夫として、父として、そしてひとりの男性として、伴侶の死別や喪失のグリーフに向き合うことの、難しさ。そして大切さ…

偶然に海外から二つの
奥さまを亡くされたグリーフを表現し
語る方のお話が入ってきましたので
ご紹介をしたいと思います

「元ディズニーのアニメーターの「絵日記」…最愛の妻を失った悲しみを乗り越えるために描いている」(FUNDG)
http://fundo.jp/190944
「RIO FERDINAND : Being Mum and Dad」
https://www.facebook.com/BBCOne/videos/vb.470911516262605/10155805255915787/?type=2&theater

絵日記は
ディズニーの元アニメーター Gary Andrews さんが
その悲しみをイラストで綴ったもの

一方の Rio Ferdinand さんは
海外のサッカーを観られる方なら知らないひとのいない
元イングランド代表のプレーヤーの方です

Being Mum and Dad は
そのリオさんが自らとそのご家族のグリーフに向き合う
プロセスを描いた、BBCのドキュメンタリーです

こちらより番組の前編を観ていただくことが出来ます
https://vimeo.com/225996936

どちらの方も奥様を亡くされ
いまは遺されたお子さまと一緒に
過ごされています

グリーフ、
死別や喪失の経験や体験から溢れ出る想い
特に悲しみを語ることに
躊躇や戸惑い、時に恥じらいがあるのは
なにも日本人だけではありません

それは海外でも同じで
特に男性であれば
それは尚更のことです

Rio Ferdinand さんは
この番組の中でストレートに
そのことについても語られており
奥さまを亡くされた男性やパパが集う場に参加することで
そうした想いを表現出来ることの大切さを
ご自身の口から語られています

そしてまたこのお二人に共通するのは
共にお子さんがいらっしゃることです

この時、遺された男性は
父であり、母であり
独りの喪失を抱えたひとであり
一方でお子さんの抱える喪失に向き合い
そしてそれを支える父親
そして時に母親でもあるという
いくつもの役割を担うことになります

Gary Andrews さんのイラストからも
そうしたご自身の立ち位置と

と同時に自分のグリーフに向き合う
ある意味で孤独なお姿を
感じ取ることが出来ます

世の中には
こうした想いを抱えながら
それを表現せずに抱え、そして溜め込み
家族や亡くされた方のために
無理を重ねる男性が少なくありません

そうした方々が
自由に、ひとりの男性として
自らが抱える深い悲しみ、グリーフの想いを
語り、そして自由に表現できる場が
身近にあることの必要性を
この二つのお話からわたしも強く感じています

デス・カフェ@東京主催。ヒトやペットの区別をしない、死別・喪失のサポート、グリーフケアのお話をしています