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転職から1年。思えばあの時①

今の職場に転職してから1年経ちました。
この1年、とにかくあっという間でした。
楽しかったこともありましたが、正直言って辛いという気持ちが8割だったと思います。痺れました。
すぐに楽しい仕事なんてありません。だから1年経っての心境はこれでいいと思っています。

しかしこの一年が目まぐるしすぎて、私はなぜ今の仕事に就こうと決めたのかという、そもそもの理由も少し忘れてしまいました。目まぐるしい生活の中で、そんなことを深く考える時間なんてありませんでした。

でも、このタイミングで思いがけなく時間ができました。そこで、なんで私はこの仕事に就いたのか、なんで私は今ここにいるのか。もう一度じっくりと自分で振り返ってみようかと思います。
ちゃんと考えることで自分を見つめ直し、働く意味をより理解できるはずです。

夢を挫折した過去の自分

時は小学校の頃に遡ります。あるものと出会い、私は雷に打たれるような衝撃的な体験をしました。それからというものの、私はそれに夢中になり、それを仕事したいと思うようになりました。その気持ちは中高生になっても変わらず、中高時代はバイトしながら準備を重ね、高校卒業後は満を辞してそれを学べる専門学校に進みました。
専門学校は恋愛も遊びもせず、学び一色の日々でした。休みの日も学校に通い同期と切磋琢磨し、時には泣きながら怒りながらそれと向き合い、本当に本当に夢中で日々を過ごしました。
卒業後は、それをさらに学べる場所に進みました。

でも夢見る夢子だった私は、すぐに現実を突きつけられてしまいました。お金を稼げないのにお金がかかるその仕事の厳しさにすぐについていけなくなってしまいました。母や祖父母に金銭的な援助を頼む自分にも嫌気が差し、かといって続けていくためにやりたくないけど稼げる副業をやるという選択も選べませんでした。お金のことばかりが苦しくて何のためにそこにいるのか分からなくなりました。
わりと今まで前向きに自己啓発をしながら生きてきた自分が引くほど、毎日病んでいました。
段々と自分を整えるためにも、一旦きっぱり辞めた方がいいかもと思い始めました。そして専門学校卒業からわずか1年後、私はそれを辞めることにしました。

それは私の初めての大きな挫折でした。夢の一歩を踏み出したのに、所属させてもらって可愛がってもらっていたのに、好きな学校に行かせてもらったのに、こんなすぐ辞めて情けない、根性なし。こんな気持ちが渦巻いていました。
なによりも小学校からそれに対して強い気持ちを抱いていた自分自身を裏切りました。

だからこそ、次のステージでは絶対ちゃんとやろうと思いました。自分の全く知らないものを一から学んでみよう。中途半端に投げ出さない。絶対絶対に負けない。こんなことを心に強く誓いました。

そして私は21歳の春、ある企業に正社員として入社することになりました。

ーなんだか長くなりそうなので、続きはまた明日書きます。

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