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上書き人生

わたし、一見カラっとしてそうに見えますけど、実はとっても根深いです
かなり根に持つタイプなんです

息子が高校の時、保護者向けのミュージカル公演があり、いの一番に応募したのに、バカ息子が提出してなくて行けなかった。もう何年も前ですけど、まだ根に持ってます。だって!「ライオンキング」だったんですもの!!
自分で行けばいいとか、そういう問題じゃない

し~んぱ~い、ない、さぁ~…とはいえません!!!

それ以来、事あるごと、あのオープニングテーマを歌ってわたしを癒せ…と息子に申しております。あと3年は言うでしょう

ほらね、こんな風に、根に持つタイプなんです

それを踏まえて・・・

さらにわたし、イヤなことを上書きしたい女なんです
だからいつか、息子に「ライオンキング」ねだります(まだ言ってる)

もとい、
ここでいう「上書き」とは、思い出の「上書き」です

例えば・・・・
元カレと旅行に行った場所には、新しい彼と赴き、新しい思い出を作る!…とかです
同じところに行くくらいなら別なところに行った方が楽しい…と、思うかもしれません。別なところは、もちろん行くのです。が、別れた彼氏と行った場所に行っておかないと、なんとなくその場所が悪いところになってしまう、その場所が嘘ような、そんな気がしてしまうのです。えぇえぇ、小さい人間です、わたしは

わたしもそれなりの年月を生きているので、もしかしたら…上書きばかりで新しいことが出来ずに終わってしまう人生になるかもしれないけれど、それでもやっぱり、上書きせずにはいられない。なぜなら、同行者が違えばいつでも新鮮な気持ちで臨めるだろうし、新しい発見がわたしを前進させてくれるような気がするのです。ダメですかね?

さすがに、前に住んでいたところに戻ったりはしませんけどね

ただ、わたしの思い出の中には、いつもいつまでも今いちばん大事な人たちが存在していてほしいという、わがままですがそういう気持ちなんです

例えば・・・・
過去にとても苦い思い出があって、しかもトラウマとかになっちゃって、なにかが食べられなくなる…とか、なにかにトライできなくなる…とか、どこかに行けなくなる…なんてことがあったとします。それって、悲しくないですか?
わたし、元旦那に出し抜かれて、ディズニーランドにとても嫌なイメージを植え付けられたことがあるんです。でも、ディスに―ランドですよ? いやなイメージだからって「もう行かない!」とは言えないじゃないですか!

し~んぱ~い、ない、さぁ~…とはいえませんよね?

つまりはそういうこと。だれかや、なにかのせいで、未来までも汚されたような気分になるのって、すごく勿体ないと思うし、ディズニーランドに行くたびに悲しい気持ちになるくらいなら、思い出の上書をして楽しいところに変えればいい…ってことなんです。ま、自分都合ですけどね

とりあえずディズニーランドに行って、ただ前回と同じおさらいをするのではなく、近隣のホテルに前泊する…とか、前回より多くアトラクションに乗る…とか、帰りに遠回りして寄り道する…なんてですね、上書きした上に更にオプションをつけるわけですよ。するとどうでしょう? 以前よりも楽しい思い出が新しく追加されるわけですよ
まぁね、小さい女の、陳腐な企てではありますが、人生を楽しく彩るためのそれもひとつの生き方ですよね

これは子どもにならったことでもあるんです
子どもが自転車に乗れなくて、自転車が嫌い…ってなった時に「じゃぁ今度はお母さんと乗ろう」と、一緒に練習して乗れたとします。そうすると必然的に、自転車が嫌い…は上書きされて「自転車は苦手だけど乗れる」に変換され、勿体ないことにはならなくなる。しかも前進! すばらしい!!
単純なようだけど、そういうことなんです

皆さんも、なにか嫌な思い出があったら、蓋をせずに引っ張り出して上書きしてみてはいかがでしょう? 食中毒にあった食べ物(生もの)にもう一回トライするのは難しいかもしれないけれど、食中毒にあったけど違う調理法(火を入れるとか)なら食べられるかもしれない…ほら、別な道が開けるかもしれない!

し~んぱ~い、ない、さぁ~…と言えるようになる!

いやいや、これが言いたいだけじゃないですよ (#^.^#)

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