「おれさまらしくない こと やってるなあ」
1歳の娘がアンパンマンが大好きで、最近よく図書館で絵本を借ります。
アンパンマンの絵本には「おはなしたんけん」というシリーズがあり、
これはここ3年以内に発売された、比較的新しい作品ばかりを取り揃えたものなのですが、
そのうちの一つである『アンパンマンともりのひみつ』を読んでいて「あれ?」と思いました。
アンパンマンとばいきんまんが、力を合わせている…
そして、ばいきんまんのセリフには、
とあります。
結局この本ではアンパンマンとばいきんまんは争うことはなく終わったわけですが、実は他のアンパンマンの絵本でもこの傾向が複数見られました。
内容としては、
「ばいきんまんよりも更に悪い敵」が現れて共闘するパターンや、
自然災害により争うどころではなくなるパターン、
果てはアンパンマンが「ばいきんまんは弱虫だから僕たちのことを手伝ったりしませんよ」と挑発して、ばいきんまんが「弱虫じゃないぞ!」と憤慨しながらお手伝いする、
というものまで。
うーん、時代を感じる!
昔のような「勧善懲悪」「絶対悪」が現代では否定されつつあり、
「悪者には悪者なりの正義がある」が最近のアニメの潮流になっているという感覚は「進撃の巨人」や「呪術廻戦」のヒットからも分かりやすいと思っていましたが、
アンパンマンにもそれが影響しているとは。
それとも私が知らないだけで、もっとずっと前からばいきんまんって結構イイヤツだったんですかね?
そのあたり詳しい人がいたら教えてほしいです。
今回は箸休め代わりに子育て中の気付きを書いてみました。
普段は読書によって得られた知見をもとに日記を書いています。
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