いつも通りの夏に
地元、八戸の定番と言えば
ウミネコと海岸。そして海の幸ですかね。まあ、地元に居りましてもセットでまとめてドドーンと満喫できる日もなかなか無いものです。
今日は、義母の転院のため朝早くから妻と出かけました。長い長い説明やら手続きやらがやっと終わりましたらお昼になっていました。ただ座っていただけなのに、やけにお腹がすくものです。
転院先は、景勝地である種差海岸まで車ですぐのロケーションなのでした。こうなったら、美味しいものを食べて心安らかに帰路につきたい。そこは妻と意見が一致しました。
知る人ぞ知る、日本画家・東山魁夷の代表作『道』のモチーフとなった種差海岸への道。その『道』を走り、海へ向かいました。
広い広い天然芝とその先にはざぶんざぶんと太平洋です。眺めているだけで気持ちが落ち着くのは、やっぱりこれが幼少の頃から見慣れた海と空だからでしょうか。
実母の忌明けと初盆を済ませたばかり。この夏は病院やらお寺さんやら何かと走り回っているけれど、ここでぼうっとしていると、いつも通りの何でもない夏がきっとまたやって来ることを信じても良いような気がしてくるのでした。
そして、種差海岸を目の前にしたお馴染みの食堂にてお昼をいただきました。
うに飯と名物のいちご煮(ウニとアワビの吸物)に刺身を付けました。間違いようのない旨さです。
いつものように市場で食材を買い込んで家で食べればそれはそれで満足ですが、たまにはゆっくり外食も良いものです。
空が青かった。
義母には早くまた元気になってもらいたい。今はシンプルにそう願うだけです。
ウミネコと海岸と海の幸。それは、いつも通り今日もそこにありました。
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