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ことのは

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母国語、継承語、外国語学習、多言語生活、多言語子育て。生活言語は日仏英語。オランダ語初心者。
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2021年1月の記事一覧

好きなことば 12 その2

記憶の何処かに残り、色々な場面で思い出す言葉。 日々の悲喜こもごも。 突然の好機。 迷う時。 想定外のチャレンジ、難題やハプニング。 自然災害、パンデミックなどの避けられない出来事。 希望と新たな視点、気付きになる言葉。 時には諦める、時には継続する勇気と元気を与えてくれる言葉の備忘録です。 □ 善は急げ Strike while the iron is hot. There is no time like the present. □ 諸行無情 All

小さな人々の今ここにある姿

子どもの文字は、小人とも書きます。子ども達の体の大きさは小さいですが、限りないポテンシャルを持つ、大きな存在です。 幼児や子ども達は、寛大な心、無限の深い愛情と、瞬間の喜び悲しみ等の感情を、絶えず周囲の仲間や大人に伝え、発信し、共有しています。 いつ何処でも、あるがままの自然な姿、行動、感情表現に驚き感心します。 成長すると共に、残念ながら、忘れてしまう感覚、直感や気づき。それらを、子ども達は、あるがままに全身とハートで表していて、同時に、大人達にとって先生であり、お手

心 マインド ハート 東洋と西洋 | マインド=ハート vol 1 Heartful & Health

日本語の「心」という文字は、人の精神、知性としての「心」の意味合いと同時に、 心臓、気持ち、心情としての「心」の両方を表現している文字です。 数々の東洋の言語でも同様のケースが多いそうです。 その一方で、西洋の言語では、「心、精神、知性」 と「心臓」、「気持ち、心情」は別々の言葉に分けて表されています。 それは、西洋の文化、宗教、歴史の中で「精神、知性」と「心臓」「気持ち、心情」を別個の物、という概念で捉えてきた歴史背景が関連しているのだと思います。 現在でも、西洋

好きなことば 10 その1。

10代から強く印象に残り、色々な場面で思い出す言葉。 10代~20代の頃に、映画を観て知り、記憶に残る言葉。 色々な所で使われていて繰り返し出会う言葉。 2020年に出会い、印象に残り励まされた言葉の備忘録です。 □ 光陰矢の如し Time flies like an arrow. Time and tide wait for no man. Life is short. □ 一期一会 Once in a lifetime chance. □ 笑う門には福

リモートおしゃべり 助け合い 癒し Talking & Health

リモートで、気の向くままに喋る自由時間、それが、自粛中の癒しの一つだと思います。 嬉しいことも、失敗談も、共有できる仲間のサポートに、コロナ自粛期間は大変助けられました。 いつでも、良いこと、悪いこと何でも話せる、良い時も悪い時も、味方でいてくれる仲間は貴重な宝物です。 迷ったり、漠然しているアイディアも、聞いてもらい、アドバイスや応援をしてもらうと、心強く思います。そして、取り敢えずやってみようと、前に進めます。 親子の間でも、一人で解決できない疑問や問題があるとき

ことばで海外生活を楽しく快適に

どの国でもコミュニケーションの「基本マナー」は共通だと思います。 目を見て挨拶をする。 言葉で感謝を伝える。 言葉で謝罪を伝える。 立場関係なく平等に誠実さと敬意を表す。 これらを海外生活、旅先での「基本マナー」とし心掛けて過ごしています。お国柄、 地域柄、言語グループにより多様な慣習、礼儀作法がありますが、挨拶、感謝の言葉と気持ちは共通だと感じています。 我が子にも、挨拶、お礼、謝罪を伝える事は最も大切なコミュニケーションだと繰り返し話しています。 挨拶と感謝

リモートのメール文章 心が通じる伝え方

先日リモートワーク中に、Maybe という表現を使い方いすぎて誤解が生じてしまいました。 英文でメールのやり取りをしていた方と、誤解が生じ、「残念ですが予定していた一件を辞退します」とメール返答を頂きました。 確認を省いて急いで返答した私のメール文が伝わりにくかったのだと思います。 Yesと肯定して書くか、Maybe と前向き肯定のつもりで書くか。そして受信側の理解の仕方、印象の持ち方等。 電話や対面での会話と違い、メール文章の意味の微妙な差異は難しいです。 今はコ

言語スイッチ | 母国語 継承語 外国語

親子で母国語が違うため、お互いの表現力と理解力に差異が生じてきます。 仏語 = 現地語 = 子の母国語 & 親の第二外国語。 日本語 = 子にとって親からの継承語 & 親の母国語。 英語 = 子の第二外国語 初心者 & 親の第一外国語 バイリンガル そら耳や駄洒落のような言い間違い、聞き間違いは日常茶飯事です。私達の日常会話は笑いと聞き返しの連続、繰り返し再生です。 なので、正確に理解して欲しい時は念のため日本語と仏語で二回伝えています。 子は多言語に慣れていて、

ことばと成長 ヨーロッパの多言語 生活

我が子は、欧州で生まれ育ちです。 家では日本語、フランス語を話します。 日本への里帰り休暇中と、普段の親戚とのライントークは日本語を使用。 現地校では仏語で授業を受け、小3からオランダ語が必修。中高では蘭語&ラテン語が必修。 英語、ドイツ語は中高の学年で選択可能。 学校では遊びを通じアラビア語の単語や、各種言語のスラングも覚えてきます。 学校で4年間学んできた蘭語には興味が低く、現地生活では全く使ってない様子です。 その反面、インターネットや映画作品で見聞きして