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ちょっと意外な話〜

とある日に Twitter を見ていたら、「日本で仕事を探しているんだけど、何をしたらいい か分からないから、取り敢えず会ってくれないか?」というダイレクトメッセージが届いた。 最初は怪しさ満載で「殺されたら、どうしよう」という不安要素しかなかった。「どこに住 んでいるの?」と聞くと「埼玉に住んでいる。あなたは?」と返信が来たため、「広島」と 答えると、まるで文通をする女子高生のように暫くメッセージをする日々が続いた。

暫くたったある日、「広島がどこにあるか分からないけれど、取り敢えず、そっちに向か うわ」と連絡がきた。この時、自分の中では「どんな人か楽しみ」という期待と「殺されたり、犯罪に巻き込まれる危険性もある」という不安による葛藤に悩まされながらも、待ち合 わせに指定していた広島駅へと向かった。

広島駅に到着し、彼と合流すると市街地に向かい、英語でガイドをしながら広島平和祈念 公園や原爆ドームを散策した後、川のベンチでピザを口にしながらお互いについて自己紹 介をしたり、サッカーについて話をしたりするなど、お互いの友情を深めることに尽力した。 彼が知りたがっていた日本で働くために必要なこと、日本で働くうえでの仕事の探し方についても真摯に相談に乗り、彼の悩みを解消することが出来た。その後、広島市街地から広島駅へ歩いて向かう途中、様々な話をした。そして、あっという間に広島駅に着き、彼は埼 玉へと帰路についた。後日談として昨年、東京で再会し、お台場や東京タワー、浅草を散策 し、さらに互いの絆を深めることができた。

今回の Twitter から始まった出会いは、一見するとリスクだらけに思えるかもしれないで すが、こうした奇跡的な出会いがあると考えれば、「本当に凄い時代なんだな」と身をもって感じます。現在、彼とは当時のように英語で会話をすることもありますが、日本語とトルコ語を互いに学び合っているのもあり、会話練習をする仲です。

#Twitterから始まったトルコ人との絆

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