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【イベントレポート】Groov編集会議vol.3×新潟市DXプラットフォームオフ会

編集会議のテーマ「地方の人材課題の解決策をDX視点で考える」

様々な分野で活躍する地域のプレイヤーが情報を発信する、ソーシャル地域メディアGroov(グルーヴ)。Groovは、キュレーターが発信する情報を見てオンラインで楽しむだけでなく、投稿される情報をオフラインの場でキュレーター・ユーザーが議論することで、地域に必要な情報をみんなで作り上げていくというところに大きな特徴があります。

今回のGroov編集会議vol.3では、DXプラットフォームとのコラボイベントを開催しました。
DXプラットフォームとは、公益財団法人 新潟市産業振興財団と新潟市が連携し運営している、DXによる新たなビジネス創出を促進する会員制プラットフォーム。業界・業種の垣根のないDXの共創の場を提供し、実証実験支援までの総合サポートを行っており、48社・団体が会員に登録しています(2024年5月31日現在)。

■新潟市DXプラットフォーム公式サイト
https://www.niigata-dxplatform.jp/

今回のイベントテーマは「地方の人材課題」。人口減少や首都圏への人材流出により地方企業においては、どの業界でも「人材不足」が大きな課題となっています。しかし、その課題の解決策を提案することができれば、大きなビジネスチャンスにもなり得るのではないでしょうか。
今回は、Groovのキュレーター3名をゲストに迎え、ゲストが持ち寄った3つの人材課題について、DXの視点から解決策を考えるワークショップを行いました。


Groovキュレーター紹介

伊藤綾 氏
きら星株式会社 代表取締役

宮崎芳史 氏
NIIGATAマイプロジェクト☆LABO実行委員長 / 新潟県高校教諭

永井大地 氏
株式会社モアソビ 代表取締役 / 株式会社DERTA


ワークショップの流れ

ワークショップは、1つの課題についてキュレーターが10分間レクチャーし、グループで15分間解決策を考えます。最後に結果を全体に発表し、この流れを3セット繰り返しました。今回は、解決策の幅を広げるために、アイデアの質より量を重視。普段なら見送る案も含めて多くのアイデアを机上にあげることで、より創造的なアイデアを生み出すことを目指しました。また、適度な緊張感を持ちながら効率良くディスカッションを進められるよう、グループワークの時間は15分間に設定しました。


3人のキュレーターの視点からみた、新潟の人材課題とは?

初めに、各キュレーターから各地域が抱える課題についてのレクチャーを受けました。

伊藤さんからは、湯沢町の特徴的な産業構造から生み出される冬場の労働需要について、宮崎さんからは、現在の高校の進学指導は、地域からの人材流出を加速させているのではないか(特に新潟市外の地域は距離的に、県内と首都圏で進学のハードルが変わらない)という問題提起、永井さんからは、聖域化されている「古町」地域のまちづくりに必要な人材と環境について。それぞれの地域や取り組みの中で感じているリアリティの強い課題を聞くことができ、より高い解像度で理解することができました。


DX視点から解決策を検討する際に気をつけたい、2つのポイント

課題の解決策を検討するグループワークでは、2つのポイントを意識して取り組みました。1つ目は、真の課題を探求することです。キュレーターが語る課題についても「なぜ?」「本当に?」と問い続けることで真の課題を追求しました。2つ目は、解決方法をデジタルに縛られず、アイデアを「デジタルで加速できそうな方法」を考えることです。

この2つのポイントを意識したうえでDX視点を交えた解決策を考えることで、本質的な課題と解決方法を考えることを重視して行いました。

今回は1チームにつき5-6人のメンバーを配置し、全3チームを構成。少ない時間の中で議論を進めるため、どのチームも活発に意見交換をする様子が見受けられました。


アイデアを全体に発表。肝心なのは「若者を変えるのではなく、大人が変わる」こと

最後に、各グループが考えたアイデアを全体で発表しました。国内版ワーキングホリデーの提案や、企業を体験できる機会の創出、XRを使ったシミュレーションなど、各課題ごとにさまざまな角度からのアイデアがうまれました。

特に印象的だったのは、どの課題に対しても、若者の考え方を変えるアプローチをする前に、大人側の姿勢や考え方を変革する必要があるという意見が多く出たことです。地域に魅力を見出す若者を増やすためには、地域で輝く大人の姿を示すこと、若者の新しい考え方やアイデアを積極的に受け入れる環境を整えることが重要です。これらの視点が、地域全体での変革を促すために不可欠だと感じます。
発表後には、キュレーターからのフィードバックを受けました。フィードバックの中には、現状できていない部分の指摘や、DX視点での考え方の重要性を学ぶ意見が多くありました。

参加者による交流会

ワークショップの締めくくりには、参加者全員による交流会が開かれ、お酒を片手に、地域の課題や今後の展望について業種を超えた意見交換が活発に行われました。
交流会では、参加者同士がそれぞれの経験や視点を共有し合い、具体的な解決策やアイデアが生まれる場面も見られました。特に、プログラミング教育や最新技術についての議論は盛り上がり、技術者同士の情報交換が積極的に行われました。

まとめ:地方の人材課題の解決策をDX視点で考える

人口減少や首都圏への人材流出に伴い、地方の企業や業界は「人材不足」という共通の課題に直面しています。この流れを完全に止めることは難しいかもしれませんが、地域で暮らす私たちがこの課題を自分ごととして捉え、身近なところから少しずつ変えていくことで、地域は確実に豊かになっていくと信じています。

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