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千葉正也個展 東京オペラシティ 1/16~3/21

良さげな企画展を見つけたのでオペラシティへ。
前情報は亀が歩き回ってるということだけ。

パンレット以外は説明はなく、全てこちらに投げっぱなし。
ちなみに亀のことはパンフには書いてない。

絵が雑な木の台に飾られ、そばには亀の通り道。
ときどき映像。
その混沌が最後まで続いていく。

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絵は実際に配置されたと思われるオブジェなどが精密に描かれている。
その絵と無意味そうな映像、鑑賞者、亀の通り道と共に再配置され、さらに遠目であるが会場がyoutube配信されている。

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亀はなんだかんだで見つけられないけど、その存在を思わせるところがアクセントになっていい感じ。
ホットカーペットに貼られてる3って絵はなんだろうね。

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結局明確に何かを感じさせたいって思って作られてはない気がするけど、現実(会場)→非現実(絵)→現実(再配置されたもの)→非現実(youtube)→現実(鑑賞者の感想)といういうような、世界の一部を切り取って提示された気がした。

全てが一体となって何か大きなものに包まれている。
もの凄い時間と手間がかかっていると思われる絵がすごく効果的。
これが写真だったら全然違うものになっているだろう。

この感想が合っているかはわからないけど、今までにない企画展で楽しかった。

はじまったばかりなので、新宿辺りに行ったときはぜひ。
亀は保管されていた。

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