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【アメリカ生活 #日々の暮らし編】近所のおじいちゃんがヒーローに見えた話

こちらに引越してきてから1ヶ月と少しがたち、ベッドやテーブル、椅子などの家具はある程度そろってきました。
そんな中、後回しになっていたソファを、最近やっと購入しました。
家具屋さんで購入した他の家具は、業者のお兄さん達が設置しに来てくれたのですが、今回のソファはネットで購入したので、置き配パターンです。

ちなみに、私の住んでいるエリアでは、荷物は常に置き配です。在宅していてもチャイムすら鳴りません。もうすっかり慣れたけど、日本にいる時はマンションの宅配ボックスを使っていたので、家の前にぽんと荷物が置いてあるのが新鮮で。
治安が良いからこそ成り立つシステムだよなーと毎回思います。
荷物のサイズに関わらず、家のドアの前にそのまま荷物が置かれ、配送業者によっては配達完了のメールと一緒に荷物の写真を送ってくれます。
大事なものは夫の職場に届けたりしていますが、慣れてしまえば日頃の配達はこれで十分。再配達の手間もないし。

で、今回はソファだったので大きめの段ボールが4つ、家の前にどーんと置かれていました。
夫が帰って来るのを待ってからでも良かったのですが、頑張れば1人でも動かせるかなと思って、家の中に運び込もうとしていた時、

ちょうど車に乗ろうとしていた、隣の隣の家のおじいちゃんが「ちょっと待って!手伝うよ!」と声を掛けてくれました。
走ってきてくれたおじいちゃんはなぜか靴下姿で「今、靴履いてないから大丈夫!家の中に入れちゃおう!」と言ってくれたので、2人で段ボールを運び込むことに。
(車に乗る時は靴を脱ぐタイプの人なのか、私がアジア人だから気を使って脱いで来てくれたのか、なぜ靴を履いていなかったのかは未だに謎のまま)

ちなみに、おじいちゃんの雰囲気は”陽気なクリント・イーストウッド”
「これ、何が入ってるの?」と聞かれて「ソファ」と答えたら、めっちゃびっくりしてた。おじいちゃん家、外観もおしゃれな感じだし、きっとネットでソファとか買わないんだろうな。

年配の人に重いものを持たせるのはちょっと気が引けたけど、でも結局1人じゃ絶対無理な重さだったので、お言葉に甘えて手伝ってもらいました。
いろいろおしゃべりしながら、段ボール4つをリビングに運び込こんで、最後はグータッチして作業終了。私の名前を聞かれたので伝えて、おじいちゃんの名前も聞けました。

最後に「これ、1人じゃ絶対無理だったから助かりました」とお礼を言ったら、いやいや、当然のこと!みたいな感じで颯爽と自分の車に戻って行ったおじいちゃん。
片手を挙げながら去っていく後ろ姿がかっこ良すぎた

こちらに来て人の親切が身に染みることが多いのですが、今回もまた、人の優しさに触れました。
また何かの機会に改めて恩返しできるといいな。

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