見出し画像

カメラを第三の眼にする方法

ストリートスナップをする上では
「この位置からならここからここまでが写る」
という画角感覚が大事になる

対角に光と影を分けるように撮る


僕はGRIIIでスナップをする時
Fnボタンでクロップをしている

28mm 35mm 50mmの三段階だ

望む写真を撮るためには

それぞれの画角で
ここからここまでが写る

というのを感覚として
染み付かせなければならない

一秒一秒動き続ける街は待ってくれない

もうちょっと離れたほうがいいかな
いや、ここは35mmクロップかな
などと迷っている内にその一瞬を逃してしまう
そしてその一瞬はもう一生やってこない


僕はこの「画角感覚」を養うために
ストリートスナップをするとき
まず練習をする

28mmで撮るとして
この景色ならここからここまでが写るかな
と、肉眼でフレームを定める

そしてGRIIIを構えてみて 答え合わせをする

自身の「画角感覚」と
GRIIIの「画角範囲」の差が
0に近づいたと思ったら撮影に入る

自分の眼とGRIIIの画角を補正するのだ


右下の女性まで写る画角を感覚で見極める


これによって「精度」がかなり上がる
自分が撮りたい画角で撮りたい写真が撮れる
一瞬を見逃さなくなる


野球選手が試合前に打撃練習をするように
ボクサーが試合前にシャドーボクシングするように
写真家は撮影前に画角感覚を研ぎ澄ますのだ!


そして
自分の画角とカメラの画角が一致した時
精神とカメラが共鳴して呼応する

カメラはただの機械ではなく
視覚を共有した器官になる

相棒と心を通わせるということ

まるでカメラにまで血が巡っているかのような

自分の感覚器官のような気がしてくる




とまではいかないけど
なんだか心が通ってる気がして嬉しくなる笑

どちらにせよ
カメラを第三の眼として習得するには鍛練が必要だ

こんなことを考えながら
変わらず街へ繰り出して
心の琴線に触れた現実を写し撮って行きたい



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?