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中学時代、未来は明るく大丈夫だと思ってたけど失敗したロスジェネ世代の現実

岩田です。

現在40代後半な私、完全にオッサンであり体力的にもオッサンなのに頭は中学生レベル、今までの人生を振り返っても仕上がるべくして仕上がったダメなオッサンです。

そんなダメなオッサンな私ですが当たり前だけど20代の時もあったわけで。その時の私から見たオッサンってもうちょっとしっかりしたオッサンだったように思います。

でも今の40代後半のオッサン...って私の世代なんだけど所謂ロスジェネ世代ってやつでして就職氷河期世代なんて呼ばれ方もしたりする世代、だからフリーターなんてのも多く....

しかし何の根拠も無いのに未来は明るいというか将来成功すると考えていた人も多い世代ではないかと思うのです。

んで自分が40代後半となって油が乗って世の中を動かす、社会を作る側の世代になったはずの我々ロスジェネ世代なんですが、そろそろ厳しい現実から逃げられなくなってきました。

なぜこんな事を考えちゃうのか?ってば中学時代の同窓会ヤルヤル幹事君とたっぷり話をして当時未来が輝いていた中学生達の30年後の現実を知ってしまったから....

ロスジェネ世代における中学時代の同窓会

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私は同窓会ってやつが好きではありません。

数回出席したことがあるけど中学時代の同窓会に出席したのは18歳ぐらいの時が最後でその後は欠席、これは自分が成功していないから、わりとドロップアウトしてる人間みたいな感覚があるからでしょうか、

一時は社会的に成功していると言われる年収の時期もあったのだけれどその時は同窓会に出て成功した俺を自慢をする考えは全くありませんでした。まあ安定して年収1000万とかを継続出来なかったってのもあります。

でも同窓会、それも中学時代の同窓会は定期的にやっているのは実家に届き続けていたハガキで知っていましてですね、それで参加している気になるというか俺は忘れられていない的な感覚ってやつですかね、ハガキが届くだけで安心していた自分がいました。

そんな中学時代の同窓会、確か35歳ぐらいまでは毎年開催だったような気がするのだけれどいつからか間隔が2年とか3年とかになり始めまして「そろそろ俺も誘われない存在になったかぁ...」なんて思っていたところチョイ前に同窓会ヤルヤルマン幹事君とたっぷり話をする機会があったのですよ。

仕事関係で行った取引先じゃないけど相談というか根回しの話に行ったら担当者がソイツ(同窓会ヤルヤルマン)だったわけです。

実家が金持な人生やっぱり強い

中学時代の同窓会ヤルヤル幹事君、話を聞く限りでは彼が毎回幹事をやっていました。

誰が幹事かなんて同窓会のハガキを見れば分かる話なんですけどそんなハガキって不参加者からすれば詳しく見ないハガキ。

そんな幹事君の実家は金持ち、当時金持ち地域に家があって家も立派でした。

んでオッサンになった幹事君の実家...昔の記憶を頼りに車で通ってみると、モデルハウスのような立派な家、当然がごとく塀で囲まれてシャッター付きの駐車場&セコム

結婚して子供が出来てから実家で二世帯住宅で居場所がねぇ!とは聞いたけど一般庶民からすれば「恵まれやがって!ふざけんじゃねぇ!」と言いたくなるような家。

土地の坪数はそうですね、奥まで見てないから分からないけど60坪以上は確定している土地になります、もう完全にセコム必須の金持ち。

そんな幹事君の仕事というか会社での立場は中堅といったところでしょうか、会社を動かす存在にまではなっていないので社会的に大成功とは言い難いし会社の規模からおおよその年収を考えても成功者とは言えません。

でも圧倒的なあの家を見たら仕事なんか何でもいいよね。

よっぽどのことをしない限り野垂れ死にはないでしょう。

今まで開催されたロスジェネ世代同窓会の全てを聞く

彼は幹事マンだから同窓会参加者のおおよそを把握しているオッサンです。また私のように参加していないオッサンの情報も他参加者から色々聞き出しているので詳しいのなんのって....です。

