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南の島で暮らすという覚悟とご褒美。

連日、テレビをつけると新型コロナウィルス関連ニュースばかり。今日は、常夏の楽園グアムの知られざる生活についてご紹介します。灼熱の太陽、澄み渡った青空、これがみなさんがイメージする南国グアムだと思います。しかし実は一年に1〜2回は台風が訪れ、数年に一度は島のインフラに大きなダメージを与えるほど大型台風が直撃します。電気が止まり、水道が止まり、よってwifiが使えず、携帯電話やコンピュータもアウト、台風一過、車で出かけると道路には電柱や木が倒れ行く手を遮ります。

20年以上暮らしていると台風にも慣れ、電気や水道のない生活も不便ではありますが、慣れっこになっています。日本で暮らしている方には想像も付かないと思いますが、台風は地震とは違い上陸を数日前から予想することができるだけありがたいです。台風上陸が迫ったら次の準備をします。

1.お風呂や空きボトルなどにできるだけ水を貯める。
2.懐中電灯用の乾電池を用意する。
3.卓上コンロ用のガスボンベを用意する。
4.庭や玄関周りの飛んでいきそうな植木やBBQコンロなどを家に入れる。
5.タイフーンシャッターという雨戸を閉める。
6.クーラーボックスに氷をガンガンに詰めておく。
7.携帯用のバッテリーをフルチャージ。
8.庭になっている食べごろの果実を収穫。
9.車のガソリンを満タンにする。
10.飲料水を確保。

ここまで終わったら、ひと休み。
11.溜まっている洗濯物を済ませてしまう。
12.炊飯器でご飯を炊いておく。
13.肉類をBBQ用にマリネード。
(万一電気が止まっても肉類が日持ちする。台風通過後、BBQするため。)
14.アイスクリームは早めに家族みんなで平らげる。
15.ドーナツやクッキーなど、冷蔵庫に入れなくていいお菓子をつくる。
16.早めに家族全員お風呂かシャワーに入ります。

これが台風上陸までのルーティーン。あとは電気が止まるまで冷房を聞かせてTVや映画を見て過ごします。電気が止まったら、諦めて床につくまでです。

台風一過は晴天になります。翌日も電気が戻らないようなら、諦めてBBQのスタートです。デザートは台風上陸前に収穫しておいた南国のフルーツたち。どれもビタミン豊富で栄養価の高い南国のご馳走です。

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台風の通り道にあたるグアムでは、台風が珍しいことではありません。いつになったら電気が戻ってくるのかなど、気にするようでもなく島の人たちは慣れた手順でBBQの準備を始めます。ちょっとした臨時休暇のようなつもりなのか、隣人や知人の安全を確認してBBQを楽しみます。

細かいことは気にしない、"なるようになるさ"的なムードがグアムにはあります。南の島の恵は、万一食料供給が滞っても島民の胃袋を満たしてくれるます。南国暮らしに憧れる方も多いとおもいますが、水道、電気のない生活を覚悟する必要があるんですよ。移住の際には覚悟してお越しください。


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