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今の桜と昔の桜

今月1日に行った神社の桜が満開だった。

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地元の氏神様の所も満開。

お花見とか、賑やかな光景は今年は見られないけど、何度見ても綺麗だなあ。



昔は桜の花が苦手だった。というか、この季節が苦手だった。


子供の頃、新年度になる度、桜を見る度に思っていた。

またこの季節が来てしまった。年ばかり重ねていく。この日までに私は居なくなっていたほうが良かったのでは?私が生きていても無意味だ。


…今思う。

めっさ暗いな自分。漆レベル。いやあんなツヤツヤしてないけど。真っ黒じゃん。

桜が美しいからこそ、皆も笑ってて、素敵な世界が目前に広がっているからこそ、自分だけが取り残される様な、複雑な心境だった。


こうなってたのは色々理由があるけど、今思えば、自分自身の特性が大きかった。

今なら、私は環境の変化にめちゃくちゃ弱くて、他の人より、場に慣れるのに時間がかかる。と分かっているし、これが原因の一つだって分かっている。

新しい新年度で変わるクラスメイトも、先生も、教室も、

ワクワクする要素なんてない。全て緊張するストレス要因だし、慣れるまで時間かかるから、そのストレスが人より長く続く。そして集団に馴染みづらいのだった。そら行きにくい。



だけど当時は、何故こんなに苦しいか分からなかった。

だから、耐えるしかなくて、理由も分からなくて、「虚しい気持ちになる」しか無かった。

その結果が、最初のデッドオアアライブな哲学だった。


桜を純粋に楽しめるのも、この季節が好きになれたのも、今だからこそ。


自分を知ることが出来たからだと思います。今なら、対処法も少し分かっている。随分、生きやすくなったものだ。


生きてるって幸せだなぁ。投げ出さなくて良かった。生きていてよかった。


今年も桜が拝めて嬉しい。写真は取れたし、お外で積極的に眺める事はしない。でも、窓を開けたら春風がすごく気持ちがいい。

早く世の中が落ち着くといいな。


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