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「将来の夢がないことは不幸なんかじゃないんだよ。」


タイトルの言葉は、高校生の自分にいま一番伝えたい言葉。

私は、学生の頃からずっと「将来の夢」がないことが悩みだった。

高校時代、進路の話が出ると一気に周りのみんなの雰囲気が変わってしまって、ずっとわたしだけ置いてけぼりになった気分だった。いつもふざけ合っていた子がやりたい事をいつの間にしか見つけていて、どんどん目標や夢に向かっていく。

「将来の夢は?」と聞かれる事がすごく怖くて、みんなが目標に向かって頑張っている中、わたしは夢を見つけるのに必死だった。


だけど最近ふと思った。なんで無理に夢なんか作ろうとしてるんだろうって。誰のために夢を探してるんだろうって。


そもそも夢や目標なんて頑張って探して作ったとしたら、それは偽物だ。一度ときめいてしまったら、頭から離れられなくて忘れられなくて、うずうずとしてしまう。夢ってそういうときめきから生まれてくるものなんじゃないかなって。

自分の夢は何かと考える時間があるなら、わたしはその時間、今やりたいこと、楽しいことをしていきたい。

確かに夢や目標を持つことは、生きる活力になるし、とても素敵なことだと思う。だけど、夢がないことは全然恥ずかしいことなんかじゃない。


夢がないから私だからこそ、いつでも選択肢は無限にあって、縛られずに目的のないこと、無駄なことができる時間がある。だからこそ、その分いろんな可能性に満ち溢れていると思ってる。


何となく楽しそうだな、自分に向いてるかも、と思う会社に転職をして、一年以上経つけど転職してよかったと思う瞬間が毎日あって、楽しいと思える仕事に就けている。無理に夢なんか作らなくたって、充分幸せに生きてるじゃん私!そう気づくことができた。


夢がないことは不幸なんかじゃない、そう気づくのにとても時間がかかってしまったけど、ずっとモヤモヤしていたものが吹っ切れて今とても楽だ。


私は今この瞬間を大切にして、これからも、楽しそうだからやってみよう、頑張ってみよう、そういう日々の小さな選択の積み重ねで楽しい未来をつくっていきたいな。


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