見出し画像

賢い人が突き抜けられない理由

こんにちは、侑里です。

高い知性やIQは
強力な武器に見えるかもしれませんが

「IQの高さが、大きな成功を妨げている」

ということがあります。

もちろん、学びの時は
IQを上げた方が効率がいいです。

でも、ゴール達成においては
あえてIQを下げた方が、
圧倒的なスピード感で成功できます。

例えば、

「ゴールを現状の外側に設定しましょう」

と、アドバイスを受けた時に
賢くて聡明な人に限って
迷走してしまうことが多いです。

賢い人にありがちなパターンはこちらです。

1.現状とのギャップを感じ、
  壁や難題の存在に気づいてしまう。

2.そして、壁や難題を超えるための
  確実な計算式を考えてみる。

3.しかし、確実な計算式が思いつかない。

4.あらゆる危険性やリスクを考慮して
 「まだ早い」「準備不足」だと理由をつけて
  安全地帯に留まろうとする

5.解けない計算式と心中する・・・

賢い人は観えすぎるのです。

情報の視力が高すぎるがゆえに
余計なものまで観えて
どうでもいい計算式にはまってしまう。

頭を回転させれば回転させるほど
クリエイティブアボイダンスの餌食にはまって
何も動けなくなってしまう。

でも、

本当の心の奥底では、
新たな世界に一歩を踏み出したいと思っている。

もし、そんな賢さの罠にハマっているとしたら
そこから抜け出す3つのコツがあります。

まず、一つ目は

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.独りよがりなゴールを設定すること
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

まずは、
自分だけが満足できるゴールを設定し
そこにフォーカスを当て続ける
ということが大事です。

幼い男の子が
ヒーローと自分を重ねているように

女の子がシンデレラストーリーを
夢見ているように、

・妄想レベルでいい
・他人から笑われてもいい
・誰にも理解されなくてもいい

そんな独りよがりなゴールを設定し
1点集中してみてください。

その時のポイントは、
現状を無視して、自分都合の物語を夢想して
楽観的なストーリーを思い描くことです。

他者や社会とは一旦切り離して
「自分都合」で考えるというのが
ゴールを練り上げる上で重要になります。

過去の経験で埋め尽くされた
キャンパスの僅かな隙間に
窮屈な未来を設定するのではなく、

すべてを消して、生まれ変わった気分で
真っ白なキャンパスに、
思い切り自由に未来を描いてみてください。

そして、二つ目に大事なことが

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2.ゴール以外を観ないようにすること
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ゴール以外の情報は
シャットアウトしてOKです。

逆にゴール以外を観てしまうと、

「世の中そんなに甘くない」
「諦めた方がいい」「お前にはまだ早い」

など、無意識ができない言い訳を見つけて
緊張でカチンカチンになります。

なので、ゴール以外を観ない
自分なりの結界をイメージします。

ゴール以外のネガティブ情報は
わざわざ見なくていいのです。

いちいち耳を傾けなくてもいいのです

他人から何か言われても
心の中で「知らんがな」と思うぐらいが
丁度よかったりします。

そうするうちに
自分のゴールにとって無駄なことが
スコトーマ(心理的盲点)になり
周りに影響されず、ゴールに進んでいけます。

カメラの背景ぼかし機能みたいに
ゴールだけを鮮明にくっきり写して
ゴール以外は、ぼかして見えづらくする。

そんな日常を過ごしているうちに
自分のゴールに効率よくエネルギーを注げます。

そして、3つ目の方法が

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3.あえてIQを下げること
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1と2で躓く人の多くは
何でも賢く考えすぎだと思います。

現実的に賢く考える人が
成功することはほとんどありません。

それよりも、

「できるかできないかはさておき
 とにかくやることだ!」

という楽観的な思考の方がうまくいきます。

そのためには、
IQを下げる意識を持つこと。

恋愛に没頭している時って
理性的な感覚はないと思います。

お互い馬鹿になって、抽象度の低い次元で
キャっキャと楽しんでいると思います。

あれぐらい馬鹿になった感覚で
ゴールだけを見つめるということです。

夏目漱石の弟子の1人に
天才的な科学者であった寺田寅彦さんがいます。

その寺田寅彦さんが
「科学者は頭が悪くなくてはいけない」
という言葉を残しています。

頭の悪い人は、頭のいい人が考えて、
はじめから駄目に決まっているような試みを、
一生懸命に続けている。

やっと、それが駄目とわかる頃には、
何かしら駄目でない
他の糸口を取り上げている。

それは、その最初から駄目な試みを
あえてしなかった人には
決して手に触れる機会のないような
糸口である場合も少なくない。

物理学者 寺田寅彦 氏

この感覚は、めちゃめちゃ大事です。

駄目に決まっているような試みを
一生懸命に続けたことで
新たな道を見つけて、生命が進化します。

この感覚があれば、
あらゆるものを凌駕します。

そして、どんなに八方塞がりの状況でも
奇跡的なアイデアを見つけます。

たまに、楽観・悲観というのは
遺伝的な傾向という方もいると思いますが、
僕はそうは思いません。

「自分にどんな言葉を投げかけるか?」
「自分に対してどんなストーリーを語っているか?」

毎日の脳内トークを見直すだけで
自分の情報状態はどんどん好転していきます。

賢さで行き詰まっている人は
まず、賢さに対する執着を手放す。

その上で、IQを下げて夢想状態になり
くだらないことでワクワクする。

自分と正反対の概念を受け入れた瞬間に
過去の延長線上になかった
新たな道が切り開かれます。

そして、楽観的になって、
必ずゴールは叶うというのを信じて
やり抜くということ。

楽観的で何もしないのは違います。

自分に都合のいいストーリーを
脳内で繰り広げながら
今できることを全力でやり抜くのです。

馬鹿げた夢想こそが
人生を前進させる燃料になります。

侑里

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?