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Gリーグをはじめます
6年半くらい前、独立して間もない弁護士のぼくは30代半ばで今より血気盛んだった。
その頃顧問先の関係から勧誘されて麻雀プロになったのでこの世界について色々と調べ、やはりスポンサーがいないとどうしようもないじゃんという考えに至り自分なりにできることはしようと行動に移した。
https://ameblo.jp/gamblelaw/entry-12112183149.html
かなり前に書いたお熱高め
麻雀プロ三ヶ島幸助冤罪事件④
三ヶ島幸助は、駐ベネズエラ日本大使館の顧問弁護士ワシントンと第2回の公聴会に備え、接見を重ねていた。
ある日ワシントンは三ヶ島に、警察に何かされなかったと聞いてきた。
三ヶ島は空港で200ドルを騙し取られた話を切々と訴えた。
弁護士らによると、悪い警察官は法律をろくに知らずとにかく何でも捕まえる、それで賄賂を要求する、空港で長年コーヒーを売っていたおじさんがある日突然逮捕されて保釈金を払えと言われ
麻雀プロ三ヶ島幸助冤罪事件③
三ヶ島幸助は1971年4月生まれ、現在49歳。ベネズエラで逮捕されたときは47歳だった。
三ヶ島が競技麻雀のプロになったのは1994年、23歳のときだ。当初は101競技連盟(以下「101」という)に所属していた。
プロになってから3年目、26歳のときに101での大きなタイトルである八翔位を獲得している。デビュー間もない若者による戴冠は、当時の麻雀界で話題になった。
三ヶ島は2003年に101を退会
麻雀プロ三ヶ島幸助冤罪事件②
200ドルを渡せば釈放してやるという警察官の言は嘘であった。
警察署に連れて行かれた三ヶ島幸助はそのまま留置場に入れられた。そこは12坪ほどの広さで、三ヶ島含め12~13人が留置されていた。留置者は入れ代わりも激しく多いときでは20人程度がこの部屋に詰め込まれていた。
衛生環境はひどいもので、トイレの便座は壊れており、手洗い場ではお湯が出ない。水はかろうじて出たが、よく止まっていた。風呂に入ること
麻雀プロ三ヶ島幸助冤罪事件①
「あなたの行為が法律に違反しないことは明白だ。9割は無罪になるだろう。だが残りの10%は分からない。なぜなら、ここはベネズエラだからだ」
公聴会を控えた薄暗い接見室で、在ベネズエラ日本国大使館の顧問弁護士であるワシントン(仮名)は言った。
「先生、分かりました。でも、もし自分が有罪になってしまったら、僕は暴れて警察官に手を出すかもしれません。チョークスリーパーで絞め落とそうとするかもしれない。そう