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2021年鑑賞記録

まだまだ油断ならない状況に邪魔されつつも、今年も沢山の作品を見ることができました。4月から社会人になって財力アップしたおかげですね。というわけで2021にみたものを全部書き出して振り返ってみようと思います。


舞台編

演劇の毛利さん vol.0 リーディングシアター「星間飛行」1/9
サンテグジュペリ作。朴璐美さん目当て。
卒論が終わってなくてヒヤヒヤしながら劇場に向かった思い出。
言葉の流れがスムーズな文章で朗読にぴったりな作品。
やっぱり璐美さんの熱量がすごい。
迫力があって情景が頭にはっきり浮かんできた。


演劇の毛利さん vol.0 リーディングシアター「星の王子さま」1/12
サンテグジュペリ作。朴璐美さん目当て。
劇場に行くついでに卒論を出した。
晴れ晴れとした気持ちで鑑賞。
璐美さんの第一声「羊の絵をかいて」が大好き。
こんなにいい話だったっけ、と今になって分かる良さ。


「ローズのジレンマ」2/17,2/24
ニール・サイモン作。神田沙也加さん目当て。
少し前に「23階の笑い」を鑑賞して興味が湧いてた劇作家。
共通点としては台詞の量が多い。無駄はないのにすごい台詞の応酬。
音楽が素敵。場面転換で流れた「type writer」、沙也加嬢の「true color」
大地真央さんの「lady in the tramp」。選曲が良すぎる。
ほぼ一つの場所でキャストは四人。なのにすごく刺さる内容だったし目が離せなかった。所々の台詞がハッとさせられるほど素敵。沙也加嬢のアーリーンが大好き。余りにも台詞が多くて味わいきれなかったのでもう一度鑑賞した。


劇団四季「オペラ座の怪人」2/27
初めての劇団四季。映画で一応は予習済み。
オークションからシャンデリアが上がって、という冒頭の流れは映画っぽかった。
すごい豪華な舞台。衣装もすごくきれい。背中のラインまでキマってる。シャンデリアが落ちるとこやっぱりすごい。舞台がすごく広く、立体的に感じた。のみこまれる感じ。これが劇団四季の力か。戸田愛子さんのマダム・ジリーが良かったです。


ミュージカル「王家の紋章」8/22
久々の舞台鑑賞。神田沙也加さん目当て。
原作全然知らないけど大丈夫か??と心配だったものの最高。
神田沙也加さん演じるキャロル、通称さロルがやたらリフトされてて神輿みたくなってた。どうして持ち上がってるのか分からないリフトもあった。そしてとにかく可愛いさロル。少女漫画のキャラって人間が演じても違和感ないのか。
新妻聖子さんの歌ってすごい。感情を濃縮して最高級の歌声に還元しましたって感じ。圧倒されすぎて口半開きのまま拍手した。過激派ブラコンネキがハマってた。
舞台セットもすごいし衣装の色使いがとっても美しい豪華な舞台。流石帝劇。


「音楽朗読劇シャーロックホームズ」8/29

三石琴乃さん、山寺宏一さん、山路和弘さん目当て。
開場は結構小さめ。でも逆に豪華。シャーロックホームズって面白い。
私は声優さん目当てだったけど隣の席の数人組はシャーロキアンだった。
三石さんのドレス姿が美しすぎた。三作全てで衣装替え。椅子に背もたれないのに姿勢が良くて完璧に貴婦人だった。


美少女戦士セーラームーン ミュージカル「かぐや姫の恋人」9/4
初めてのセラミュ。キャストの方も良く知らないしあまり期待してなかったけど歌い始めた途端にあ、セーラームーンだと何かが腑に落ちた。宝塚みたいに男性役も女性が演じてたのが印象的。キャスト陣のヴィジュアルが強すぎる。思ってた以上に歌上手い。全員足長くて衣装が似合ってた。MVPは歌も踊りもすごかった猫ルナちゃん。


「VOICARION 女王がいた客室」10/13
朴璐美さん、緒方恵美さん、高垣彩陽さんというレジェンドひな祭り。
前回は無念の無観客公演になったので多分キャスト観客双方念願の舞台。
アドリブも多くてすごい笑わせられて、そしてすごく泣かされた。流石藤田文翁氏。双眼鏡越しに緒方恵美さんと目が合った気がした(多分気のせい)。
緒方さんが色っぽく「どんなプレイが好きなの?」と言った瞬間の会場の無言のざわめき。というか色めき。あの声一生忘れない。
涙が乾ききらないうちに整列退場の指示が出て鼻を啜りながら出ていく人が多かった。私もその一人。


