本日の読書 #056 「noteと肩書き」
参考書籍:『「Chikirinの日記」の育て方』ちきりん
noteと肩書き。
自分にとっては、悩ましい問題だ。
私は「読書のおすそ分け」という「肩書き」を自分に課している。
その意味では、この「本日の読書」シリーズこそが、アカウントのメインコンテンツということができるだろう。
ただ私は、読書に全く関係のない自分のパーソナルな記事も書く。
それは「いろいろな記事を書けるようになりたい」とか「読んでくれている人に親近感を持ってもらえるように」とか、自分の中でポリシーがあってそうしている。
しかし私に本当に「読書にまつわる記事」だけを求めているフォロワーさんにとっては、それらの記事はノイズでしかないかもしれない。
例えば、これは今の私のプロフィール画面だ。
これだけ見ると、肩書きやプロフィールと、実際に更新されている記事との間にギャップがあるように感じられる。
つまり「肩書き」は自分のアイデンティティを確立し、他者と差別化する上では有用だが、発信の自由度を阻む要因にもなるのだ。
この問題を解決するために、最近考えていることがある。
それは
「複数の肩書きを作る」
というアイデアだ。
例えば私の「育児」に関する記事を見に来てくれた人がいるとする。
その人が私のプロフィールを見るとき、そこには「読書にまつわること」ばかりが書かれている。
そのプロフィールは「育児に興味があって、読書に興味がない」人には響かない。
「薬剤師」に関する記事や「note」に関する記事も同様だ。
でも私は育児に関しては、
「二人の子どもが何より大好きなお父さん」
であり、
仕事に関しては、
「ミスの無いことを最重要視する保守的な薬剤師」
であり、
noteに関しては、
「ホンネで書きたい臆病なクリエイター」
である。
このように、自分という人間の一部を切り取れば、複数のジャンルにおいて、別々のプロフィールをこしらえることができる。
その「ジャンル別の肩書き」をそれぞれの記事に載せる、というアイデアを考えている。
自分のアカウントとしての「幹」は保ちつつも、枝や葉も大事に育てていきたい。
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