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本日の読書 #007 「SSAP認証マーク」

参考書籍:『ナショナル ジオグラフィック 2024年1月号』


探求するココロ EXPLORE

作成した読書記録より引用

SSAP認証マーク。
ナショナルジオグラフィックの広告ページにあった。
簡単に言えば「環境や社会に配慮して作られた大豆に認められた表示」だ。


味噌も豆腐も納豆も大好きな日本人。
米と味噌汁(大豆)だけで必須アミノ酸をすべて賄えるから、日本食は最強だ」と、昔何かの本で読んだ。

でも日本は大豆の自給率がめっちゃ低い


農林水産省「大豆をめぐる事情」より引用


そもそも大豆の用途のうち7割が油であることもあまり知られていないが、
国産の大豆はほぼすべて食品用に割り当てられ、それでも食品用の23%に過ぎないことも意外だ。

ではどこから輸入しているか。
7割がアメリカとのこと。

アメリカは言うまでもなく広大な土地を有し、大豆も大量に作る。
日本は大豆の需要が極めて高い国であるから、アメリカ農家にとって大事な取引先だ。
豆腐なら豆腐用、味噌なら味噌用に大豆を品種改良しているらしい。


こういった環境や社会に優しい製品って、効率だけを重視したその他の製品に価格競争で勝ちにくい構造にあると思う。
つまりそれは消費者が「マーク」に気が付き、その意味を考えなければ市場競争で生き残るのが難しいということ。

これはフェアトレードもそう。


「地球環境を守る」という共通の目標があるとき、
それを製品に落とし込むのが生産者の仕事であれば、
それを購買行動に落とし込むのが消費者の仕事であると感じる。

だからこういうものをどんどん知っていきたいなと思う。


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