見出し画像

やりたいことと向いていることーハローワークでの職業適性検査(GATB)を受検する 後編

はじめに

以下記事の続きです。

ハローワークにてGATBを受験しました。やりたいことの前に、自分が向いていることや得意なことを知りたい、というお話でした。

ハローワークでの受検

ハローワークにてGATBを受検してまいりました。同室者が3人おり、試験時間は1時間半ほど。職員の方の案内に従い問題を進めます。

これから受検する方のために詳細は記載しませんが、「丸の中に点を打ちましょう」のような作業する問題、計算問題、図形の問題など様々でした。基本的には時間以内には終わらない量です。

事前に案内されていた通り、器具を使った課題もあります。時間以内に何個部品を組み立てられるか、みたいなイメージです。手がかじかんでいたらできなさそうです。

1週間ほどして連絡があり、ハローワークに再度結果を聞きに伺いました。

受検結果

結果は以下の通りでした。差し支えあるかなとも思いましたが、分かりやすいので一旦そのまま載せてみます。

頂いた資料には以下のグラフだけでなく、各問題の点数や適性のある職業群も記載されていました。

評価の項目は以下の通り。

・知的能力:理解力、推理判断力など
・言語能力:言語的な理解・表現力
・数理能力:数的な処理能力など
・書記的知覚:文字や記号等の比較弁別力
・空間判断力:立体的・構造的な理解力
・形態知覚:形や図形の比較弁別力
・運動共応:目と手の共応・迅速な動作
・指先の器用さ:指先の巧緻性
・手腕の器用さ:腕や手首を使い物を扱う

各項目100が平均らしく、自分の場合結果にばらつきがあることが分かります。

特に点が高いのは言語能力、書記的知覚。確かにもともと文系科目が得意で、数字や立体よりは言葉を扱う方が好きでした。反対に苦手なのは運動共応、指先の器用さ。分かっていましたが、私はやっぱり不器用だったんです………!

フィードバックを受ける

上記結果を見ながら、ハローワークの職員の方と色々とお話しをしました。印象的な話もいくつかありました。

一つは、新しい環境に慣れるのに時間がかかるタイプでは?ということ。特に試験の初めの方の項目の点が低く、戸惑いがあったのではということです。確かに緊張感が高かったり周りの目を気にしたりするタイプと自覚しています。

二つ目は、苦手意識のある数理能力・空間判断力が決して平均より低いわけではないこと。厳密に言うと図形問題や計算力は平均より低いのですが、文章計算問題や立体の問題で取り返しているようです。

三つ目は、全体を通してミスが少ないということです。一つ一つ丁寧に取り組めるけれども、悪く言えば完璧主義で勢いに欠けるということです。確かに問題を解く時「間違えてはいけない」という認識が前提にありました。「別に間違えてもいい」という気持ちでやったほうが、何事もうまくいきそうなものですよね…

そして今後について

フィードバックを受けつつ、今後の求職活動についても話をしました。

手先を使う仕事は別として、職業や職種を選ぶ上で特に不向きなものはないのでは、ということです。ただ何か追い立てられる仕事というよりは、ある程度丁寧にじっくり関わることができる方が合っているのでは、とのことです。

精神科病院での精神保健福祉士としての仕事についても、言葉のコミュニケーションが必要な仕事であり適性は高かっただろうとのことです。確かに仕事内容がしんどかったというより、人手不足や上司のありようで退職を決めたと言えます。

結論としては「せっかくの機会なので、福祉以外の仕事も色々見てみましょう」「比較検討して、納得できる道を探しましょう」と優しい言葉を頂きました。

おわりに

自身の得意不得意を可視化して、それを元に今後についてゆっくり考える。恵まれた機会だなあと思います。

ちなみに上記検査に加え、ハローワークにあるパソコンにて「職業適性診断」「職業興味評価」なんかも受検してみました。

それはそれで面白かったので、共有してみようと思います。読んで下さりありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?