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元「企業公式Twitter中の人」なので運営開始において重要な話をします

つうわけでね、前回アカウント運営以前の基本的な話をしてきたわけですが、
今回は実際的な運用をやっていこうちゅう話なわけです。今回もいうて基本的な内容になりそうな気がしてきましたわな。

引き続き別にこれは何かに準拠したとかそういうアレじゃなく、
元企業公式アカウント運営者が経験から書いていること
なんであんまカタく考えずに見てくれつうわけ。

もし前回見てねえよていう人がいたらね、この記事の最後の方にもリンク貼っとくんで
興味あったらそっちもどうですかって感じですわな。

さて前回ようやくアカウント運営の前のやるべきことが終わりました。
ってとこで、早速運営の話に行きましょうか。

1、アカウントの第一印象を清潔に整える


<Twitter上で第一印象になりうるタイミングを知っておこう>

なんてことない話なんですけどTwitter上ではいろいろなタイミングで接点が、言い換えると「第一印象を与える」場面があります。

1、自分がフォローしている人によるリツイートや、いいねによって、該当アカウントをフォローしていなくても表示される「ツイート内容+アカウント名・アイコン画像」
2、おすすめユーザーとして表示される「アカウント名+アイコン画像+(プロフィール)」
3、相手に届く通知欄から確認される「アカウント名+アイコン画像+反応した内容」

基本的に上記いずれかのタイミングがあなたのアカウントが認知されるタイミングになってくるわけっすね。

なので、どの組み合わせで相手に表示されても不信感がなく、企業として適切なプロフィールを記載しておく必要がありますわな。

てなわけで真面目に基本的な設定をしっかりやっていきましょうという感じ。

<アカウント名>

早速運営しないんかいとツッコまれそうな気はするけど、このへんはめちゃくちゃ重要なんすよね。
Twitter登録して一番最初に何をやりますか?
って話なんすけど。
決めなきゃいけないわけですな。
「アカウント名(ならびにID)」「プロフィール」「アイコン/ヘッダー画像」を。
で、おいおいプラスアルファで加えて欲しいのが「固定ツイート」ですわ。
この4つがTwitterにおけるあなたの顔になりますよって。

アカウント名は「○○株式会社」でいいか〜
つってまあそんな深く考えないかもしれないんですがね、
いよいよここでアカウント名に<公式>とか付けたら
はれてあなたも企業公式アカウントデビューってわけです。ウェルカムトゥ虚無。ようこそ企業公式Twitterの世界へ。
※個人の感想です。

早速ここを逆手にとれば<公式?>とか<公式予定>にして(まだ社内での認知度が低く仮公式的なアカウントです!)とか適当なことぶっこいて成長型コンテンツとしてやるのもアリです。

あなたがトリッキーな妖怪ならそんな感じでもいいと思いますよ。
「課長の○○さんに認められたら公式に一歩近づきます!」みたいなね。比較的短期間で達成できそうな目標を置いて、その方向性で人気出たら次は部長にすればいいし。脈が無さそうならすぐ公式化してやめりゃいいと思います。

そうやって社内の様子を定期配信するのもPRとして面白いですよね。

しかしながら、社員全員没個性で特筆することが無い普通の人ならやめた方が良いですね。
なんかトガッた人が居る場合の施策だと思ってください。

ただ会社にイヌネコが居る場合は使った方が良いです。
Twitterユーザーはイヌネコへの関心が半端無いし、動物に優しいと無条件で好印象、大勝利つって。
まあこう書いちゃうとなんか利用してる感半端ないけど、
大事に育ててるなら会社の看板猫とか犬で使ってもいいんじゃない?と思いますね。一緒に働いたら癒されそうでだし、動物のこと大切にしてるのは本当のことなんですから。
使えるもんは使えばいいんですよ。
ただ使い方が悪いとイヌネコ以外のツイートを投稿した時にフォロワーがゴリっと減るんでイヌネコに全頼りもNGです。
たまにテコ入れで出すティッシュフォールドくらいに。

さて、上記の例は自分のコミュニティにフォロワーを所属させるような戦略になりますね。
アカウント名に<公式?>とか書いてるアカウントは数が少ないんで、興味を持ってもらえる可能性があります。
重要なのは趣旨をアカウント名で全て言い切らないこと。
例)「株式会社他力本願<フォロワー2000人で公式アカウント化!チャレンジ中★>」みたいな。
疑問持たせずそこで完結してしまうと、

