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そこはまるで海外のレース インターナショナルスクールのクロスカントリー大会とは

まるで海外に来たような雰囲気のレース。

インターナショナルスクールの中高生によるクロスカントリーのレースが9月から11月にかけて行われます。私が訪れた第2戦目のレースは中学生3km、高校生5kmが米軍多摩サービス補助施設内で行われました。
都内近辺のインターナショナルスクール6校が参加。
シーズンが始まるとほぼ毎週のように行われるため、参加校には毎回ばらつきがあるそうです。

関係者しか入場できないため、中々外部の人間がこういったレースを知ることは難しいかと思います。
私は昨年夏よりインターナショナルスクールの生徒の1人のプライベートコーチングを始めたことにより、スクールのコーチに呼ばれ貴重な経験をさせていただきました。

レースの雰囲気は日本の部活動を経験している人からすると、特に駅伝強豪校出身には、すごくまったりとして緊張感に欠けるように見えるかもしれません。

基本的には日本の学校制度とは別になるため、中体連、高校総体などの大会には出場できません。


いくつかの学校のコーチ達とお話しさせていただいたところ、アメリカ、カナダでのクロスカントリー経験者も。
どうやら生徒の大半は大学への成績のためや、他のクラブのメンバーに入れず(学校によって違うかもしれませんが、クロスカントリー部以外は人数制限あるようです。)、続けることのできない生徒がクロスカントリーに回ってくるのだとか。コーチ達もモチベーションを引き上げるのが悩ましいようでした。
シーズン外は学校での練習がないため自主的に練習する生徒はまれで、ほとんどの生徒がいろんなスポーツを掛け持ちでやってるとのことです。

しかしレースがスタートすると応援もヒートアップ。先頭を走る生徒達を見ると十分に練習をしていないだけで、本気を出したらものすごいポテンシャルを発揮しそうな子達もチラホラと見受けられました。

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青森県で行われるFAR EAST と呼ばれるレースがシーズンの最終戦となりアメリカのクロスカントリー同様、上位5人の順位のトータル数が少ないチームが優勝となります。

シーズン後は生徒を日体大記録会へ出場させると、シリアスな雰囲気にやや戸惑いを受けた様子でした。
2018年に参加したオーストラリアの選手達も同様の反応だったことを思い出します。

日本の部活動制度とは別になるので日本にいながらも中々知ることのないインターナショナルスクールのレース。
4月からは同様にトラックレースも始まるようなので、またその様子を見に行ければと思います。



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