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人事評価イベント真っ只中!あなたの評価をポジティブに変える方法

ぼくはコンサルタントとして人事評価制度の策定をおこなったり、人事評価業務のクラウドサービスを開発する仕事をしている。そして、そういうぼくもメンバーを数人任せてもらっていて、人事評価の準備を進めている。

人事評価イベントを好意的に見ている人はほんとうに少ない。それは、管理職でも一般職でも変わらない。人事評価イベントが好きだ!と言っている人をぼくは見たことがない。どちらかといえば、苦手、ネガティブにとらえている人が圧倒的に多いのではないだろうか。

当のぼくはどうかといえば、好きとはいえないが”好機”とはとらえている。

この人事評価イベント不人気問題を、ぼくは個人の認知の問題と捉えている。具体的に言えば、おおくの人が人事評価イベントを”上司に評価される”イベントだととらえていたり、”自分の至らなさを突きつけられる”イベントだとネガティブにとらえている。見方を変えれば、”自分をアピール”したり、”自分の成長を確認”するイベントだととらえることもできるのに。

つまり、多くの人が人事評価イベントをネガティブに認知している。自分が取り組んできたことのネガティブな側面を認知している。この認知のありかたそのものが、人事評価イベント不人気問題の原因だと感じている。逆にいえば、ぼくが人事評価イベントを”好機”だととらえている理由は、人事評価イベントをポジティブに認知しているからだ。

では、ぼくたちが人事評価イベントをポジティブに捉えるにはどのような具体的な方法があるのだろうか。思いつくままに挙げてみたい。

自分をアピールする場としてとらえる

大前提、人事評価イベントを自分をアピールする場であるととらえることが大事だ。一方的に上司から評価される場ではない。

そもそも、ぼくの仕事がなければ上司はその上司から評価されることはない。あなたに部下がいようがいまいが、部下と上司は相互依存的であり、部下は上司の道具ではない。

ぼくの仕事は上司であるあなたにどのように貢献したか、をアピールするスタンスを持ちたい。

すべて自分の責任にしない

真面目は人は、成果がでなかった理由をすべて自分に還元してしまう。でも、それは正しい現実認識なのだろうか。ぼくはそうは思わない。もちろん、本人の努力や能力の発揮度によるところはあるが、それ以上に外的な要因に左右されることだってある。

たとえば、有能な上司に恵まれているか、自分の適性にあった仕事がアサインされていたか、マーケットの市況はどうだったか。自分にはどうにもできない変数はまだまだある。これだけの変数によって出される成果なのだから、すべて自分の責任に還元するのはあまりにネガティブだ。

加点評価欄にたくさん書き込む

ぼくはメンバーに加点評価欄に何も書かれていない評価シートを受けつけていない。突き返すことにしている。自分が頑張ったと思うこと、評価に値すると思うことはどんなに些細なことでも加点評価欄に書くように言っている。

それだけ、おおくの人は謙遜した自己評価を出してくるのだ。ぼくにとってはアピールできると思われることが書かれていないことがあまりに多い。とにかく自分のこの半年のアピールを全力でするのだ。

他者ではなく過去の自分と比較する

多くの人は自分よりも優れているだろう他者と自分を比較して悲嘆に暮れてしまう。一方で、では誰よりも優れていれば満足するのかといった限度のないことが多い。

そうではなくて、過去の自分と比較をすれば、おそらく悲嘆にくれることはなくなる。新しい職務を経験し、能力は上がるという人がほとんどのはずだ。


このようにして、ぼくは評価イベントを”好機”と捉えるようにしている。ぼくの生業が人事評価に関連しているだけに、人事評価イベント不人気問題に関しては、悲しい想いをしている。ぜひこのテクニックを駆使して、ポジティブなものにしていってほしい。

(執筆者:勝又@katsumata_en)

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