「あ、そう。(完)」

ということで、プロフィールもホーム画面も見てもらえないままスルーって展開になります。
えるしってるかマーケティングのきほんはヒトのこうきしんをあおることだ。
そんな感じ、あとTwitterは押し売り感をかなり嫌うSNSなんで、
グイグイするのはやめた方が良いですね。

<プロフィール>

次いでプロフィールの設定ですね。
唐突な話になりますけどね、初対面の人と会った時、相手をどうやって測りますかって話なんすよ。
で、対人の場合、第一印象を一番左右するのは「容姿」だってのが定説です。
あとは「社会的地位」だったり「年齢」やら「性別」やらで「初対面の知らない人」からいろいろラベリングしていって
自分の記憶の中にその人の情報を保存していくわけですね。

Twitterのプロフィールは「社会的地位」や「年齢」や「性別」に当たる部分を代弁してくれます。
つまり書き方次第で1にも100にもなるって話。

ただプロフィールも文字数に制限があるんでね、追加したいことがあれば「固定ツイート」で語るのもOKかと思います。

じゃあ折角書いても効果がゼロになってしまうプロフィールてどんなんだよと思うじゃないですか。
基本的に「ネガティブ」なワードが入っているプロフィールはよくないです。
できれば「ポジティブ」なプロフィールを記載するか
「ニュートラル」に情報を淡々と書くかの2択にしておくと良いと思います。

例)「地名」で「商品名」を取り扱っている「業種」の「会社名」です。
弊社の素晴らしい「○○」をもっと広めたい!という思いでTwitterをはじめました。
一生懸命頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!(*^^*)

どうすかこの当たり障りのなさ。当たり障りの無さ日本大会優勝か?
みたいなプロフィールですね。でもそれで良いと思いますよ。
あとなんかアピールできることがあれば書いておいても良いですね。
実は業界シェアNo.1だとか。なんとか賞受賞とか。
読み手にとって「安心できる社会的地位」があると良いかなというポイントです。会社の場合は会社というだけで他よりは信頼度が上がりますが、信頼できる情報は多いに越したことありません。

語尾を「!」とかで元気にすると若々しい溌剌とした印象を受けるとか、その辺も色々あります。
Twitter上でどういう振る舞いをするか、は前回決定した妖怪に依存しますんで、妖怪の年齢とキャラ設定に合わせると良いと思います。

<アイコン/ヘッダー画像>

さてアイコンやヘッダー画像はあなたのアカウントの印象をより具体的にします。
さっきの爽やかなプロフィールでアイコン画像が「血塗れの怨霊の顔」とかだったら一気に意味不明になってきますね。
まあ逆に興味を引けるかもしれませんが、印象がバラバラだと方向性がボケるので
ずっと変なことを書き続けなきゃいけなくなったりしてきます。

企業アカウントとして相応しくない振る舞いはやめといた方が良いですね。
ある日突然上の人に呼び出されてめちゃくちゃ怒られる可能性もなきにしもあらずですからね。

基本的にアイコンは会社のロゴが良いですね。折角その会社の顔としてデザインされてるわけですし、
そのアイコンを見たフォロワーが「○○株式会社さんだ」とすぐ想起できそうなものが理想です。

<固定ツイート>

これに関してはプラスαの領域になってくるんですけど、固定ツイートって要は

こちらに興味を持ってくれた人が目にするツイートです。

興味を持っている段階→フォローしてみようかな?「→」のきっかけになる重要部分だと考えてください。

みなさんはどんなツイートを見た時、何に興味を持ってその人のホーム画面に飛びますか?

固定ツイートには、それで出てくる答えに該当する内容を固定しておくと◎だと思います。

ちなみに自分個人の場合だったら、「この人どんなツイートしてるのかな」とか「書いてる内容について前後の内容も見たいな」だったりとか「○○に詳しそうだけど他にも○○についてツイートしてるのかな」とかが多いですね。

で、面白そうだったり、自分の興味のある情報が今後も得られそうだったりしたらフォローするって感じですかね。

企業公式Twitterとしては「同業者かな?」とか「インフルエンサーかな?」のいずれかでしたね。

で、結局固定ツイート何にしときゃいいんだよって感じだと思うんすけど、

・すでにコンテンツがある程度ある場合
→そのツイートをまとめたモーメントURL(○○屋さんの日常とかなんかシリーズ化出来るツイート群だったり、自社の持ってるノウハウや豆知識のツイートをまとめた内容だったり)
・特定のコンテンツを更新しているわけじゃ無い場合
→見にきた人間にとって印象が良いツイートならなんでもOK。中の人として設定したペルソナが感じられるような発言を心がけると良いと思います。

