見出し画像

潜って、掬う

執筆現在、2023が終わってからはや1週間。

正直昨年は2024の到来を祈るように生きていた節があって、だからかな。
「新年あるある:
 書類の記入年月日を前年で書いちゃう」
とかは一切なくて、
やっと私のところに24の数字が来てくれた感じで、空けておいた席が埋まったような安心感。

私の母は滅多に占いを信じないけれど、万象学という学問?占術?は選択の際に参考にしているそうな。うまく説明できないから載せとくね。

https://www.shin-ra.com/ban/

その万象学で、私は2022年から23年にかけて、人生の中でもまあまあ大変な目にあうよ!っていう時期だったらしい。
それを天冲殺と呼ぶそうで、環境を変えたり、住居を移るのは控えましょう、となっている。

私は自分の手で変えられないこと(運命だとか才能だとか運勢だとか)を信じていなかったのだけれど
2022年、そして2023年は自分らしくいられなかったというか、思い通りにことを進められない体の重さにずっと悩まされ苦しんでいたから、
あながち間違いでもないな…と思った。


転居・入学・うつ病・アルバイトなど、さまざまな波が途切れることなく襲ってきたな。
のまれたりあがったり、波のうねりで酔ったり。
正直結構しんどい思い出が多くて、全然振り返りたいと思えなかったのだけれど。

波に飲まれてしまった喜びも絶対にあるはずで、そういうものを海の底からひとつずつ取り出して、宝箱に入れるように書き出したいな、と
ふと年が明けて気が変わったのです。

ここまでダラダラと書いてしまったけど、ここからは自分のために箇条書きしていきます。

--------------------------------------------------------------
・1月・
星野源のライブに約7年ぶりに参戦!私の初恋であり憧れの人。彼と本当に同じ言語で生きているのだということを実感した。

・2月・
やっとADHDの診断が出た。今までの苦しみに名前がついたことで、救われる思いだった。

・3月・
高校の恩師を訪ねた。変わらないままそこにあるふるさと、かけがえないもの。

・4月・
友人に悩みを話して、優等生の自分とお別れした。すごく仲が深まった。心の重さが何十分の1にもなった。
iPadを購入した。

・5月・
大学の友人から、そして高校の友人からのサプライズバースデー🎂
高校の友人が勢揃いして京都にいることは今でも夢だと思っているけど、苦労を口にしない彼らの清らかなこころを受け取ったのだな。

・6月・
我が家でたこ焼きパーティーをした。懸命に部屋を片付けた自分、そして大学生でやりたかった宅飲みを実現。

・7月・
友人と祇園祭に行った。京都に住んでいることは、すごく貴重なことで豊かなこと。

・8月・
絵を描くことが、誰かの役に立つことに変わった。友人らと会えて、精神面でも安定した。

・9月・
大学の友人と旅行や遠出をした。私が見ている彼女たちはほんの一部だったことに気づいた。もっと好きになった。

・10月・
成人式の前撮りをすごく綺麗に撮ってもらった。
悲しいことも多かったけれど、自分を信じ続けた。旧友にたくさん助けられた。

・11月・
アルバイトを1ヶ月続けられた。ささやかな幸せを大切に生きられた。

・12月・
苦しみから頭を出して、少しずつ戻って来られるようになった。自分の生き方のスタンスが見えてきた。
--------------------------------------------------------------

2024は天冲殺が明けるし、今まで頑張ってきたご褒美の年にしたい。
自分をひたすらに大切にして、
手入れをして、喜ばせてあげたい。

自分は十分すぎるほど自分に厳しかったし、それは正しいことじゃないって気づいた。
20年間お疲れ様の気持ちで、心の声をよく聞き、認め、健やかに過ごすのだ!

そして、昨年始めたnoteがきっかけで素敵な人たちに出会えたこと、すごくすごく嬉しく思います。
私の避難場所だった。
月並みの言葉だけど、本当に1人じゃないんだ、ここにいる人も人生が1回目で、悩んで止まって歩いて…それに気づけたことはすごく大きくて。


私はずっとあなたの言葉に助けられてきたから。

本当に、あなたが、生きていてよかったです。


大人になればなるほど、「今年は良い年だった!」と言い切れないほどに苦しい場面に出会うから。良い年だと締めくくることは、これからも難しいかもしれない。

でも、波に乗って年末を迎えたら、
凪いできたら、
静かに、底まで潜って、忘れていたこと、隠れていた幸せをそっと掬いだして、来年に持って行けたら。

思い出すことが辛くてできない人は、いつか思い出せるまでそのままで良い。
本当の海みたいに出来事は流されずに、
自分の中にある。

本年もよろしくお願いいたします。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?