幼児教育の投資効果

投資は、儲かることもあれば、損することもある。そしてなーーんにも変化しないことも。

●前置き

自分の子供は、幼児教室の学校に通っている。上の子も、下の子も、くもんと+アルファ。それから音楽関係。工作関係(は上の子のみ)。幼児教室以外のいわゆる習い事は、本人たちが行きたいから行っているので、音楽関係も工作も、本人たちにとっては遊びの延長である。

対して幼児教室は、図形、日本語、計算などとまぁ、本人たちの脳に負荷を与えるような訓練だ。そこで行われる授業の中には、楽しんでできるものや、そもそも楽しめるものなどがあり、すべてがダメというものでもない。というか、幼稚園でやることの延長でもある(なお子どもたちが通っているのは自然を駆け回る系の幼稚園のため、幼稚園で机に向かって計算も文字もパズルなんかも特にやることはない。木登りをしたり、ツタを使ってリースを作ったりなどか? 特定を避けるために何処かにウソを一つ入れておくがw)。

幼児教室で行われることは、基本的に幼稚園や保育園で行われることの延長だ。「お受験」の準備ということで、多少は高度になっているが、それも多少だ(うちの子供達は幼稚園でやらない分、そこでやってちょうどくらいだと思う)。

●本題
ということで、ふと幼児教室に通っている割合はどの程度かを調べてみた。自然系で幼稚園でやっていない場合、そこか・親が教える以外に、小学校に行くまでのあいだに準備する期間はない。もし仮に、何もしていない子供がいるなら、それはどの程度の割合なのかと言うのが頭にあって、まず、前述の幼児教室似通っている割合を調べたのである。

ところが。

割合を調べたのだが、一番上に来たのが、幼児教室の効果であったり、サジェストでは「幼児教室 いみない」などの文言だった。なんというか、ネットの恐ろしいところだ。眼の前にある情報に翻弄され、ついついそれを調べてみた。

調べると、最初の方に現れるのが、「自分の子供は」という前提の下の発言だ。「自分の子供には意味がなかった」

はいはい。そんな個人的な感想はどうでも良いんですよ・・・w

個人的な感想が意味を持つとすれば、アンケートで数を集計して統計を取ったときでないだろうか? 正直なところ「あなたの子供には意味がなかったもしれないけど、それば全員に当てはまるというのは飛躍させ過ぎでは?」と思う。

●見解
長くなりそうなので、個人の見解を書く。
幼児教育・幼児教室は、子供自身の将来への投資効果が高いことが、アメリカで行われた調査で明らかになっている。幼児期に教育や体験などの学習を行い認知・非認知ともに高めていると、学習を行っていないグループと比較して、どれも良い結果が出ているのだ。

もちろん、前述の通り「自分の子供は関係ない」というケースもあるだろう。先天的に優秀な子供はいる。しかしだ。それを親が決めて良いのかという疑問がある。「我が子は天才だ」と言ってる親ほどバカなものはないのではないか?

個人的な見解だ。親は「我が子は天才だ」と言うくらいなら、子供の体験に「金を払ってやれば良い」。親が自分の意見をいったところで、子供の将来はわからないのだ。それなら、良い効果になる確率が高い方を選択して、カネを払うほうが良い。
何もしなくても、経済的に恵まれるケースもあるだろう。しかし、なにかして、経済的に恵まれるケースが有るなら、その確率が高い方に投資したほうが健全だ。

そして、投資とは、一番最初に記した通り、利益・損・無風の3つの結果がある。子供に投資したって、損・無風のときもあるだろう。しかし、その投資によってもたらされる結果は、子供がかぶるもので、親が損するものではないのだ。親は、お金を支払っただけだ。親目線では、投資ではない。支払いである。ここを履き違えると、親が利益を得ないとという考えに縛られるだろう。

親は、支払える金があるなら、例えば自分の余暇にお金を使うのと同じように、「リアル育ててマイエンジェル」のゲームに課金してる気持ちで、適度にお金を使ったほうが良いだろうとは思う。それが、子供がおとなになって困らない確率が高くなる方法だからだ


なお、子供がおとなになって困らない=親が面倒に巻き込まれる確率を下げることに繋がる。これは、ある意味、自分への投資効果だと思っていいだろう。例えば、子供が将来犯罪者なって自分に迷惑をかけないように・・・であるw


まとまりがないので、もう一度まとめてみよう。

●幼児教育はした方が良い(統計上)。
●個人の感想ではなく、統計で考え、確率の上がる方を選ぶ。
●投資は、利益・損・無風の3つの結果になる。行動を起こすことは、その確率を変動させるだけで、確実に利益になるわけではない。更に金融取引と同じで、自己責任・自分のできる範囲でやる。
●幼児教育の投資の結果は、すべて子供がかぶるもので親は関係ない。
●親はお金の支払をしているだけ。
●親が利益と呼べるものは、子供がおとなになって困ったことにならないことで得られる「わずかな平穏」程度。

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