常に共通させるのは「初対面の人が見ても変に感じない内容+ネガティブじゃない」こと。
どうせこのアカウントなんか・・・とか、全然知られていない会社で・・・とか書くのは御法度つってね。)

個人のアカウントでは自由ですが会社のアカウントは確実にハッピーな感じの方が良い。
一般ユーザー層にとってはそれが貴社の印象に直結するわけですからね。

2、続けられるコンテンツを1つ用意する

前回の記事からここまで真面目に読んでる人は少なくとも
・目指すフォロワー層(情報をどこに届けたいか)
・Twitter運営者のペルソナ
・Twitterを運営する目的 は決まってるわけですよね。

ということでこの3つを踏襲した永続性のあるコンテンツを1つまずは見つけましょう。

よくあるのが半端にアカウントだけ作って続けられないと言うことです。
更新できないならSNSのアカウントは作らない方が良いすね。

いやーもし、もしもの話で。
会社に興味がある人がね、こう、たまたま御社に関わるワードでね、
検索してくれて、アカウントにたどり着いたのにもかかわらず、
長い間更新が止まっている状態を目にしてしまうと、良い印象はありませんわなってそういうこと。

でもねこっちもやる前はね思ってるんすよ
「140文字1日1個書くだけなんて適当でも余裕だわこんなもん」つってね。

で運用し始めるわけです。
最初の1ヶ月はまあ、保つかもしれませんね。

しかし2ヶ月、半年、1年と続いていくと?
年間休日125日のホワイト更新をしたとしても

年間365日ー休日125日=240営業日
240営業日×140文字=33,600文字ですよ。

大学生が年間かけてやる卒業論文で1万文字ですよ。
これを無計画に毎日更新出来るなら大変素晴らしいことですが、
他の業務に圧されながらやるってなると結構難しいわけっすわ。

そう考えたらTwitterの運営って言うのは結構ハードなんすね。
その日のネタを140文字に成形して、狙うユーザー層に一番効果的な時間を狙って打つってことが必要なわけです。

んなわけでそんな毎日の運営の手間を少しでも下げるために永続的に続けられるコンテンツつうのが必要なわけです。

これに関してはもう各々変わってくると思いますけど、
まあ例にして何か考えるとしたらそうっすね〜。

例)刃物を取り扱う会社であれば、
毎日ツイートする内容の中に
「今日も世相や日頃の鬱憤、伸びてきた前髪も切れる切れ味の良い刃物を作ります!」
みたいなところから始めて、ある程度フォロワーが増えてきたところで
「弊社の刃物に切って欲しいもの募集!」
とかで意見を募って毎日のツイートに取り入れるとか良いかもしれません。
ネタはフォロワーが提供してくれますし、その毎日のツイートに採用されたフォロワーが、
該当ツイートを拡散してくれると思います。
例えばアニメの敵キャラとかが来て、そのキャラが実際に倒された回が連載された日とかにツイートすると一気に拡散が狙えるんじゃないすかね。
他人のふんどしで相撲をとる感じになりますけど、
元々認知度の高いコンテンツに乗っかって広めてもらうのは結構簡単で有用です。
今だったらコ○ナウイルスとかね。不快感与えない内容で。
できれば画像があると人の目に留まりやすくなるんで入れると良いすよ。ただ著作権とかいろいろあるんでそのへんの抵触しないようキッチリ管理する必要はありますね。

別にこの例に出してる「刃物」は包丁とかカッターみたいなものから工業用のでかい刃物とかでも全部使えると思うんすよ。

Twitterは特に「共感性の高さ」つうもんが拡散につながる一つの指標だと思うんで、
その辺りを狙ってぶっ放すと良いと思います。
どうやって見分けんだって?そうっすね、
例えば社内でも盛り上がる話題と盛り上がらない話題ってあるじゃないすか。

なんでその会話が盛り上がるかっていうと、その相手も話に参加できて感情が動く体験があるからってことで。判別はそれと同じ基準で良いってワケ。

んな感じですかね。
ここまででとりあえず運用の最低限の基本とやるべきことは終わったかなつう感じで。

あとなんだろうな実践編とかになると
・アカウントのファンを増やす
・配信コンテンツの充実化のためにやるべきこと
・運営中にクレームのDMがきた時に重要な事
とかになってくるんすかね、また気が向いたら書きますわな。

ちょっとでも誰かの役に立ってりゃ幸いってね!

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