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性格を可視化すると生きやすい人生になるのかどうか、そんなことを考えた

もう話題ですらなく、一般的かもしれないけれど、MBTI診断が最近面白なと思う。自分自身の性格は、人生通して付き合っているのでなんとなく分かっているつもり。でも、他者から見た客観的な側面は理解しづらい。それを、16種類ある類型に当て嵌めるだけで、凡その傾向は捉えられ、自分らしさを受容し、自身を理解するヒントになる、ような気がする。

自分自身や他者の性格を知りたい

本来のMBTI診断からすると、亜流なようですが16パーソナリティ性格診断をやってみると「擁護者(ISFJ-T)」。当然当たっている事柄に関しては強弱あるけれど、概ね納得の内容。利他の心があるのかはわからないけれど、他者を中心に考えている節はある。

擁護者は“周りの人を守る”タイプとして非常に献身的かつ友好的で、いつでも喜んで愛する人を擁護します。

https://www.16personalities.com/ja/

MBTI診断は、外向型(E)・内向型(I)、感覚型(S)・直感型(N)、思考型(T)・感情型(F)、判断型(J)・知覚型(P)合計8種類のカテゴリーを掛け合わせ、合計16種類の類型に分類し、「建築家」「指揮官」「主人公」「冒険家」など特徴づけられて説明がされています。

隣の席に座る同僚が、電話口のあのめんどくさい取引先が、どんな性格をしているのか、可視化することが出来、心穏やかに働くため、組織を円滑に回すためのヒントになるのではないか。そもそも、人の感情の機微を読むことが苦手な僕にとってはとても興味深い。

最近、薦めてみた同僚、友人で、4人中3人が「仲介者(INFP)」だったことには何か意味があるのか。人と人の関連性、それはそれで気になる。

苦手な人に対処するのが苦手

日々の生活、仕事の中で、何故この人はこんな行動を取るのか、正直わからないことだらけ。分からない=嫌いではなく、=苦手という感じ。O型は、好き嫌いはなく好きと苦手で分けられると聞いたことがあるけど、本当に苦手だと感じる人はごく一握り。

高校時代に苦手だった同級生。社会人となり、人生の苦楽を経た後に会えば、分かり合えることもあるのではないかと思っていたが、十数年ぶりに会っても苦手だったことがしばしば。そこはやはり根本の性格が合わない、思考が異なるのだと実感をしている。

横の職場にも苦手なタイプがいるけど、何故この場面でそういう言い方や行動をするのかが全く理解できない場面が多々。そんな人はどんなアルファベットで表せるのだろうか。

最近聴いたPodcast「38℃ラジオ」のトークテーマ【「どうしてそれ聞くの?」「それ聞いてどうするの?」と思うこと】も結構目からウロコな内容だった。そもそもそういう問いかけをすること自体が僕にすると特異な事で、人の考えることって、ほんとそれぞれで面白い。

感情を可視化すると分かりやすい

最近読み始めた「スルーロマンス」(冬野梅子作。コミックDAYSで連載中)。

元・売れない役者の待宵マリとフードコーディネーター菅野翠、ともに32歳。同時期に恋に敗れたふたりが、諦め半分に愛を求めつつ、始めるのは女ふたり暮らし。

講談社コミックプラス(https://kc.kodansha.co.jp/title?code=1000044623)

性格の異なる二人の日々が、二人暮らしや恋を通して、友情を育む姿が描かれ、これがなかなか面白い。当然、主人公のどちらかに感情移入をして読むことになり、圧倒的に翠さんに共感し、翠さんの視点で物語を読んでいる。

その一方で、マリさんの感情的で直線的で外向的な生き方に対する憧れは強く、こんな生き方もあるのか!と関心もする。その対比が絶妙でついつい読み進めてしまう。

また、この「スルーロマンス」の面白いのは、その感情をナレーションとして説明している点があり、マリさんが翠さんが、この場面、この行動でどういう感情を抱いているのか、可視化して表現している。

そこまですると面白くない!という人もいると思うけど、この「スルーロマンス」はそこも込みで作品として昇華していて、男性から見てもとても面白い。

感情を可視化することの是非

分からないこそコミュニケーションは面白い、と思う人も居るし、その逆もまたしかり。感情を可視化することの是非、というのはあると思う。

個人的には、日々のコミュニケーションもそう、会社での組織運営でもそう、選択肢が無限大にある中で、極力ストレスを減らし、心穏やかな生活を送るためには、感情を可視化することは利点が多いと感じる。

そのヒントとして、MBTI診断は面白い。

家族内でやってみると、奥さんも「擁護者」。内向的な性格の二人が、果たして相性がいいのかどうかは全くわからず、その二人から生まれて娘たちが何故か「主人公」。それが本当なら、親を反面教師にして育ってくれたものだと感心する。

人の感情、性格ほど複雑なものはなく、16類型くらいでは収まりきらないは当然。そんな中で、少しでも自己や他者の理解を深める意味で、MBTI診断は有効的だと思う。ただ、〇〇〇〇の人は人為採用しませんという様な過剰反応が生まれているはやりすぎでは。

可視化したからこそ享受できるものを過度に頼るのではなく、あくまでヒントに留め、自分の生きやすさ、楽しみの参考にするのが一番だなーと改めて思う。とはいえ、個人的には「擁護者」、めっちゃ気に入ってます。

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