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言葉にアンテナを張る

思わぬ人から思わぬ言葉を聞くことが稀にある。

旦那さんの同僚で、お酒の席ではいつもふざけているA氏。
よく言えば盛り上げ役。
悪く言えば空気の読めないやつ。

その時も、友人のベビーシャワーで数人と飲みながら話していた。
旦那さんの上司が今年いっぱいで交代するらしく、
「上司が変わると体制も変わりそうでどうなるかねー」と
私は何も深く考えることなく呟いた。
全然。そこに深い意味はない。
それを聞いたA氏が言ったのだ。

「自分が変わらなければ、変わらないでしょ」

目からウロコだった。
A氏にとって、そこに深い意味は多分ない。
私は「自分が変われば周りも変わる」と思って生きてきた。
A氏が何気なく発したこの言葉は逆転の発想だと言うべきか。
そこには自分が確立され、ブレない主体性を見た気がした。
自分がどういう人間か。何が好きで何が嫌いか。
信念はなにか。尊敬する人はどういう人か。
自分が分かっていれば、周りが変わろうが左右される必要はないのだ。

自分を動かす言葉はどこに落ちてるか分からない。
それは苦手なあの人が言うかもしれないし、
トイレの張り紙かもしれない。
須藤元気氏の格闘技を引退するキッカケはトイレに貼ってあった
「一歩前へ」っていう張り紙だったという。

人生面白いよね。




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