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内省のススメ/今の自分を認めた上で、自分を変えよう

私たちは、物事が上手くいかないと自分を変えようと考えます。私も最近、「こんなことを考えていてはダメだ。変わらなくては・・・」と自分に言い聞かせていましたが、なかなか上手くいきません。

そんな中、解決の糸口になったのが内省(リフレクション)でした。
※内省とは”自分の内面を客観的、批判的に振り返る行為”を指す

内省もいろいろな方法がありますが、私は「リフレクション 自分とチームの成長を加速させる内省の技術」を参考に内省を行なっています。

内省・リフレクションという言葉は知っているけど、方法が分からないという方は、同書を参考にしてみてください。フレームワークがあるため、プロセスを理解しながら内省できます。

さて、内省のよいところは、『今の自分』がなぜこの気持ちになっていて、その気持ちの根っこに、”どんなことを大切にしている自分がいるのか”を自分で知ることができる点です。

自分を変えるとは、一般的には『今の自分』を否定すること(『今の自分』は、変えなければいけないダメな自分と考え、存在を認めないこと)から始まるものです。自己否定は痛みを伴うため、人は変わることを避け、結果、前進することができません。

しかし、内省をすると、自分の価値観(大切にしていること・ものの見方や判断に用いる基準や尺度)が分かります。価値観を知ることは、「大切にしていることを持った自分がいる/いた」と『今の自分』の存在を肯定的に認めることに繋がります。

つまり、内省のプロセスを経ると、自己肯定というクッションを挟んで自分を自分を変えていくことができるので、いくらか痛みを和らげることができるのです。

ぜひ内省をして『今の自分』を知り、認めることから始めてみてください。自分を変えるのはその後でも遅くありません。(執筆者:宮田)


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