ミュージカル「October Sky -遠い空の向こうに-」10/16
朴璐美さん目当て。
楽曲がすごく良かった。夢咲ねねさん素敵。璐美さん最高。
映画よりも女性陣の心情にスポット当たっててそれがすごく良かった。
西部でカントリーロードの世界観が近いのかな。でももっと閉塞的な感じ。
カントリーロードの歌詞に出てくるMoonshineが密造酒のことだと分かった。だからtasteだったんだ、と納得。
それにしてもたった数日で没落貴族の男性役と母親役を演じ分けている璐美さんのバイタリティすげぇ。


「パ・ラパパンパン」11/4
松たか子さん、神木隆之介さん目当て。
まずポスターからして良作。コメディのすったもんだ感がすごく良かった。
場面転換が頻繁でスピード感もあった。登場人物が多いので把握が大変。
面白いもの楽しいもの素敵なものを盛り沢山に詰め込んだって感じの舞台。
松たか子さんの側転を見れたのは貴重。神木隆之介さんってこういうツッコミ役ハマるなぁ。


ミュージカル「マイ・フェア・レディ」11/21
神田沙也加さん目当て。
もうずっと楽しみにしてた。最高。流れは映画と同じだけど最高にチャーミングなイライザ。「だったらいいな」がまさに神田沙也加さんって感じ。チョコレート食べたりね(笑)
ずっと見ていたかった。


「rehearsal~冬の夜の夢~」12/5
沢海陽子さん目当て。
シェイクスピアのパロディ。人物相関図は意味不明だったけど不思議と引き込まれた。話の継ぎ目が自然で、でも我に返るとなんだったんだ?ってなる。それに小さい空間でよくここまで、という熱と迫力。カロリー高い。
沢海さんのお声を生で聞けたのが嬉しかった。良い夢でした。


音楽朗読劇READING HIGH「シェーヴルノート」12/25
沢城みゆきさん目当て。そこまでアニメ詳しくない私でも全員知ってる豪華キャスト。脚本は藤田文翁氏だしマスカラはウォータープルーフにした。
スモークがすごい。それから照明も。舞台装置思いっきり使ってて楽しかった。そしてやっぱり泣かされた。音楽もすごくてバンドメンバーでホルン、ギター、ベースを一人でやってたりオペラっぽく歌ってた人がフルート兼任してたりですごかった。沢城さんのお声はマジで一生聴いていたい。


ベスト3
1「ローズのジレンマ」
2「VOICARION 女王がいた客室」
3「マイ・フェア・レディ」

14回の観劇でした。いくらかかったのか考えるのはやめておこう。

映画編

★レンタル、配信
「ミツバチのささやき」
「ラ・ブーム」
「セリーヌとジュリーは舟でゆく」
「のぼる小寺さん」
「SCRAP HEAVEN」
「ANNA」
「ハナレイ・ベイ」
「転がるビー玉」
「オペラ座の怪人」
「ブックスマート」
「サマータイムマシン・ブルース」
「愛妻物語」
「樹海村」
「犬鳴村」
「ゾンビ津波」
「461個のおべんとう」
「あの頃」
「タイトル、拒絶」
「自殺サークル」
「さんかく窓の外側は夜」
「思い出のマーニー」
「マイ・フェア・レディ」
「ルパン三世 カリオストロの城」
「遠い空の向こうに」
「シティーコップ」
「8月のクリスマス」
「ぼくが処刑される未来」
「スクール・ウォーズ」
「ドラゴン・ヘッド」
「美少女戦士セーラームーンR」
「美少女戦士セーラームーンS」
「美少女戦士セーラームーンSS」
「カウボーイビバップ 天国への扉」

ベスト3
1「セリーヌとジュリーは舟でゆく」
 長い映画は好きじゃないけどこれは気に入った。遊び心があって雰囲気が好き。私はこういうのが映画って感じします。

2「ルパン三世 カリオストロの城」
 初めてちゃんとルパン三世を見たんだけどこの世界観というか何というか気に入らないわけなかった。他の作品もちゃんと見てみたい。

3「SCRAP HEAVEN」
 久々に見返したら前より良さが分かった。だって前見た時は中学生だったし。センスの塊。どことなくファイトクラブっぽいんだけどどうだろう。定期的に見返したい作品。


