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デザインの余白 N

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細部に神が宿ると信じる、少し天の邪鬼なデザイナーのブログ「デザインの余白」のnote版です。主にデザインという視点からものを見て、感じたことや思ったことを綴りますが、ときには全く…
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2018年11月の記事一覧

バウハウス宣言

あらゆる造形活動の最終目標は建築である。

それを装飾することは、造形芸術にとって最も重要な課題であり、造形芸術は偉大なる建築芸術にとって不可分な構成要素であった。今日造形芸術はそれだけで自己充足しているように思われるが、あらゆる工作者たちが入り混じって意識的に相互に共同作業を行うことで、そのような状態から造形芸術を再び救済することが可能となる。建築家、画家そして彫刻家は、多様な建築の形態を、再び

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デザイン的な技術のほとんどは、誰でも訓練でできてしまう。想像力と決断力を磨くことができれば尚よし。そして、経験や知識を自ら求め、好奇心を維持し、自分なりに理解・納得する方法を持ち、それらを伝える技術を身につければ怖いものはない。

よく一心不乱とか脇目も振らず何かをすると言うけれど、デザインの事だけを考えてデザインをしていたら、そんなデザインはきっと詰まらない。デザインじゃないことをたくさん見聞きして、経験してそれらをそのデザイナーの個性というフィルターを通してアウトプットする。それこそがデザインだと思う。

デザイナーとして30年、フリーランスとして約20年。いつも気をつけていること

デザイナーとして30年、フリーランスとして約20年。いつも気をつけていること

デザイナーとして、僕の仕事(デザイン)への対価としてお金を得るようになって30年が経ちます。最初はグラフィックデザイナーとして給料という形で報酬を得ていました。それが約10年。その後、フリーランスとなり、個人事務所を立ち上げ、デザインもしながら営業的なことも事務的なこともすべて自分でするようになって約20年になります。最近は、フリーランスの若いデザイナーや独立開業をした方によく聞かれる事柄がありま

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