んで中学時代の同級生トークとなれば学校で目立っていたアイツやあの子のその後、これはもう間違いないと思う。

不良グループ、スポーツマングループ、中学生のくせにセックスやっていただろう女子・男子、生徒会長。

あと自分が好きだった子、仲良かった子、施設の子、親が〇〇の子...この辺でしょう、私としても聞きまくったし幹事君は得意げにしゃべりまくりました、

結局は彼の会社の会議室で3時間以上も仕事と全く関係ない話を3時間以上行ってコーヒー5杯は飲んで「今度みんなで飲もうよ」となりました。

彼にすれば本気の誘い、私的には社交辞令的な「いいよ、飲もう」です。

そんなオッサン臭い会議室で行われた昔話...というか約30年ぶりに聞く同級生のその後なんですがね、亡くなっている人がチョイチョイいました。

だけど不思議と悲しみは無い....これはなぜでしょうか?

亡くなった理由などを聞いてもかなり他人事、なんだか知らない人の話になる。

そんな幹事君がとくに熱弁をふるったのが同級生同士の結婚。

私としてはコレが本当にどうでもよく、「あっそ...」でしかない感情なのだけれど彼にすれば人生における重大な出来事のような感覚です。

この価値観の違いが同窓会に参加する人間としない人間の違いのようにも思えます。

不良だったヤツがいいパパをやっている件

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これが何とも....です。

他校の生徒と喧嘩をする不良、学校内で派閥をつくって喧嘩していた不良たち、彼らのその後が良いパパ率高め。

そしてそんなヤツほど同窓会に必ず参加しているようです。

話を聞く分には昔の喧嘩や悪さについて話まくる、かつて対立していた不良同士がメチャメチャ仲が良く良いパパ状態で家族ぐるみの付き合いをしている、ステップワゴンとかでBBQに行っている、普通に禿げている。

不良女子はそんな不良男子と仲良く話をしている、もしかして現在進行形で不倫ヤッテるんじゃねーの?的に距離が近く話をしている...そんな雰囲気とのことでした。

35歳ぐらいから参加者が減る

幹事君情報だと30歳前半ぐらいから一気に参加者が減ったとのこと。

そこにはやはり結婚しているかしていないか、というのが男女ともにあるからだろうな...との見解です。

そしてこれは私にも当てはまる他人から見た自分への評価なんだけど

・平日にフラフラしているところを見た
・コンビニのレジ店員で見たけど居なくなった
・汚い作業着を着て自転車に乗っていた
・今でもパチスロにはまっている
・いい年こいてスケボーで遊んでいるところを見た


地元で見る同級生のオッサンとはこんな感じの同級生が多いようです。それ以外は土地を離れてしまい分からない人。

そんなリア充オッサンではない存在の同級生とはですね、やっぱりキチンとした就職をしなかったロスジェネ世代のその後を表しているようにも思えます。

まあ未来が無い。

結婚して家庭を作って家を買ったりする昭和のキチンとした大人モデルを歩めていない人が多いったらありゃしませんし、一発逆転した人も少なすぎる。

中学時代の何者でもなかった若者たち、それが30年近くたつとこうも差が開いてしまうのか...と。

これは同級生が亡くなったよりも遥かに心をエグる情報、しかし実家が金持ちで幹事ヤルヤルマンの彼にはその辺の価値観が合いませんでした。

私としてはもう実家の近くでスケボーなんか乗るの止めようと強く心に誓わざるをえません。

生涯賃金を考える

30代ぐらいから同窓会に出席しなくなった同級生、私の情報分析ではそれなりの人生を送れている人は少なかったです。

これはレールから外れてしまった人生というべきでしょうか、やっぱり就職氷河期世代とはいっても就職すべき時期にキチンと就職しなかった人間が少しでもレールに乗っかるとするなら30代前半がギリギリのラインなのだと思います。

それ以降はチョット難しい、それこそブロガーではなく己の人生をかけてアフィリエイターなんかをやるしかないのだと思ったりもします。

そこで20代前半から40代前半までの20年間に正社員で稼ぐであろう賃金とフリーター的または非正規的で稼いだ金額の差額を稼ぎだす...かなり難しい話ではありますが金額にして2000~4000万ではないかと思うのです。

