめでとうございます。折口と申します。
あと半年で成人する私ですが、近頃常々思うことがあります。それは

「一年って年々短くなってない?」

もちろん時間の進み方が早くなっているという話ではなく、体感時間の話です。大人になるに連れて一年がどんどん短くなると聞いてはいたのですが、こうも短いとは...

親戚に聞いたところ年取るに連れてさらに短くなるとのことでなんとも言えない気持ちに。調べてみると、この現象には名前があるみたいです。

wikipediaによると...
ジャネーの法則(ジャネーのほうそく)は、19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案した法則。主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明した。

簡単に言えば生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)。

例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。
(以上wikipediaより引用。一部省略)

言われてみればそんな気もするような....これは実際検証するしかない。


いざ検証


ここではジャネーの法則に基づいて、ある年齢での主観的な時間の長さ(総和)を
1/1 + 1/2 + 1/2 + 1/3 + 1/4 + ...  + 1/78 + 1/79 + 1/80 (80才の場合)
というように算出します。

次に、
体感人生消費率(%) = 平均寿命からの算出値/現在の年齢の算出値 ✖️100
というようにして、「今、自分が体感で人生のどれたけを過ごしたか」を数字で表してみます!

こんな感じで計算してみました。(pythonを使用)

age = int(input("年齢を入力してください"))
sex = input("身体的性別は?")

if sex == "男":
    life = 81
elif sex == "女":
    life =87
    
wholeLife = 0
nowLife = 0

for x in range(1,life+1):
    wholeLife += 1/x
for y in range(1,age+1):
    nowLife += 1/y

rate =round(nowLife/wholeLife*100)

print("あなたの体感人生消費率は{}%です。".format(rate))



検証結果


結果は以下のようになりました。(19才,男性の場合)

71パーセント...😱
体感では71%人生既に終わってるよと言われるとちょっとショックですね。
仮にジャネーの法則が正しければの話ではありますが...





ちなみに一年毎の値は以下のようになります。

0~1才の体感時間の長さというか大切さというか...
個人的には割としっくりくる値です。
もし法則が本当なら、そりゃ一年間短く感じるようになりますわ...

続いてこちらのグラフは年齢毎の値です。(80才で寿命が来る場合)
最初の十年がやはり伸び幅大きいですね。

(縦軸の値に20をかけた値が各年齢における体感人生消費率となります。)



普段思うより人生ってあっという間かもしれませんね。


美味しいもの食べたいです