『夕景』 (多摩川)
緩やかな川風に
身を任せ
花越しに
閑かに
沈みゆく陽を
眺めている
夏の金色は
やけに目に滲みる
君と並んで見た
あの年の夏は
もう戻らない
今は
彼の岸、此の岸
ずいぶん遠く離れてしまっているけれど
魂は繋がっている
来年も同じ時刻に
同じ夕景を楽しもう
愛しい
我が心友よ
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緩やかな川風に
身を任せ
花越しに
閑かに
沈みゆく陽を
眺めている
夏の金色は
やけに目に滲みる
君と並んで見た
あの年の夏は
もう戻らない
今は
彼の岸、此の岸
ずいぶん遠く離れてしまっているけれど
魂は繋がっている
来年も同じ時刻に
同じ夕景を楽しもう
愛しい
我が心友よ
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