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「起業色の覇気」とは何か。起業家やプロフェッショナルに見られる覇気の特徴・出し方

はじめに

こんにちは、山口貴史@gucci__official)と申します。

2014年に株式会社Candleという会社を仲間と共に創業し、そこから約5年間、同社のCTOをしておりました。
現在は、エンジェル投資家としてスタートアップに十数件ほど関わらせていただいたり、自身でもSmartGuild株式会社という会社を立ち上げ、新たなチャレンジをしております。

今回は、起業家や各業界のプロフェッショナルなどに共通して見られる特有の覇気について、その特徴や出し方を解説していきます。
ここまで詳細にこの種の覇気について解説している記事はないと思います。

サムネイル画像やタイトルは半分ふざけておりますが、内容はいたって真剣に書いております。

世の中は新しい技術やサービスが生まれることで豊かになっていきます。
新しいサービスの多くは、起業家が生み出しています。
世の中が豊かになることで、人々は豊かな生活ができるようになります。

この記事を読んで、一人でも多くの優秀な起業家が増え、そして一人でも多くの人の生活が豊かになることを願っております。

起業家やプロフェッショナルの方たちはもちろん、そうでない人にとってもためになる内容を書いた自信はあるので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。


覇気といえば

覇気といえば、漫画『ONE PIECE』の覇気が有名ですよね。
覇気は修行で身に付く強力な戦闘力で、武装色の覇気見聞色の覇気覇王色の覇気の3種類があります。

上記の覇気とは少し異なりますが、僕の周りの起業家にも覇気を纏っている人はたくさんいます。
この覇気に僕が名前を付けるとしたら、それは「起業色の覇気」です。


覇気を持っている人の特徴

覇気を纏っている方と会うと、そのオーラに圧倒されることがあると思います。僕もすごい人と会う時は緊張したり、感動したり、格の違いを見せつけられたような気分になることがあります。

もう少し具体的に言語化してみましょう。
覇気を纏っている方からは次のような雰囲気を感じると思います。

・自分に自信がある。信頼性や毅然さがある。
・夢や目標に自信がある。志が高い。
・言葉に自信がある。説得力や熱量がある。

以上3点が、僕の考える「起業色の覇気」の特徴です。

このような印象を相手に与えることができるのならば、ビジネスや日常生活においてプラスに働くことはいうまでもありません。

どのようにすれば、この覇気を身につけることができるのでしょうか?


覇気を出すために必要な5つの能力

上記の3つの特徴を兼ね備えていれば、十分覇気を感じると思いますので、相手を圧倒できる覇気を身につけるためにはこの特徴を持つ人間になればいいことになります。

覇気の特徴が要素分解出来ているので、覇気を出すために必要な要素を洗い出すことは簡単です。
覇気を出すために必要な能力は次の5つです。

1. 信頼性
2. 毅然さ
3. 志の高さ
4. 説得力
5. 熱量

それではひとつずつ解説していきます。


1. 信頼性

信頼性は他の4つの能力を支えるための重要な要素です。
信頼のできない人の言動はいくらまともな内容であろうが心に響きません。

人は他人の信頼性を評価する際、どのような点を見るでしょうか?
信頼性は、相手との関係の深さによって、評価の比重が変化します。

初対面の場合、人は表面的な情報でしか信頼性を評価できません。
自分や自分の話す話に一貫性があり、常識のある態度で相手に接しさえすれば、ある程度の信頼は得ることができます。初対面の場合は、これを極めることを考えればいいことになります。これももちろん重要な能力です。

しかし、関係が長く、そして深くなるにつれて、過去から現在に至るまでの実際の言動が信頼性に大きな影響を及ぼすようになっていきます。
信頼は一気に地に落ちる可能性があり、一度落ちてしまうと回復するには時間がかかるという性質があります。「信頼に欠ける言動は慎む」、「何事にも真摯に向き合う」という日頃の行いの良さが、信頼を持続させるためには非常に大切です。

信頼性を高めるためには以下のことが大切です。

・一貫性のある言動をするために思考を整理すること。
相手や場面によって言動に矛盾があると、コミュニケーションが複雑になります。思考を整理し、自分のスタンスを明確にしましょう。自己分析、人生観、過去の大きな意思決定などについても、整理されていて、かつそれらがある程度リンクしている状態まで整理できているとベストです。一貫性のある人間になれると思います。

・自分の考えや感情など、情報を開示すること。
相手が気にしているブラックボックスは可能な範囲で開示してあげましょう。

・自分の考えと矛盾する重要な発言はしないこと。

一貫した言動をすること自体、頭の中で発言内容の整合性を確認しなければいけないのに、矛盾するものとの整合性も気にするとなると頭の中がどんどん複雑になってしまいます。頭の中をスッキリさせていれば、直感で動けるようになります。

