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4〜5才の子どもにオススメしたい「図書館絵本乱読法」
我が家は図書館のヘビーユーザーです。
特に絵本は凄まじい勢いで借りていて、平均して月に30冊くらい。
長男がもうすぐ5歳なので、少なく見積もっても1000冊は借りています。
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今回はそんな私が未就学児向けにオススメする絵本の選び方。
名付けて「図書館絵本乱読法」を紹介します。
図書館絵本乱読法
「図書館絵本乱読法」とは、そのままですが、
「図書館の絵本を無目的に借りてきて読むこと」
を指します。
子どもが読みたいとか、大人が読ませたいとか、タイトルが良いとか、絵が好みだとか。
それら全部無視です。
何なら表紙も見ずに、手に取ったものを借ります。
理由は後で話しますが、これがすごくイイんですよ。
そもそものキッカケは、私が2年前に読んだ、
浜島代志子・著『1日7分の絵本で子どもの頭はみるみる良くなる!』
という本に
ここで提案です。
図書館の棚の端から端まで全部、借りて読んでみませんか。
と書いてあったことです。
当時、長男はまだ2歳だったのもあり、
「いや流石に適当に借りるのはちょっとなあ」と考えて、
読書記録に「大きくなったら検討」とだけ書いてスルーしていました。
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そして2年が経ち、新しい本との出会いをキッカケに私は「絵本乱読」に目覚めます。
その本とは今井むつみ・著『算数文章題が解けない子どもたち』です。
語彙力は学力に直結する
この本は2023年のオススメ書籍3選にも入れさせていただいたのですが、
子どもたちが算数の文章題を解けない原因を、統計的に解析した本です。
その中で「子どもたちの語彙力」が重要視されています。
「言葉を正しく使える」かどうかが、学力に直結しているというのです。
例えば、
ボートを「漕ぐ」という動詞。
これを知らない子どもは、ボートを「する」とか、ボートを「動かす」と表現してしまいます。
チーズを「裂く」も、「ちぎる」「破る」と表現する子が多いようです。
正しい動詞を使うことは、子どもたちに「言葉の意味する "範囲" を発見する力」を身に着けさせます。
「漕ぐ」はボートに使うけど潜水艦には使わない。
「裂く」はチーズに使うけどバターには使わない。
みたいな。
そしてその「無意識下の気付き」が訓練となって、文章を読む能力も自然と身に着いていくわけです。
で、問題はここからです。
「ボートを漕ぐ」とか「荷物を担ぐ」とか「草を搔き分ける」みたいな言葉に、どうやって子どもを出会わせれば良いでしょうか?
あまり日常では出会わないですよね。
だから絵本なんです。
だから乱読なんです。
読書によって文字からどれだけのことばを学び、語彙を広げるかが個人差を生むのである。
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ジャンルもバラバラで、大人のバイアスも子どものバイアスも掛かっていない、棚からテキトーに選んだ絵本。
だからこそ、お宝のような「言葉」との偶然的な出会いがその中に入っているわけです。
まとめ
今回は「図書館絵本乱読法」を紹介してみました。
実際にやってみると、狙い通り長男からは
「◯◯ってどういう意味?」
という質問が矢継ぎ早に飛んできます。
私はしめしめ、と思いながらそれに答え、その絵本に感謝します。
あとこれは始めてみて分かったことですが、乱読は子どもの興味関心を発掘するのにも一役買っているようです。
いま息子は、先週借りた『オレはどうくつ探検家』にドハマりしています。
👦「どうくつってスゴいね!きれいだね!ところで鍾乳石って何?」
ホント、絵本は最高です。
図書館は最強です。
皆さんもぜひ!
それでは、また。
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