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朝DGs②平和とSDGs

2021年も残すところ、あと1カ月を切りました。いやー早いですね・・。 さて、今日は2021年12月3日。今朝に行なわれた朝DGsについて話していきたいと思います。

朝DGsとは

以前にもお伝えしましたが、朝DGsとは、学生団体スタ場さんが、『朝の貴重な時間を有効に活用し、SDGsについて学ぼうというイベントです。

平和とSDGs

今回、述べていくのは『平和とSDGs』。
最初に言っておきますが、この文章かなり長いです。

平和

今日、話していく大まかな構成は上記のとおりです。

1・平和とは何か

⇒平和って何?について少し考えてみましょう!

2・平和学

⇒平和学の概念や理論的なことについて少しだけ紹介します。

3・今の世界の実状

⇒今、世界で起きている紛争などについて簡単に説明します。

4・私たちにできること

⇒私たちは『平和な世界を作るために出来ること』を草の根レベルの観点から説明していきます。

平和とは何か

突然ですが、皆さんに質問です。

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少し、考えてみてください。

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平和とは、様々な定義がありますが、一般的には上記に示した通り、このようなイメージかなと思います。

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学問的な話になりますが、平和とは主に2種類ありまして、消極的平和と積極的平和と分類されています。

積極的平和・・戦争や暴力などがない本当の平和

消極的平和・・戦争は起きていないが、貧困や虐めなどが存在する状態。

平和学

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学術的な説明としては、平和学とは、上記のような説明となっていますが、これだと難しすぎてよく分からないと思いますので、もう少し分かりやすく見ていきますと、

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基本的には、平和学とは、安全保障(国をどうやって守るか)や、核兵器に関する条約や核兵器が人類に与える影響などを細かく研究する学問です。

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ここからは専門的な話になっていきますが、勢力均衡と集団安全保障について話していきます。

上記に勢力均衡に関して説明していますが、勢力均衡とは、似かよった力であれば、お互いが疲弊するだけで、勝ち負けが付きにくいため、喧嘩そのものをしないという考え方です。別名として、バランスオブパワーとも言われます。

集団的安全保障とは、ある枠組みに参加する全ての国家が、互いに武力行使しないことを約束するものですが、約束に反して平和を破壊する行為が発生した場合、例えば、A国がB国を攻撃をすれば、当然ながら、違反となるので、武力行使した国に対して他の全ての国が防止、または抑圧するというものです。この場合、上記の図で言うならば、CDEF国がA国に対して経済制裁などを口実にB国への攻撃を止めさせるという構図になります。

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大量破壊兵器に対しても説明をしますと、

大量破壊兵器とは、生物兵器、化学兵器、核兵器からなるものなんですが、ここで核兵器について詳しく述べていきたいと思います。

核兵器

核兵器と聞くと、皆さんは何を想像するだろうか?

さらに、核兵器はなぜ作られたのだろうか?

少し、考えてみてください。


核兵器とは、一般的にミサイル、原爆(原子爆弾)、水爆(水素爆弾)などを指します。

また、核兵器は第二次世界大戦中に作られたのです。

第二次世界大戦の構図

第二次世界大戦当初、世界は二極化しており、ドイツ・イタリア・日本による枢軸国側と、フランス・イギリス・アメリカ・ソビエト連邦・中華民国からなる連合国側に分かれていました。上の図が大まかな図です。

第二次世界大戦の流れは、上記のようになりますが、核兵器が作られた理由は諸説あるため一概にもこれが正しいとは言い切れません。しかし、ナチスドイツが核兵器を作って世界中のユダヤ人を抹殺しようとしたことに対し、危機感を感じていたアメリカが焦って核兵器開発に踏み込んだ説が核兵器が作られた理由としては有力とされています。

◎核兵器は必要か?不必要か?

度々、論争になる核兵器の必要性に関する問いですが、皆さんはどう思われますか?