・相手の話を真摯に聞くこと。
信頼とは、信じて頼ることです。頼られる存在になるために、相手の話は真摯に聞きましょう。真摯に聞くときはアクティブリスニングが大切です。

常識ある行動をすること。
常識ですね。業界によってはある程度自分のスタイルを突き通すことはできますが、相手を配慮する気持ちなどの基本的なマインドセットは必須です。常識がない人との間では、常識では考えられない問題が発生する可能性が高いです。


2. 毅然さ

毅然とは、意志が強くしっかりしていて、物事に動じないさまのことをいいます。動じないとは、自分の中での本質的な考え方や生き方の軸が想定外に大きくブレないということです。

毅然さを持っていれば、すごい人から覇気を食らっても動じない
ですし、すごい人から、「俺の覇気が効かないだと!?君は一体何者なんだ!」と思われるため、カウンターとしても機能します。

毅然さを身につけるには、以下のことが大切です。

・圧倒されても表情には出さず、心に留めておくこと。
基本中の基本ですが、これだけでは真の毅然さには辿り着くことはできません。

・いろんな人生の選択肢を知り、その中で1番納得する選択肢を選ぶこと。
井の中の蛙であることに満足してはいけません。自分のなりたい理想像を描くために、他者や外部環境に関心を持ち、いろんな人生の選択肢を知ることが大切です。たくさんの選択肢があれば、より自分に合った選択肢に出会えそうですし、その中から現実的に一番納得できるものを選べば、頻繁に人生の軌道修正をしなくて済みます。

・確固たる志を持ち、成功者の話などで自分の生きる方針が簡単にはブレないようにすること。
いろんな人生の選択肢を知り、その中で自分が取るべき選択肢についてあらかじめ深く思考を巡らしていれば、新たな選択肢が1つでてきたところで動じることはありません。

・人生での大きな意思決定、成功、失敗の理由を考えて言語化し、いつまでも後悔をせず、前を向くこと。
人生の中で重要だと思う出来事は、モヤっとしたまま記憶の中にしまわないでください。特に、嫌な思い出と向き合わずに目を背けていると、地に足がつかず、前に進めません。「当時の自分にはこれが足りなかった」というように反省や振り返りとして言語化したうえで記憶の中にしまってください。過去の失敗はしょうがないです。過去のことは随時清算し、常に今と未来だけに集中できる状態を維持することが大切です。
過去に動じないでください、ということです。

・もともと特別なオンリーワンであると思うこと。
ナンバーワンになる必要はありません。簡単な指標で測れるほど人生は単純ではありません。自分らしさを見つけたら、それを大切にしましょう。


3. 志の高さ

志とは自分の長期的な目的や目標です。
長期的というのは5年とかでもよいですし、ソフトバンクの孫さんのように世代を超えた300年の野望でもよいでしょう。

目的や目標は、どんなことでも素晴らしいと思います。
好きなことをとことん追求することも、志の素晴らしい1つのあり方だと思っています。大切な人を愛し続けることも大変素晴らしい志です。

周りに良い影響を与える志の方が、覇気を出しやすいものが多いとは思います。
ですが、安易に覇気の出しやすさだけで志を決めないでください。
それは志が低いです。

起業家は、「業を起こしている人」なので、その事業に関連した志を持っている人が多いです。
事業を行うということは顧客の課題を解決するためのサービスを行うということなので、周りに良い影響を与えています。

高い志を持つには次のことが大切です。

・人生をかけてやりたいことを見つける。それが見つからないときは、とりあえずいろいろやってみる。お金を目標にしてみる。
毅然さと同様、人生の選択肢は多く知っているほうがいいです。いろんな人の志を参考にして、自分に合ったものを見つけましょう。それがないときは、とりあえず行動することで、その周辺にやりがいのある選択肢が見つかるかもしれません。本当にやりたいことが見つかるまでは、お金をたくさん稼ぐことを目標するのもおすすめです。お金を得ることで人生の選択肢は増えますし、多少は贅沢できるようになります。

・成功体験を持つ。
はじめの一歩です。頑張れば達成しそうな目標を立て、頑張って達成してみてください。それが自信の源となります。

・成功体験を徐々に大きくする。
成功体験を徐々に大きくすることができると、右肩上がりの成長曲線のグラフを思い描けると思います。未来への延長線を引いたその先に、長期的な目標を設定してみましょう。そうすると、現在ではとてもできないような高い目標であったとしても、一生懸命頑張れば到達しそうな、現実感のある目標であると感じることができます。そう感じる目標でないと、本気で取り組み続けることはできません。

