たい

至近距離の宇宙  東京都写真美術館 11/30~1/26

毎年、写真美術館で行われている新進作家展。
今回の表題が「至近距離の宇宙」ということでとてもワクワクしながら見に行った。


その中で特に印象に残った作家を2人。


藤安淳

画像1

双子がテーマの写真だが、写真は別々に撮られ、撮影場所はそれぞれが生活を営んでいる部屋。

顔はとても似ているが、当然ながらそれぞれがそれぞれの人生を生きている。
1つのものから生まれた2人がまったく違う人生を歩んで行く様は少し寂しくも、人生の尊さも感じる作品だった。



井上佐由紀

画像2

自身の祖父の死に際の目から反射された純粋な光を基に新生児が初めて目に受ける光を撮影している。
生物として初めての光に触れ、何かを探っている様子がありありと写されている。
その様子は純粋さもあり、イメージの中の赤ん坊とはかけ離れた怖さもあった。
新生児の今から世界に触れようとする意志めいた目と、老人の解放にも似た光に満たされた美しい目が今も頭から離れない。


都会の中で身近な宇宙を感じられます。
おすすめ。



帰りに渋谷のギャラリールデコに行った。
昨日12/22は「キセキミチコ写真展 2019年 香港 私の悲しみと祈り #まずは知るだけでいい展 」の最終日だった。

画像3

彼女のツイッターには香港の状況が随時アップされているので、ぜひ追ってみるべき。
https://twitter.com/kisekimichiko?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?