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ファクトフルネスとは。僕が一番、オススメしたい本。

こんにちはこんばんは、ぐっちーです。

今回は、僕がここ数年、読んできた本の中で一番オススメできる1冊となります。
昨今のコロナ禍において、何となく不安を抱えている方。世界はどうなってしまうのだろう、と思っている方。絶望すら感じてしまっている方。

必見でございます。

その本が、こちらです!

生活感丸出しな背景ですみません(笑)

FACTFULNESS(ファクトフルネス)」/ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド 著

全世界で100万部を突破したベストセラーだそうです。
データや事実に基づき、世界を読み解く習慣を身に着ける。賢い人ほど囚われる10の思い込みから解放されれば、世界を正しく見るスキルが身につく。というのがこの本の主題です。

ここではあくまで本の紹介にしますので、詳しい感想に関しては割愛させていただきますが、この本を読む前と呼んだ後で、ニュースや世の中の出来事に対する見方が変わったなと思いました。


情報があふれる社会を生きる中で、僕たちはどの情報が正しいのか、常に精査しなければなりません。
僕たちが日頃、目にするニュースや新聞記事、メディアの情報は、ともすれば僕たち「見る側」の思い込みを助長する要因になっているように思います。ニュースはどうしても、良いニュースより悪いニュースの方が広まりやすい傾向があります。1000回飛行機が無事に着陸したニュースより、1回不時着したニュースの方が、広まりやすいのです。

そして、報道番組をはじめとしたメディアは、実は「良いニュース」を報道することが目的ではなく、「視聴率を取る」「1冊でも多く新聞を買ってもらう」「記事を読んでもらう」ことで利益を得ることが目的であり、仕事なのです。
ならば、広まりやすいニュースや、人の弱い部分に漬け込みやすいニュースをドラスティックに報道した方が効果的なのです。その方が、見てもらえるのですから。
なので、目に入ってくるニュースが全て正しいと思い込むのではなく、自分自身で情報を取捨選択し、必要な情報だけを取り入れていく能力が重要かと思います。


僕個人的には、

・第2章「ネガティブ本能」:「悪い」と「良くなっている」は両立する、  ・第5章「過大視本能」:数字を比べる

の2点が印象に残りました。

第2章の部分ですが、「悪い」は現在の状態であり、「良くなっている」は変化の方向であるということ。この2つが入り混じってしまうと、さも世の中は最悪な方向に進んでしまっていると誤解してしまうそうです(笑)
言われてみると確かにそうなのですが、言われてみて改めて気づかされる。そういった内容になっておりました。

第5章の部分では、出てきた数字は、必ず比較しようということが主張されておりました。数字は、それそのものには意味がなく、他の数字と比較することで初めて意味がもたらされるのです。

他にもたくさんの良いことが書かれている中でこの2つが印象に残った理由としては、現在のコロナ禍において、非常に役立つスキルなのではないかと考えたからです。
例えば「今日、新たに1000人が感染」というニュースを目にしたとき。
以前の僕なら、ただ漠然と「大変だな」「多いな」という感想を抱くだけで、それ以上のことを知ろうとしなかったかもしれません。
しかし、ファクトフルネスの第2章と第5章を実践することで、

・昨日と比較して増えたのか減ったのか
・1か月前と比較してどうか
・世界各国と比較してどうか
・季節やその他の外部要因による影響はどうか

という思考になりますし、これらの情報を精査した上で、いい方向に進んでいるのか、あるいはこれから進んでいくのかというところまで思考を巡らせられるようになりました。

この本では、各章においてたびたび現代のニュースや報道番組の在り方を指摘していて、僕たちを思い込みから解放し、情報を正しく読み解くスキルを教えてくれます。

実はこの本、作者のハンスさんは執筆中に病気のため亡くなってしまいます。それからは、息子夫婦が亡き父の意志を継いで執筆しているというストーリーがあり、なんとしても完成させるという心意気もまた、好きな部分です。

ぜひ、ご一読ください!


それでは今日は、この辺で‼







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