僕自身は個人の感想としては核兵器は無くすべきだとは思います。

しかし、国際政治の学問の観点から見れば無くすべきだとは思いません。

その理由は、相互確証破壊という考え方によって、一定の平和を保つことに繋がるからです。

相互確証破壊とは、核兵器が戦争抑止に繋がるという考え方です。

上の図にあるように、例えばアメリカとソ連が核兵器を互いに持っていれば、核攻撃しようとは思わないはずです。なぜなら核攻撃をすれば報復攻撃を受けるから。ただ、核兵器を片方の国しか持っていなかったら、核攻撃をする可能性は高まります。つまり、お互いが『緊張状態』を保つことによって結果的に戦争抑止へと繋がっているわけです。

今の世界の実状

今の世界の実状ということで、ここから述べていくのは、世界でどれくらいの紛争が起きているのか、またどこで起きているのかについて述べていきます。

今、世界で起きている紛争はちょっとずつ減ってきてはいます。例えばヨーロッパなどでは激減しています。ただ、アフリカやブラジルやコロンビア、ウルグアイなどの南アメリカ(南米)、シリアやイラクなどの中東では、紛争が起きている場所もあります。

こうした紛争は深刻化しては収束し、深刻化しては収束といったような繰り返しを起こしています。

UNDP(国連開発計画)のデータによると、2020年時点で紛争や内戦の犠牲者は81447人いるとされているなど、かなりの犠牲者が未だ存在しています。

また、今もなお続く紛争や内戦としてピックアップしていきますと、

ミャンマーでは、ロヒンギャ問題やクーデターによる政情不安定などの問題が発生、

イエメンでは、2010年のアラブの春をきっかけに民主化運動が活発化した中東諸国の影響を受け、2015年に内戦が勃発。この内戦で全人口の8割にあたる2400万人が慢性的な人道支援を必要な状態にあるとされています。また、そのうち1000万人もの人々が飢餓状態に陥っているなど、かなり深刻な状況です。

また、その他にも、シリアではシリア内戦が未だに続いていますし、南スーダンも独立後に内戦が勃発、アフガニスタンでは最近、タリバンが政権掌握するなど政情不安定さを増しています。

さらには韓国北朝鮮でも朝鮮戦争が未だに終戦していないなど、紛争はどの地域にも未だに混在しているのが現状です。

私たちに出来ること

では、私たちに出来ることとは何かを、ここからは見ていきたいと思います。

私たちに出来る平和への貢献は正直言ってかなり数は限られていますが、決して無力でもありません。

ここでは、SDGsの目標16に掲げられている『平和と公正を全ての人に』に関連した私たちに出来ることを紹介していきます。

・私たちに出来ること

その方法は5つあると思っています。勿論、それ以外にもありますが、今回はその5つを紹介します。

その5つとは…

上記の画像にある通り、こうした取り組みは重要かなと思っております。少しだけ補足していきますと、

①難民支援の応援

NGOやNPOが難民支援や核兵器廃絶に取り組んでいれば、活動資金のための募金や支援をしてみるのはありです。

②政治に関心を持つ

平和は政治が関係してくるため、国際的な流れ、世界の流れに常に目を向ける姿勢は重要です。寧ろ、日本国内より世界の動きに目を向けたほうが良いかもしれません。

③周りの人に伝えてみる

世界の動き、世界で今起きていることを周りの人に伝えてみるのも効果的です。周りの人に伝えることで、その人が動いてくれるかもしれないですし、その小さな動きは微々たるものであろうとも、『一瞬だけでも世界を変えることに繋がる』わけです。

④平和資料館に行ってみる

広島や長崎、沖縄であれば平和資料館はありますが、戦争関連の史跡や博物館はなかなかないため、旅行などで広島・長崎・沖縄に行く機会があれば、目で見て平和について考えてみると良いでしょう。

⑤NPOやNGOのイベントに参加する

NGOやNPOのイベントに参加すれば、その団体が実際に活動している活動内容を知れますし、色んな疑問に答えてくれる場合もあるのでオススメです。

♦️NGOやNPO関連の情報はコチラ⬇️♦️

♦️紛争や内戦関連♦️

ここまで長々と話してきましたが、
『朝DGs②平和とSDGs』はこれにて終了となります。

最後まで読んで頂き有難う御座いました。

今後とも宜しくお願いします!

#朝DGs

#世界で起きていること

#紛争

#平和

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