場所や新築か中古...って都内なら中古しか厳しいけどマンションか家を現金一括で買える金額ってことでしょう。この金額がロスジェネ世代、就職氷河期世代のフリーター的生き方をしてしまった人間が5年以内に目指す金額だと思います。

因みに私で言えば目指す金額ぐらいのマイナスがあったりします。

会社の借入金なので家のローンとかではないってところもポイントですね、この年になってまだ勝負をし続けるしかない人生ってのもロスジェネ世代の特徴なのでしょうか、まあ最終的には勝ってギャフンと言わせたい。

美しく輝く未来しかみえなかった中学生たち

同級生のその後を知ると本当に色々な気持ちが込み上げてきてしまいます。

・どうしてこなったのだ?
・バブルがはじけたせいなのか?
・俺らは本当に失われた世代だったのか?
・世代間における運なのか?
・俺らはいらない存在なのか?
・政治の責任なのか?
・自分が悪いのか?


考えれば考えるほどネガティブなワードばかりです。

勝間和代さんが、かつて2ch創設者のひろゆきさんと対談して色々と壊れてしまった勝間ワールドをご存じでしょうか?

当時は起業、それも若者の起業についてひろゆきさんとトークを行い、議論の内容はさておきの番組に仕上がってそれはそれで見ごたえのある番組になりました。

んで今になって色々と考える...

当時は「若者の起業」がひとつのテーマだったのだけれど今度はロスジェネ世代の起業や生き方、復活の方法論なんかをテーマに再トークをして欲しい気持ちがあります。

私ども社会のレールから外れてしまったロスジェネ世代はですね、かつては美しく輝ける未来と人生をボンヤリ眺めていた中学生の僕たち、私たちです。

それはバブル崩壊で色々と壊れてしまったけど、まだ心の奥底にはそんな気持ちが残っているようにも思うのです。

つまりまだ巻き返せる...ってな気持ち。

こんな気持ちを笑う、馬鹿にする、オッサンもう遅いよwwwという人が大勢いるのは十分に分かっていますし、私にはそんな見解をねじ伏せる言葉も見つかりません。

でも、もう一回ぐらいチャンスがあってもいいと思ってる。

勿論チャンスは自分で掴むものといった考え方もある。

クセありブロガーのオッサン枠最強と言えるブロガー、フミコフミオさんは会社を辞めて苦しい無職期間に突入してから再就職までの道のりを毒々しい表現で記事にしています。

フミコフミオさんは私と同じロスジェネ世代でしょう、もはや普通のやり方で巻き返せる方法はないと悟ったのでしょうか、運なのかチャンスなのかハッタリなのか分からないけど自分で掴みにいった一つの方法論を面白く記事にしています。

フミコフミオさんは記事からも滲み出てしまっている高能力者ってのが前提にあるから再現性は少ないかも知れないけど熱いものを感じたロスジェネ世代は多いはず。

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経済30年周期ってな言葉があるじゃないですか、今ってバブル期からすればその辺に位置しているわけでしょ?

そんな周期の時にですね、もっかい社会的な世代チャンスが欲しい、それは仮想通貨youtuberのようなものではなく普通の人間が平等に掴めるチャンス。

しかし私のようなダメオッサンブロガーがわめいたトコロでどうにもなりません。やはり力のある者、影響力のある者でなければ難しいのです。

現状、個人で出来るチャンスとか復活の呪文が唱えられる場って海外とかになってしまうのですかねぇ...

今から30年前、私たちは受験戦争と名の付くワケのわからない戦争に参加させられ、その戦争を戦ったはいいものの終わってみれば結局何の戦争だったのか分からない部分がかなりあります。

あれほど勉強した英語は話せない、がむしゃらに解きまくった数学の問題が役に立ってるとは思えない、それで得たものは根性論しか無かったとすら思っています。

記事が長ったらしくなってきたのでこの辺でやめておきましょう、投げっぱなしジャーマンのようですがこれ以上書くと世代間対立・世代間格差の話になりかねません。

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。

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