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Samsaraについて - S1

概要

Samsaraは、グローバル経済での事業の安全性、効率性、サステイナビリティの向上をミッションとしています。このビジョンの実現のためにConnected Operations Cloudを開発しました。物理的なオペレーションのIoT化によって実用的なビジネスインサイトを開発し、企業は運用を改善できます。Connected Operations Cloudは、IoT端末からのデータと、接続されたアセットおよびサードパーティシステムにより拡大するエコシステムを統合し、クラウドダッシュボード、カスタムアラート、レポート、スマホアプリやワークフロー等を使用して、組織がデータインサイトに簡単にアクセス、分析、操作できるようにします。
当社の差別化された独自のソリューションスイートにより、組織は業務全体でデジタル・クラウド化戦略を取り入れる事ができます。 Samsaraの導入でより安全な運用を推進し、ビジネス効率を高め、サステイナビリティの目標達成することができます。

製品について

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Connected Operations Cloud には以下のものが含まれます。

- IoT機器や構築されたエコシステムからデータを取り込んで集約、さらにAI、ワークフローと分析、アラート、API接続、データセキュリティおよびプライバシーといった機能を組み込んだデータプラットフォーム

- ビデオベースの安全管理車両テレマティクス(移動する車両に通信機能を備えた機器を搭載し、各種情報を送受信するシステム)、ドライバーのワークフローアプリ機器の監視サイトの可視化アプリ

接続されたフリートのコアアプリケーションは次のとおりです。

ビデオベースの安全性:AI対応のビデオでチームを保護します、リスクの高い挙動やトラブルをリアルタイムで検出し、ビデオレコードを保存して不正な損害賠償請求からドライバーを保護、更にはドライバーの安全性向上の為にコーチングワークフローを提供します。

車両テレマティクス:GPS追跡、ルーティングとディスパッチ、燃料効率管理、EV車の利用とその充電プラン、保守管理、および診断機能を備えた堅牢なリアルタイムテレマティクスソリューションによって車両をサステイナブルな方法で効率的に管理します。

ドライバーのワークフローアプリ:ドライバーの生産性が向上し、規制コンプライアンスが可能になります。ドライバーはその日の業務把握し、電子ドキュメントを受け取り、保守検査を実行し、コンプライアンスログを管理し、バックオフィス担当者にメッセージを送信できます。

業界にとらわれないアーキテクチャとイノベーションの文化により、Connected Operation Cloudに新しいデータを追加し、次のような物理オペレーション全体で新しいアプリケーションの開発が可能となりました。

機器の監視:発電機やコンプレッサーから重機やトレーラーまで、様々な配電設備の管理とその豊富な可視性を提供。運用効率を向上させて想定外のダウンタイムを防ぎます。

サイトの可視化アプリ:現場のセキュリティとインシデントの応答時間を改善するモバイルおよびクラウドベースのソフトウェアと、アラートおよび検索機能を強化する独自のAIアルゴリズムを使用して、IPカメラ(Samsaraまたは他社製の)による遠隔可視化を提供します。

市場機会について

当社のConnected Operations Cloud は、急成長する大規模な市場機会に対応していると考える物理的な運用のためのデジタルハブを提供します。 獲得可能な市場機会(TAM)は、2021年末までに約546億ドルと推定され、2024年末までに969億ドル(3年間のCAGRは約21.0%)になります。この機会は、 接続されたフリート、接続された機器、接続されたサイトといった現在のアプリケーションで構成されています。 接続されたフリートの市場機会は、世界の商用テレマティクス市場によって表されます。Gartnerの見積もりによると、2021年には329億ドルの市場であり、2024年には637億ドルに成長すると見込んでいます。

収益源について

過去2会計年度の各年で、Connected Operations Cloudのサブスクリプションから収益の約98%を生み出しました。これには、ビデオベースの安全性車両テレマティクスドライバーのワークフローアプリ機器の監視サイトの可視化アプリが含まれています。 Connected Operations Cloudのサブスクリプションには、インターネットゲートウェイ、カメラやセンサーといったSamsara製IoT機器から(または他社製機器から)取得されるIoTデータ収集が含まれます。他にも、IoT機器のセルラー接続、クラウドアプリへのアクセス、APIおよびSamsara App Marketplace、カスタマーサポート、および製品保証対応が含まれます。

サブスクリプションの価格はアセットごと、アプリごとに設定されています。例として、2つのアプリ(ビデオベースの安全性車両テレマティクス)を使用する1台の車両は、2つのサブスクリプションとしてカウントされます。5つの建物内それぞれに一つの機器があり2つのアプリケーション(機器の監視サイトの可視化アプリ)を利用する場合、10のサブスクリプションとしてカウントされます。

上場済Saas銘柄間のベンチマーク

Samsaraの過去12か月間の売上高は3億7,900万ドルでした。

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Samsaraの過去12か月間の売上高成長率は76%でした。

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四半期ごとの売上高成長率の推移

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Samsaraの過去12か月間のGAAP粗利益率は72%でした。

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Samsaraの粗利益率は、過去の数四半期で比較的安定しています。

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Samsaraの過去12か月間の営業利益率は-36%でした。

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Samsaraの過去数四半期での営業利益率は緩やかに改善傾向にあります。

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売上継続率(NRR - Net Revenue Retention / Net Retention Rate) 既存顧客の売上を前年比で維持できているかを計る指標です。

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粗利益率調整済みの顧客獲得コスト回収期間

(前四半期の営業費用)/(Net New ARR x粗利益率)x 12 この指標は、1顧客獲得にかけたコストが何ヶ月で回収されるかを示します。

Samsaraの回収期間は18ヶ月です。

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Samsaraは過去12か月間の売上高の56%を営業費用に費やしました。

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Samsaraの過去数四半期での売上高に対する営業費用は緩やかに減少傾向にあります。

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Samsaraの過去12か月間の売上高成長率とフリーキャッシュフローマージンの総数は以下の通りとなります。(Rule 40)

SamsaraのRule40は31です。

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