歴史的見地からの改憲論(4)しかし軍備に注力するだけではダメなんだ、という話。
これまた七面倒くさい話なので説明は省くが、そもそもこの世に平和なんて存在しない。
あるのは熱い戦争と冷たい戦争だけだ。そして、その冷たい戦争がさらに緩和したものが、一般に平和と言われる状態となる。
そこからして、つまり平和の追求とは、
(1)冷たい戦争を熱い戦争にさせない備えをすることであり、
(2)冷たい戦争をより緩和させる努力をすることである。
そして(1)のためには、準備万端怠りなく軍備を整え、戦争できるようになっておかなければならない。というのが、これまで記してきた通り、歴史の教訓だ。
なのだが、それって、もっとも決定的なのが軍備であり、最後の最後にはそれしか無い、という話でしかない。
政治的あるいは経済的関係も(1)に寄与すること、自明の理だろう。そして(2)だが、単に軍備に注力するだけでは、それが実現できるわけが無い。
つまり今回言いたかったのは、ただ軍備に注力するだけではダメなんだ、という当たり前の話。これまでの記事から、あるいは誤解が生じているかもしれないと思い、簡単ながら記してみた。
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