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4. 説得力

ここでいう「説得力」とは、「『自分の言動が、志や経験からくる本物であること』を発信し、相手に納得させる力」のことを指します。

「この人が言うと『説得力』が違うなあ。」という表現における「説得力」に近いかもしれません。
「この人は『本物』だ。」の「本物」にも通ずるところがあると思います。

そういう雰囲気を醸し出せる人は、次のような印象を与えます。
・志を体現している。
・思考が深い。本質を理解している。

したがって、覇気にも磨きがかかります。

説得力をつけるには、以下のことが大切です。

・志を持ち、その実現に向かって一生懸命考え、実際に行動すること。
有言実行ということです。実行は、努力するだけではなく、実際に成果や成長が見られればベストです。

・自分の言葉で語ること。
他人の言葉の継ぎ接ぎではなく自分で1から考え直して腹落ちした言葉は一貫性があり力強いです。


5. 熱量

熱量とは興奮の感情です。
熱量のある人の言葉には、興奮している感情が現れます。

人の心は感情で動きます。
言動に熱量を感じなければ、相手を圧倒させるような強い覇気を出すことは難しいでしょう。

「取り組むことが楽しい。」
「取り組むことの楽しさを伝えたい。」
そう思えることが熱量を生みます。

斜に構えて熱量のある人を嘲笑う人がいますが、熱量があって恥ずかしいと思うことは何もありません。むしろ誇りに思うべきです。

一見、熱量はその気になればいつでも手の届くもののように見えますが、実はとても貴重なものなのです。
やりがいのあることに没頭できていること自体が価値なのです。

熱量を自分の中で押し殺すことはただの機会損失でしかありません。
楽しむべき時は、純粋に楽しみましょう。

熱量を出すためには次のことが大切です。

・未来を夢見て、その実現のために奔走する現在を精一杯楽しんでいること。
目的となる未来が自分にとって興奮するものであるといいと思います。

・本気で取り組んでいると誰に対しても明言できるくらい本気で取り組んでいること。
本気で取り組まないと興奮しません。

・子どものような純粋で素直な心を忘れず、心のままに行動すること。
無邪気に楽しんだり、笑ったり、感動することです。


ここまでのまとめ

ここまで、起業家などに見られる覇気の特徴や、そのために必要な能力を見てきました。

起業色の覇気の特徴3つ
・自分に自信がある。信頼性や毅然さがある。
・夢や目標に自信がある。志が高い。
・言葉に自信がある。説得力や熱量がある。

覇気を出すために必要なもの5つ
・信頼性
・毅然さ
・志の高さ
・説得力
・熱量

しかし、覇気にはワンランク上の覇気というものが存在します。
そのために必要な6つ目の能力、それは「覇気の調整力(謙虚さ)」です。


ワンランク上の覇気へ

人を動かしたいとき、熱量はいつも以上に重要ですが、毅然さはそこまで重要ではないかもしれません。
すごい人から覇気を受けるとき、毅然とした態度を取るのが得策な場合もあれば、共感して持ち上げた方が好かれる場合もあります。

覇気の伝わり方を調節することで、相手や周りの空気に合わせた覇気を纏うことができる。これがワンランク上の覇気です。

覇気を構成する5つの能力に共通して言えることは、内から溢れ出る自信の大きさで伝わり方を調整することができるということです。常に最大出力の自信を見せつけるのではなく、相手にとって心地のよい出力に調整する。それが覇気の調整力であり、謙虚さです。

謙虚さがなくても覇気は出せますが、謙虚さを持ち合わせることで覇気に重厚感が出ます。「調節しててもこの覇気の強さか。。もしこれが最大出力なら一体どうなってしまうんだろう?底がしれないな。」、となるわけです。

すごい人と会ったら、意外とフランクだったり、物腰が低かったりすることはありませんか?
でもその人の心の中にはきっと、ゆるぎない自信が存在していて、時折その覇気をのぞかせるのです。


さいごに

最後まで読んでいただきありがとうございました。

読んでわかる通り、覇気を出すためにはいくつもの能力を兼ね備えた上で、一貫性がなければならなく、誰でも出せるようなものではありません。

覇気はまさに人格のアートとも呼べると思います。

覇気を感じることや、覇気の出ている人と対話をすることも、僕の楽しみの一つです。そういう人とはぜひ繋がりたいです。

共感したところなどがありましたら、SNSなどでシェアしていただけると大変嬉しいです。


お知らせ

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見所は何と言っても、バレットとルフィの覇王色の覇気のぶつかり合いです。
ぜひみなさんも覇気を感じに劇場へ足を運んでみてはいかがでしょうか?


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山口貴史。1993年生まれ。連続起業家/エンジェル投資家/東京大学/学生起業家/Candle CTO/SmartGuild CEO/M&A 起業論、ビジネス論、人生観などについて発信しております。
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