★劇場鑑賞
「ミッドナイト・スワン」
「竜とそばかすの姫」
「騙し絵の牙」
「ラストナイト・イン・ソーホー」
「フリー・ガイ」
「地獄の花園」
「SNS -少女たちの10日間-」
「街の上で」
「そして、バトンは渡された」
「美少女戦士セーラームーン Eternal 前編」
「美少女戦士セーラームーン Eternal 後編」
「あの子は貴族」
「砕け散るところを見せてあげる」
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
「名探偵コナン 緋色の弾丸」

ベスト3
※一位決めきれませんでした。
1「ミッドナイト・スワン」
 見るのは遅かったけど堪能しました。劇場で見てよかった。美しくて痛くて、こういう作品好きです。光の使い方がすごく綺麗だった印象。

1「ラストナイト・イン・ソーホー」
 とにかく映像がすごい。劇場でもっと見たいんだけど結構トラウマなのでレンタルを正座待機します。早送りできる環境でじっくり見たい。

2「地獄の花園」
 邦画でこんな面白い作品なかなかない!ってくらい散々笑った。こういう映画は定期的に出してほしいな。最高でした。

3「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
 これは満足感がすごい。ずっと待ってた。中学生の頃にエヴァを見てから10年近く経ったのか、と時の流れを感じつつ。個人的には推しのミサトさんが好きすぎて、前作までのミサトさんに寂しさを感じてたので今回は号泣でした。


アニメ、ドラマ編(レンタル、配信のみ)

「カウボーイビバップ」(アニメ) ★最高。全人類見てくれ。
「美少女戦士セーラームーン」
「美少女戦士セーラームーンR」
「美少女戦士セーラームーンS」
「美少女戦士セーラームーンSS」
「美少女戦士セーラームーン Crystal」
「映像研には手を出すな!」


「カウボーイビバップ」(実写ドラマ)
「シェイムレス 俺たちに恥はない」~シーズン5
「グレイズ・アナトミー」シーズン16
「クリミナルマインド」ファイナルシーズン
「ウォーキング・デッド」シーズン10
「クイーンズ・ギャンビット」
「ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー」
「ストレンジャー・シングス」
「セックス・エデュケーション」
「タイニー・プリティ・シングス」
「おカネの切れ目が恋の始まり」
「MIU404」
「天体観測」
「ヤンキー母校に帰る」

ドラマベスト3
1「ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー」
 ホーンティングはみんなに見てほしい。ヒルハウスも最高だったけどこの作品は終わり方がすごく良い。シーズン完結、えぐみが少ない純粋な心霊的ホラーとドラマ性で見やすいのもいい。

2「ストレンジャー・シングス」
 ようやく見たんだけどもっと早く見ればよかった。すごく面白い。スタンドバイミーをSF仕立てにしてみたって感じ(違うかも)。あのちょっとレトロな感じが大好きなのです。登場人物みんな好き。

3「シェイムレス 俺たちに恥はない」
 スラム街のフルハウス。貧困の根深さ。しぶとく恥知らずに生きるギャラガー家が最高。最後まで見たいなー。ネトフリさんお願いします。


展覧会

展覧会は「マン・レイと女性たち」展、「庵野秀明展」に行きました。
マン・レイは大学の課題で映画詩のレポートを書いて印象に残ってたんだけど個人的には写真作品が好き。芸術にも写真にも詳しくないけど印象的な作品ばかりでした。もっと詳しければ良さが分かるのにな。技法なんかが書いてあるパネルや説明文が今一つ理解できなかったのが残念です。印象に残ったのはココ・シャネルの写真、「涙」、「アングルのヴァイオリン」。

「庵野秀明展」はとにかく展示物も人も多くて大変だった記憶が。初期の短編アニメの展示やセーラームーンの絵コンテ見れたのが個人的に嬉しかった。というかほとんどセーラームーンの絵コンテが目的。ウラヌス、ネプチューンの変身シーンが本当に大好きなので。印象に残ったのは最初の方に展示してあった中学生の頃に描いた絵が既に才能の塊だったこと。それから同じく学生の頃に製作した特撮が工夫を凝らしていて既に作品作りに試行錯誤していたのが分かったこと。一つ一つじっくり見るのは難しかったけれど才能を磨いていった過程が良く分かる展示でした。


2022年の目標は貯蓄なので特に舞台は厳選して、とりあえずS席をポチる前によく考えようと思います。それから映画館であれこれ食べ物を買って豪遊するのはやめ、減量に励みます。
以上、2021年振り返りと今年の抱負でした!

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