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ロゴ制作でお客様とトラブルにならない仕組み

こんにちは。今日はロゴ制作でお客様が不満足な結果になった・・・とならないように、どのような工夫をしているのか書いてみたいと思います。

不満足な結果で終わってしまうと、お客様が嫌な気持ちになってしまうことはもちろん、デザイナーも嫌な気持ちになってしまいます。

一昔前、grizzlly.designでも、不満足にならないようなロゴ制作の仕組みができておらず、本当に数件ですが、お客様と不満足な結果で終わってしまったお仕事がありました。(改めて本当に申し訳ございません。)


やっぱりお客様に心から満足してもらいたい

やっぱり、ご依頼いただいた以上、お互い気持ちよく取引できることがベストだと思います。

〇〇さんに頼んでよかったと言ってもらいたいし、〇〇さんに頼んでいただけてよかったと言いたいです。

【お客様から頂いた大切な手紙】本当にありがとうございました。

とはいえ現実的に考えると、生きていく為には無限に1つのお仕事に時間を投下できる訳ではありません。

だからこそ、お客様が不満足な結果にならないようにするための仕組みが必要だと思っています。

ロゴ制作のプロセスを見直してみた

一昔前、ある著名なデザイナーの方が、ロゴは99%完成した状態でお見せするとおっしゃっていました。(今思えば、大御所の方だからこそ成り立つやり方だったのかもしれません。)

理由を聞き、僕もその通りだなと感じたので、ロゴのヒアリングが終わった次の初回プレゼンテーションで99%完成した状態でロゴをお見せしていました。

ただ、これはヒアリングでお客様のことを完全に理解できていれば、問題ないのですが、少しでも勘違いをしていると、そのロゴデザインにかけた時間は一瞬で吹き飛びます。

いきなり完成案を見せるのはお客様にとっても、デザイナーにとっても危険

99%の精度で完成を目指すと、誇張なしに数十時間はかかってしまうので、かなり危険なことですし、

どうしても自分達が食べていく必要もあるため、お客様に「NO」と言われても、極端に言うと、お客様の指定いただいた納期に間に合わないから、時給が数百円になるから、

もう時間がかけれない、、、どうしよう、、、となってしまっていました。

これではお客様に満足してもらえる可能性が低いと気付き、ロゴ制作のプロセスを変更することにしました。

プレゼンテーションを2回行うことにした

お客様に満足してもらうために、プレゼンテーションを2回行うことにしました。

2回に分けたそれぞれの内容としては

まず完成度50%程度でロゴデザインをご提案させていただく一次プレゼンテーション

そして、一次プレゼンテーションでOKいただけた案をブラッシュアップし、お見せする完成度99%の二次プレゼンテーション

一次プレゼンテーションでB案が選ばれたのでB案をブラッシュアップしていきました。

この2段階にロゴ制作のプレゼンテーションを分けました。

完成度50%程度であれば数十時間もかかりません。

個人的な感覚ですが、完成度70%から100%にするのに数十時間のうちの8割程度の時間がかかっている印象です。

だからこそ、この一次プレゼンテーションの段階で、少しイメージと異なるとなった場合でも、再度ヒアリングを行い次の案をご提案することが問題なくできます。

プレゼンテーションを2段階方式にした結果、不安がなくなり全力になれた

この2段階方式に変更した結果、

一次プレゼンテーションでお客様にロゴデザインの方向性のOKをいただいて初めて次の二次プレゼンテーションに進めるので、

怖がらずに時間を投下し、全力でロゴデザインを仕上げてご提案することができるようになりました。

そしてもちろん、お客様には一次プレゼンテーションで大枠の方向性としてはOKをいただけているため、

二次プレゼンテーションではそのままお見せしたものが納品となることがほぼ100%になりました。

仕事がうまくいかない時は仕組みに原因があるかもしれない

仕事でうまくいかなかった時に自分を責めたり、もしくは感情的に誰かのせいにするのは簡単ですが、

仕組みを疑い、改善することは本当に大切だなと、この事例から深く学ぶことができました。

僕自身もまだまだ未熟な部分があり、また制作プロセスにも未熟な部分が多いと思うので、日々ブラッシュアップしていきたいと思います。

終わりに

今回はロゴ制作でお客様が不満足な結果になった・・・とならないように、どのような工夫をしているのか書いてみました。

ヒアリングがうまくいかなかったから不満足な結果になる場合もありますが、デザイナー側の提案の仕方がよくないこともあると思います。

少なくとも昔の僕のやり方がよくなかったことは明らかだと思います。

お客様と二人三脚でいいデザインをご提案できるように精進したいと思います。

今回も拙い文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございました。


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